だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

現代中国と一人っ子政策

2022-09-25 21:56:23 | 映画
中国の女性監督イン・ルオシン。初めまして。1986年安徽省出身の監督は、『再見、少年』(20未)で長編監督デビューし、本作が2作目。

それが「シスター 夏のわかれ道」(21)です。看護師として働くアン・ラン(チャン・ツィフォン)は、医者になるため…

北京の大学院進学を目指していました。ある日、長らく疎遠だった両親が交通事故で亡くなります。呆然とするアン・ランの前に、会ったことのない…

6歳の弟ズーハン(ダレン・キム)が突然現れます。望まれなかった娘として、早くから親元を離れ自立して来たアン・ランと…

待望の長男として愛情を受けて育って来たズーハン。親戚から弟の養育を押し付けられたアン・ランは、仕方なくズーハンの面倒をみることに。

しかし、アン・ランは弟を養子に出すと宣言。養子先が見つかるまで仕方なく面倒をみることになるのですが、両親の死すら理解できず…

ワガママばかりのズーハンに振り回されっぱなし。果たして?突然、幼い子の面倒を見るとになるというパターンは、他にもよく見かけるテーマ。

しかし中国では事情が違います。映画の背景には、1979年から2014年まで実施された一人っ子政策や、中国の家父長制があります。

チャン・ツィフォンは、『再見、少年』にも出演。共演は「共謀家族」(18)のシャオ・ヤン、ジェット・リー主演「海洋天堂」(19)の…

ジュー・ユエンユエン。アメリカ生まれのダレン・キムは本作がデビュー作ですが、大きな瞳が印象的な注目の子役とか。現代中国をぜひ。
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