不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

歌舞く、ナナさん

2007-02-14 21:50:55 | 演劇
1990年初演のミュージカル”阿国OKUNI”。もう、そんなに経つんですね~。何度も劇場を変えて上演され続けてきた、名作です。ちなみに再演は、92年、93年、95年、03年。今年も再演されます。劇場は、新橋演舞場。久々に見に行くことにしました。

ミュージカル”阿国OKUNI”は、ご存知のように“出雲の阿国”と呼ばれた女性のこと。1603年(慶長8年)京都の四条河原で“歌舞伎踊り”を演じ、歌舞伎のルーツと言われています。芝居の中でも『歌舞く』という言葉が出てきますね。現在の四条河原には、南座があります。

当時の“歌舞伎踊り”とは、かなり派手な衣装や鳴り物と呼ばれる楽器を使った、“風流踊り” “ややこ踊り” “念仏踊り”などを言うそうです。おもしろいのは、踊りの元祖は神様たち天上の国、高天原(たかまがはら)を舞台にした天照大神の物語に登場する、天宇受女命(あめのうずめのみこと)でした。

歌舞伎というと男性だけが演じる演劇と思ってしまいますが、元祖は女性だったんですね!そしてこのミュージカル“阿国OKUNI”で主役を演じるのは、木の実ナナさん。まさにはまり役!他の人は考えられません。綺麗でパワフルで!

時代は徳川時代になったばかりの頃。京の四条河原では、各地からやって来た芸人たちで大賑わい。そこへ巫女の姿をした女性“出雲の阿国”が、やって来ます。の大将・三郎左(上條恒彦)や戦国時代に未練を持つ“かぶき者”と呼ばれた男たちも絡んできます。

彼らの中心人物が、猪熊少将(池畑慎之介)。めぐり合った阿国と少将は一目で恋に落ちます。しかし、時代は2人にとって決して思い通りには行かず、やがて大事件に巻き込まれていくのでした…。

魅力的な共演者は、若松武史(相変わらずお美しい…)、鷲尾真知子、深沢敦、中嶋しゅう、石井愃一、市川勇、花王おさむ、高橋耕次郎(敬称略)ら。音楽担当の上々颭風も。ワクワクしてきました。楽しみ~♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする