だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

今も続くドンバスのこと

2022-04-28 21:16:48 | 映画
1~2か月前のこと。この映画が公開されることを知りましたが、今そこで起きていることを毎日TVで見ているのでホント?と思いました。

それこそがこの映画が公開される意義なのです。それがウクライナのセルゲイ・ロズニツァ脚本、監督「ドンバス」(18)なんです。

ドキュメンタリー監督として活躍し、日本でも公開された作品には、マイブログで昨年2月に紹介した「群衆」3選があります。

ホロコーストの現場となった元強制収容所を観光するツーリズムを題材にした「アウステルリッツ」(16)、スターリンによって行われた…

約90年前の裁判の記録映像「粛清裁判」(18)、ソ連の独裁者スターリンの国葬を記録した「国葬」(19)の3作。未ソフト化です。

劇映画も何本かありますが、未公開でした。急遽2週間限定公開が決まった「ドンバス」は、ドキュメンタリーではなく、ドラマなのです。

背景となるのは、2014年からウクライナ東部ドンバス地方で起こっている『分離派』(ロシアの支援を受けているとされる勢力)と…

ウクライナ軍の軍事衝突。ノボロシア(親ロシア派の住民が多いウクライナ東部の地域)の政治や社会を、風刺を交え描いているそう。

さらにロシアとウクライナをめぐる歴史的なしがらみ、無法地帯で横行するフェイクニュース、暴力、公の権力による汚職などを…

まるでドキュメンタリー映画のように映し出します。2018年の第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞を受賞。見たいです。
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