だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ハロウィンの翌日、エストニアの11月

2022-09-23 17:40:36 | 映画
ソビエト連邦崩壊(1988~1991年)に伴い、独立した国は結構あるんですが、中でもバルト3国は有名。リトアニア、ラトビア、エストニア共和国。

内、エストニアの首都はタリン。エストニアには元旦の他、2月24日の独立記念日、復活祭、5月1日のメーデー、6月23日の戦勝記念日、

12月25日前後のクリスマスなどの祝祭日があります。そして問題は6月24日。この日、夏至祭及び聖ヨハネ祭が行われる日なんです。

マイ・トラウマ映画、アリ・アスター監督「ミッド・サマー」(19)の舞台は、スウェーデンのホルガという村。ここで行われるのが夏至祭でした。

いや~、北欧の地なので同じお祭りです。予告編を見て、トラウマ再びの映画の予感。それがライナル・サルネット監督「ノベンバー」(17)。

原作は1970年タリン出身のアンドルス・キヴィラフク、04年発表のベストセラー小説。脚本は1969年タリン出身の監督自身。

11月1日は諸聖人の日(万霊節)、先祖を追悼する(死者の日)です。死者たちが家族を訪ね、一緒に食事を取りサウナに入るんだとか。

エストニアの村人たちは<使い魔クラット>を使い、隣人から物を盗み、必死に生きていました。ハンス(ヨルゲン・リーク)に思いを寄せる…

リーナ(レア・レスト)でしたが、父親は農夫エンデルに嫁がせると勝手に約束していました。一方、ハンスはドイツの男爵の娘に一目惚れ。

死者の日、異教の民話、キリスト教神話、精霊、使い魔、森の十字路、悪魔との契約…妖しい。ハロウィンの翌日、11月のお話です。
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