だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

タイトルは「定理」の意

2022-01-20 17:58:35 | 映画
イタリアの巨匠ピエル・パオロ・パゾリーニの名前、もちろん知っています。有名な作品のタイトルも、もちろんいくつか知っています。

でも作品は見たことがありませんでした。監督作には「華やかな魔女たち」(66)、「アポロンの地獄」(67)、「テオレマ」(68)、

「王女メディア」(69)、「デカメロン」(70)、「カンタベリー物語」(71)、「アラビアンナイト」(74)、「ソドムの市」(75)など。

なんだか難しそうな気がして、未見でした。ところで今回、ピエル・パオロ・パゾリーニ生誕100年記念で2作品が4Kスキャン版として…

公開されることに。まず「テオレマ」(68)から。ミラノ郊外の大邸宅に住む裕福な一家。工場経営者のパオロ(マッシモ・ジロッティ)、

美しい妻ルチア(シルヴァーナ・マンガーノ)、娘のオデッタ(アンヌ・ヴィアゼムスキー)、息子の ピエトロ(アレドレ・ホセ・クルス)は…

家政婦のエミリア(ラウラ・ベッティ)と平穏な日々を送っていました。ある日、見知らぬ青年(テレンス・スタンプ)が現れ、なぜか同居を始めます。

家族全員は青年の謎めいた魅力の虜に…。そして青年が去り、奇妙な行動を取り始めた家庭は崩壊していきます。果たして、何が?

作品を調べていく時、監督の衝撃的な死を知りました。1922年3月5日イタリアのボローニャ出身のパゾリーニは、遺作となった…

「ソドムの市」撮影後の1975年11月2日、ローマ郊外のオスティア海岸で他殺体となって発見。53歳。真相は今も謎だとか。知りませんでした。
コメント
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