【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

琥珀色の心地良さ

2016-02-06 17:31:51 | リラのお気楽ユメ日記













アンはトルコ人のように
炉端の敷物の上で丸くなり、
燃え盛る炎を見ていた。
かえでまきからは何百年も蓄えられた日光が、
輝き出ているかのようだった。
読んでいた本は床に滑り落ち、
半ば開いた唇に微笑を浮かべながら
アンは夢見ていた。                 
                 【「赤毛のアン」 第30章】







   冬日和が続きます。
  お天気が良いと、日溜りはぽかぽかで気分はすっかり春。
  家の中にいると、寒さを忘れます。

   しかしながら日が傾くと、冬に逆戻り。
  こんな時です、暦の上だけの “名のみの春”
  という事を思い知らされるのは・・。





   そうなると私は、
  いそいそとアンの部屋へ。

   そこには薪がパチパチと
  爆(は)ぜている暖炉が
  あり、居心地の良い空間が
  広がっています。

   アン ではないけれど、
  その心地良さに思わず、
  うとうとしてしまいそう。
  ~なんて。

   兎にも角にも
  「想像の余地」 満載の
  部屋になっています。

   今日のような冬の日は、
  椅子に座らないで床に
  直接座る事にしましょう。

   でもこれって、
  「赤毛のアン」 に描かれて
  いる挿絵に、そっくりですね。

   大好きなバロック音楽を流しながら、ゆっくり雑誌でも。
  今日は、バッハの「コーヒーカンタータ」 を。

   ところで以前、ベートーヴェンが大の珈琲好きと
  記しましたが、バッハも同様のようですね。

   「ああ、珈琲って何て美味しいのでしょう。
  千のキスより素晴らしく、マスカットワインより甘いわ」
  ~珈琲を巡る父娘の会話がユーモラスに歌われています。

   尤も、今日の飲み物は珈琲ではなく久し振りに、
  マリラ? の生姜湯。至福のひと時です。


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