赤い靴履いて、劇場へ

なぜか、靴の映画ってありますよね。古くは、マイケル・パウエル＆エメリック・プレスバーガー監督、モイラ・シアラー主演のバレエ映画「赤い靴」（４８）。

カーティス・ハンソン監督、キャメロン・ディアスとトニ・コレット主演「イン・ハー・シューズ」（０５）。ジュリアン・ジャロルド監督「キンキーブーツ」（０５）。

他にもファッションに関する映画に登場。「プラダを着た悪魔」（０６）とか、「セックス・アンド・ザ・シティ」（０８）とか、「お買いもの中毒な私！」（０９）とか。

かつて「シェルブールの雨傘」（６３）や「ロシュフォールの恋人たち」（６６）などのミュージカルを監督した、ジャック・ドゥミのカラフルな作品を思い出します。

ポール・カロリ＆コスティア・テスチュ監督、長編デビュー作「ジュリーと恋と靴工場」（１６）も、タイトル通りの映画。フランス製ミュージカル映画です。

田舎町に住むジュリー（ポーリーヌ・エチエンヌ）は、２５歳。就職難の中、なんとか高級靴メーカーの工場で試験採用になります。ところがその工場は…

近代化の影響で閉鎖される可能性が。そこでリストラを恐れた靴職人の女性たちは、抗議のためパリの本社に乗り込むのでした。騒動に巻き込まれ…

危うくクビになりかけたジュリーと靴職人たちは、“戦う女”と名付けられた赤い靴を復活させ、危機を乗り切ろうとします。果たして、彼女たちの未来は？

靴工場閉鎖の危機は？ジュリーの恋のお相手サミー役にオリヴィエ・シャントロー。本作でも赤い靴が頑張るわけですが、イギリス映画「赤い靴」の…

トゥシューズも赤、「キンキーブーツ」の革のロングブーツも真っ赤で、トレードマークに。やっぱり赤い靴は勝負の靴ですよね。本作も楽しみ。