アンは翌朝、早く起き、日の出を迎えた。 日の光を全身に浴びた グリーンゲイブルスの家に、 ポプラと柳が踊る影を投げていた。 小径の向こうには、 黄金色に色付き始めたハリソン氏の麦畑が 波打つ海の如く広がっていた。 あまりの美しさに、アンは10分間ほど、 庭木戸の所で、うっとり眺めていた。 【「アンの青春」 第20章】 |
【午前6時の空】
これまでの暑さが嘘のような秋らしい天気になりました。
空気はカラッとして爽やかです。
おまけに数日前からは、甘い金木犀の香りも漂い始めています。
極めつけは今朝の空。これも秋らしい鱗雲(うろこぐも)です。
「夕空晴れて秋風吹き・・・」
思わず口ずさんでいましたっけ。
実際には朝の空ですが、そんな事に構ってなどいません。
とは言え、秋はやはり夕空の方が、しっくり来ますね。
【相変わらず真紅の薔薇も】
さて、今日も薔薇の話題を。
今、秋薔薇が満開です。
先日の真紅の薔薇に続き、
ピンクの薔薇がお目見え。
色は濃い目のピンク。
一口にピンクと言っても
実に様々な色がありますね。
又、太陽光線の加減に
よって色合いしかり。
いみじくも今日などは、
ピンクと薔薇色、2種類の
薔薇が咲いたかのよう。
その上、全く違った
表情さえ見せてくれます。
ところで例年、真っ先に
顔を見せてくれる白薔薇。
今年はどうしたのかと
思っていましたら・・。
以前にも記した事がありますが、
何とこの薔薇、上に、上に伸びてしまって。
上に伸びる、紅葉や夕顔と同化? したのかも知れません。
夕顔の陰に隠れて人知れず咲いて散っていました。
本当に、うっかりしていました。
薔薇には申し訳ない事をしてしまいましたね。