だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

逃げる、ひたすら逃げる!

2011-06-24 22:11:22 | 映画
ミュージシャンで画家、俳優で映画監督でもあるヴィンセント・ギャロ。彼がはじめて監督、脚本、音楽、出演した「バッファロー'66」(98)。見ましたね~渋谷パルコパート3 8階にあるシネクイントで。

余談ですが、ここはかつて“SPACE PART3”でした。映画、演劇、コンサートなどの多目的ホールで、私も芝居を見ました。それを映画専門館にリニューアル、99年7月オープニングを飾ったのが「バッファロー'66」でした。

ミニシアター観客動員数歴代2位に輝く、超ロングランヒット作品。ギャロは、1962年4月11日ニューヨーク州バッファロー出身で、今年49歳。自分の出身地を舞台にした思い入れたっぷりな作品です。

5年ぶりに刑務所から釈放された主人公ビリー。彼は両親(父:ベン・ギャザラ、母:アンジェリカ・ヒューストン)にも、刑務所にいたとは言えずウソをつき、さらに妻を連れて帰ると言ってしまいます。

そこで通りすがりの少女レイラを拉致。それが当時17、8歳のクリスティナ・リッチでした。まだプクプクの女の子。他にもロザンナ・アークエット、ミッキー・ローク、ジャン=マイケル・ヴィンセントが共演。

そんなギャロは未公開作が続きましたが、久々に主演作が公開。監督、製作、脚本は、ポーランド・ワルシャワ出身の「アンナと過ごした4日間」(08)のイエジー・スコリモフスキ。

というか、「ホワイトナイツ/白夜」(85)のロシア側の役人を演じてた人!「マーズ・アタック!」(96)や「イースタン・プロミス」(07)などにも出演している俳優でもあります。長くなりましたが、それが…

エッセンシャル・キリング」(10)です。アフガニスタン、上空には米軍のヘリコプター、地上にはアメリカ兵が偵察活動を行っています。そこへアラブ人兵士のムハンマド(ギャロ)が、バズーカで米兵を攻撃。

ヘリに追われたムハンマドは、やがて捕虜となって収容所に。しかし移送の途中、事故に遭い脱走するのです。この作品のすごいところは、セリフをいっさい排除し、83分間ひたすら逃げるというもの。

第67回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞と、最優秀男優賞を受賞したヴィンセント・ギャロ。イスラエル、ポーランド、ノルウェー3か国をロケ。もともと筋肉質のギャロの顔と肉体に注目です。

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