だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

韓国系アメリカ人の決意

2022-01-18 16:02:03 | 映画
ホン・カウ監督「MONSOON/モンスーン」(20)で、主人公のキット(ヘンリー・ゴールディング)はベトナムのサイゴン出身。

6歳の時、ベトナム戦争の混乱を逃れるため両親とイギリスに渡った、所謂ボートピープル。両親の遺灰埋葬のため、30年ぶりに帰郷します。

戦争を知らない彼はすっかり現代のイギリス人。ベトナム語も話せないし、少ない記憶とあまりに違うホーチミンの変貌に戸惑います。

「トワイライト」(08、09、10)3部作に出演のジャスティン・チョン脚本、監督「ブルー・バイユー」(21)でも自身のルーツに苦しみます。

韓国で生まれ、3歳の時に養子としてアメリカに連れてこられたアントニオ(ジャスティン・チョン)。以来、ルイジアナ州のバイユー地帯で…

暮らして来た彼は、シングルマザーのキャシー(アリシア・ヴィキャンデル)と結婚し、娘のジェシー(シドニー・コワルスケ)と3人、貧しいながらも…

幸せに暮らしていました。ある日、些細なことで警官とトラブルを起こし逮捕されたアントニオは、30年以上前の養父母による書類の不備が発覚。

移民局へと連行され、国外追放命令が。下手をすれば強制送還、2度とアメリカに戻って来れなくなります。アントニオとキャシーは…

裁判を起こして異議申し立てをしようとするのですが、それには5千ドルの高額な費用が必要。果たして、アントニオの決心とは?

第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門(21年7月開催)に正式出品。バイユーは、細くゆっくりと流れる小川を意味するそうです。
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