だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

北斎を見る!

2007-11-16 21:34:05 | 展覧会
浮世絵の展覧会に関心があるのですが、数ある展覧会をこなそうと思うと結構大変。すると、どうしても洋画の方を優先してしまい、浮世絵の方を見逃しがち。でも、この展覧会は絶対!行こうと思っています。

江戸東京博物館で開催の、「北斎 ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」です。ところで北斎って、どんな人?本名、葛飾北斎。宝暦10年9月23日?(1760年10月31日説あり)生まれ、嘉永2年4月18日(1849年5月10日)没。その生涯で、3万点以上の作品を発表。版画、肉筆画、北斎漫画と呼ばれる絵本や挿絵を描きました。

本名・葛飾北斎と書きましたが、実は彼、30回も名前を“改号”。またものすごい引っ越し魔で、93回も転居しています。有名な逸話に、1日に3回引っ越したというものがあるんですが、ホントかしら?とにかく天才と変人は、紙一重ですね。享年90歳。お見事。

北斎の代表作品に、“富獄三十六景”があります。富士山を中心にした風景画のシリーズで、主板36枚と追加10枚の計46枚からなっています。『凱風快晴』(赤富士)や『神奈川沖浪裏』(波間富士)が、特に有名ですね。今回の展覧会では、この2点も展示されます。わくわく!

他にも、オランダ国立民族学博物館蔵の『端午節句』 『節季の商家』、フランス国立図書館蔵の『日本橋辺風俗』 『提灯張り』 『神楽巫女』など。それから、江戸東京博物館蔵の『赤富士』と『波間富士』は、期間中前期のみの展示。後期は、山口県立萩美術館・浦上記念館所蔵の作品になるので、要注意。2度行く?

北斎作品は、ゴッホやルノワールなどの画家にも強い影響を与え、オランダやフランスに多く収蔵されています。今回は40点が、初の里帰り。映画では、新藤兼人監督、緒方拳主演の「北斎漫画」(81)なんてのがありましたが、未見。日本を代表する北斎の作品を見るチャンス。ぜひぜひ、出かけましょう。
コメント (2)
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