期間限定のラブストーリー

エリック・トレダノ＆オリヴィエ・ナカシュ監督、フランソワ・クリュゼ＆オマール・シー主演のフランス映画「最強のふたり」（１１）は、世界中で大ヒットしました。

日本で公開されたフランス語映画の中で、歴代１位のヒット作となったのがその証拠。パリに住む大富豪の中年男が、頸椎損傷で体が不自由に。

介護人として雇われたのがスラム出身の黒人青年で、２人はお互いの違いを越えて友情を築きます。ジョージ・Ｃ・ウルフ監督「サヨナラの代わりに」（１４）は…

ＡＬＳ：筋萎縮性側索硬化症を発症した女性と、介助人として雇われた自由奔放な女子大生を描いていました。ヒラリー・スワンクとエミー・ロッサム主演。

色んなパターンがあるけど、テア・シャーロック監督「世界一キライなあなたに」（１６）は、ロマンチックなラブストーリー。原作は、イギリス人作家…

ジョジョ・モイーズのベストセラー『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』。イギリスの田舎町で、ルーことルイーザ・クラーク（エミリア・クラーク）は…

おしゃれが大好きな２６歳。働いていたカフェが閉店になり失業し、バイク事故で車椅子生活になってしまった青年実業家ウィル・トレイナー（サム・クラフリン）の…

介護役兼話し相手の仕事に就きます。期間は６か月間。もともと、快活でスポーツ好きな青年だったウィルは、今は生きる希望を失っていました。

最初はルーに対し冷たい態度を取るウィルでしたが、彼女の明るさに徐々に心を開いていきます。やがて２人は心を通わせ、互いが最愛の存在に。

そんなある日、ルーはウィルの秘密を知ってしまうのです。果たして、それは？予告編を見ると、「最強のふたり」＋「サヨナラの代わりに」ですね。

ハロウィンの夜は注意して。

１年に３～４本の公開作品がある、みんながよく知るハリウッドスター。最近、よく見るなぁ～。それが、今年５２歳のニコラス・ケイジ。今年公開された作品は…

デヴィッド・ゴードン・グリーン監督「グランド・ジョー」（１３）、アレックス・ブリューワー監督「ダーティー・コップ」（１６）。そして、もうすぐ公開されるのが、ドイツ出身の…

ウーリー・エデル監督「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」です。「ブルックリン最終出口」（８９）でデビューし、ＴＶシリーズ「ホミサイド／殺人捜査課」も監督。

ＴＶＭなどの監督もしていますが、ホラーやサスペンス、スリラーがお好き。「ペイ・ザ・ゴースト」も、ハロウィンが舞台ですもん。公開日もそれに合わせています。

ニューヨークの大学教授マイク・ローフォード（ニコラス・ケイジ）は、７歳の息子チャーリー（ジャック・フルトン）にせがまれ、ハロウィンの祭り見物に出掛けます。

ところがチャーリーは、『霊（ゴースト）に償ってくれる？』と謎めいた言葉を残し、突然姿を消してしまいます。１年後、必死に手がかりを探し続けるマイク。

彼は毎年、ハロウィンに子どもが行方不明になる事件が相次いでいることに気付くきます。疎遠だった妻クリステン（サラ・ウェイン・キャリーズ）と再会し…

共に息子の捜索を続けます。やがて次のハロウィンが近づく中、マイクの周辺で次々と怪異な現象が起こり始めるのでした。果たして、チャーリーは？

サラ・ウェイン・キャリーズは、ホノルル出身でＴＶシリーズ「プリズン・ブレイク」（０５～０９）でサラ・タンクレディを演じてた人。スティーヴン・クエイル監督…

「ントゥ・ザ・ストーム」（１４）にも出演。ハロウィンには悪魔や悪霊、魔女、吸血鬼、コウモリ、黒猫、クモなどが付き物。怖いけど、楽しい？見ましょ。

ジョン・ル・カレ、スパイ映画最新作

イギリス出身でスパイ小説で知られている、ジョン・ル・カレ。１９３１年生まれの現在８４歳。彼の名前を聞いただけで、映画ファンはわくわくします。

数々の映画化作品は、すべて期待を裏切りません。マーティン・リット監督「寒い国から帰ったスパイ」（６５）、フランク・ピアソン監督「鏡の国の戦争」（６８）

ジョージ・ロイ・ヒル監督「リトル・ドラマー・ガール」（８４）、フレッド・スケピシ監督「ロシア・ハウス」（９０）、ジョン・ブアマン監督「テイラー・オブ・パナマ」（０１）

フェルナンド・メイレレス監督「ナイロビの蜂」（０５）、トーマス・アルフレッドソン監督「裏切りのサーカス」（１１）、アントン・コルベイン監督「誰よりも狙われた男」（１３）

いかが、お好きでしょ？最新作は、ＴＶＭ「パレーズ・エンド」（１２）のスザンナ・ホワイト監督「われらが背きし者」（１６）です。原作は、２０１０年に刊行。

イギリス人の大学教授ペリー（ユアン・マクレガー）と妻のゲイル（ナオミ・ハリス）は、モロッコで休暇を楽しんでいました。そこで、偶然知り合ったのが…

ロシアン・マフィアのディマ（ステラン・スカルスガルド)という男。ペリーは、彼から組織のマネーロンダリング情報が入ったＵＳＢを、ＭＩ６（イギリス秘密情報部)に…

渡して欲しいと頼まれます。ディマと家族の命が狙われていると知ったペリーは、やむなく引き受けるのでした。その日以来、ペリーとゲイルは危険な亡命劇に巻き込まれます。

共演はダミアン・ルイス！ＴＶ「名探偵ポワロ」の「ヒッコリー・ロードの殺人」（９５）に出演後、ＴＶシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」（０１）の主役でデビュー。

スティーヴン・キング原作、ローレンス・カスダン監督「ドリームキャッチャー」（０３）もお気に入り。満を持してのスパイ映画出演、楽しみです！ぜひ見ましょ。

デトロイト美術館展は、撮影可

愛知県豊田市の豊田市美術館、大阪市天王寺区の大阪市立美術館を経て、いよいよ東京でも開催される「デトロイト美術館展」。楽しみですね。

会場は、上野の森美術館です。デトロイト美術館は、アメリカのミシガン州デトロイトにある美術館です。古代エジプト美術から現代美術まで…

６万５千点以上の芸術品を所蔵しているそうです。そのコレクションは、全米でも上位６館に入るほどの規模だとか。さらに美術館ではすべての作品の…

撮影が可能だそうです。日本では考えられませんが、本展では撮影可能日を設定します。東京だけご紹介すると、会期中の月曜日と火曜日（祝日含む）。

その他、制限もあるようなので必ず事前に確認してからお出かけ下さい。展示される全５２点のうち、１５点が日本初上陸だそうで、それだけでもわくわくです。

モネ『グラジオラス』（１８７６年頃）、ドガ『楽屋の踊り子たち』（１８７９年頃）、ルノワール『座る浴女』（１９０３～０６年）、クールベ『川辺でまどるむ浴女』（１８４５年）

ゴッホ『自画像』（１８８７年）、ゴーギャン『自画像』（１８９３年頃）、セザンヌ『サント＝ヴィクトワール山』（１９０４～０６年頃）、エルンスト・ルートヴィヒ・キルナー…

『月下の冬景色』（１９１９年）、オスカー・ココシュカ『エルベ川、ドレスデン近郊』（１９２１年頃）、カンディンスキー『白いフォルムのある習作』（１９１３年）

マックス・ベックマン『オリーヴ色と茶色の自画像』（１９４５年）、ピカソ『読書する女』（１９２８年）、モディリアーニ『女の肖像』（１９１７～２０年頃）

そしてポスターになったマティス『窓』（１９１６年）と、『コーヒータイム』（１９１６年）など。お好きな画家、お好きな作品はありましたか？

『ロックの父』を演じるトムの歌声

若くして亡くなってしまった、今でも有名なミュージシャンたち。バディ・ホリー（１９３６年９月７日～５９年２月３日／２２歳）は、飛行機事故で死亡。

同じ飛行機で亡くなったのが、リッチー・ヴァレンス（１９４１年５月１３日～５９年２月３日／１７歳）。ルイス・ヴァルデス監督「ラ★バンバ」（８７）では…

ルー・ダイアモンド・フィリップスが演じてました。ジャニス・ジョプリン（１９４３年１月１９日～７０年１０月４日／２７歳）は、ヘロインの過剰摂取。

カレン・カーペンター（１９５０年３月２日～８３年２月４日／３２歳）は、摂食障害による急性心不全でした。他にもいるかも…ですがみんな若いですね。

そしてもう１人、カントリー・ミュージックの世界で有名なのが、ハンク・ウィリアムズ（１９２３年９月１７日～５３年１月１日／２９歳）です。ご存知でした？

製作者として活躍するマーク・エイブラハム監督２作目が、「アイ・ソー・ザ・ライト」（１５）。１９４４年のアラバマ州。オードリー（エリザベス・オルセン）と結婚し…

幸せな生活を送るハンク・ウィリアムス（トム・ヒドルストン）は、カントリーシンガーとしても成功します。ところが、オードリーもシンガーの夢を抱いていて…

家庭内に不穏な雰囲気が…。そんな時、息子が誕生し再び支えあうことに。一方、ハンクがスターとして活躍するほどに、彼女との溝が広がるのでした。

ハンクはその苦しみから逃げようと、酒に溺れ、他の女性と関係を持つようになるのです。様々なプレッシャーを歌にするハンク。果たして？

トム・ヒドルストンは、３５歳。『最も英国に愛される俳優』と称され、今、最高にノッテます！劇中、ハンクの曲をすべて歌っています。ファンは、必見。

ビートルズの名曲と、オスロの高校生

ザ・ビートルズは１９６０年代に活躍した、イギリスのリヴァプール出身のロックバンドです。今更言うのもおかしいですが、世界一有名な４人組ですね。

ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの４人。１９６２年１０月レコードデビューし、１９７２年４月事実上解散しました。

１９６６年６月２９日来日し、日本武道館での公演は６月３０日、７月１日、２日と行われ、３日には次の公演地、フィリピン・マニラへ旅立ちました。

ロン・ハワード監督のドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ ～ＥＩＧＨＴ ＤＡＹＳ Ａ ＷＥＥＫ Ｔｈｅ Ｔｏｕｒｉｎｇ Ｙｅａｒｓ」（１６）も公開されるので、こちらもどうぞ。

マイブログでは、ラーシュ・ソービエ・クリステンセン原作、ペーテル・フリント監督「イエスタデイ」（１４）をご紹介。１９６７年、ノルウェーの首都オスロ。

高校生のキム（ルイス・ウィリアムズ）、セブ（ホーヴァール・ジャクウィッツ）、オラ（ハルヴォー・シュルツ）、グンナー（オレ・ニコライ・ヨルゲンセン）は…

ビートルズに憧れ、それぞれポール、ジョージ、リンゴ、ジョンと、メンバーと自分たちを重ね合わせていました。４人は“スネイファス”というバンドを結成。

いつかライブに出たいと倉庫で練習し、隠れ家でビートルズのアルバムを聞いたりと４人はいつも一緒。ある日、キムは映画の帰りに見ず知らずの女の子…

ニーナ（エッマ・ウェーゲ）に出会います。ビートルズの名曲の数々をバックに、友情や恋愛を通して成長していく４人を描いていきます。楽しそう～。

ジョン・カーニー監督「シング・ストリート 未来へのうた」（１５）に感動した人は、絶対見逃さないように。もう、チェック済みですよね。見ましょ！

８００年間、魔女ハンターやってます。

８００年もの間、戦い続ける魔女ハンターを演じるヴィン・ディーゼル！それだけで見なくっちゃ！と思っちゃいます。それがブレック・アイズナー監督…

「ラスト・ウィッチ・ハンター」（１５）です。監督は、クライヴ・カッスラー原作、マシュー・マコノヒー主演「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」（０５）の人。お久しぶり。

かつて自分自身が倒した魔女の呪いが原因で、不死身となってしまったコールダー（ヴィン・ディーゼル）は、中世の時代から８世紀、ある組織のため…

魔女ハンターとして戦い続けて来ました。そんな彼を代々ドーランという名の神父が、見守っていたのです。そして３６代目のドーラン神父（マイケル・ケイン）が…

何者かによって亡き者にされてしまいます。跡を継いだ３７代目のドーラン神父（イライジャ・ウッド）と共に、捜査を開始するコールダー。

２人は先代の死が、魔女の女王の仕業であることを突き止めます。それは８００年前、コールダーに呪いをかけ、彼が仕留めたはずの魔女だったのです。

やがて捜査するうち、コールダーとドーラン神父は、特殊な能力を持つ魔女クロエ（ローズ・レスリー）と出会います。すると、事態は急変するのです。

果たして、不死身の魔女ハンターと神父の運命は？これまで、デヴィッド・トゥーヒー監督「ピッチブラック」（００）シリーズのリディック役や…

ロブ・コーエン監督「トリプルＸ」（０２）シリーズのザンダー・ケイジ役、Ｆ・ゲイリー・グレイ監督「ブルドッグ」（０３）のショーン役、１番の当たり役の…

ロブ・コーエン監督「ワイルド・スピード」（０１）シリーズのドミニク・トレット役と、代表的な役柄を演じて来たヴィン・ディーゼル。今回は？見ます。

真冬のハドソン川へ

２００９年１月１５日午後３時３０分頃、ニューヨーク発シャーロット経由シアトル行きＵＳエアウェイズ１５４９便の全エンジンが停止します。

１６０万人が住む大都会、極寒のニューヨーク上空８５０ｍでのことです。この事故は１５５名の乗員、乗客全員が無事に生還し、当時の州知事が…

＜ハドソン川の奇跡＞と呼んだことで、世界中の誰もが記憶する航空機事故となりました。覚えているでしょ？しかし、１月のＮＹは寒いです。

この出来事をクリント・イーストウッド監督が映画化。「ハドソン川の奇跡」（１６）は、「アメリカン・スナイパー」（１４）以来の作品で、主演はトム・ハンクス。

全エンジンが停止した旅客機が高速で墜落を始めます。ベテラン操縦士チェズレイ・サレンバーガー機長（トム・ハンクス）は、近くの空港へ着陸するよう…

指示されますが、すぐに不可能だと判断します。そして彼が下した決断は、ハドソン川に着陸することでした。不時着水に成功し、全員生還を果たすのです。

一躍ヒーローとなったサレンバーガーこと、サリー。ところが、彼の下した判断に疑惑の目が向けられます。ついに国家運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）の…

厳しい追及が…。国民的英雄に向けられた疑惑とは？スカイルズ副操縦士にアーロン・エッカート、サリーの妻役にローラ・リニー共演。詳しくは映画を…

見て頂くとして、事故後エンジン停止の原因は複数のカナダ鴈が飛び込んだこととか。怖い。０９年１０月１日、サリーは１５４９便と同じ路線で操縦士として復帰。

翌１０年３月３日、３０年間のパイロットとしての乗務を終えました。デンゼル・ワシントン主演「フライト」（１２）と似てる？とにかく、見なくっちゃ！

チャーリーを探して・・・

今年も後４か月。まだまだたくさんの映画を見れると思いますが、インド映画は後何本？最近は公開作品が増えて、ファンにはうれしい限り。

昨年はファルハーン・アクタル主演「ミルカ」（１３）で始まり、ヴィディヤ・バラン主演「女神は二度微笑む」（１２）、「フェラーリの運ぶ夢」（１２）、

「インド・オブ・ザ・デッド」（１３）、カルキ・ケクラン主演「マルガリータで乾杯を！」（１４）、ランビール・カプール主演「若さは向こう見ず」（１３）、

アーディティヤ・ローイ・カプール主演「愛するがゆえに」（１３）など。未見もありますが。インド映画祭やサタジット・レイ監督特集などもありました。

もうすぐ公開のインド映画は、マーティン・プラーカット監督「チャーリー」（１５）です。インド南部の大都市バンガロール。テッサ（パールワティ）は…

グラフィック関係の仕事をし、若く自由を愛する女性。彼女は親の決めた相手との結婚が嫌で、１人でヒッチハイクの旅に出ます。たどり着いたのは…

コーチンという港町。そして古びたアパートの部屋を借ります。ようやく落ち着いたテッサは、ある荷物を見つけます。それは前に住んでいた…

チャーリー（ドゥルカル・サルマーン）の物で、チャーリーとコソ泥とのやり取りを描いた手書きの漫画が入っていました。夢中になって読むテッサ。

しかし、なんと漫画は肝心のところで終わってしまい、結末がわからないのです。結末が知りたい！そう思ったテッサは、部屋に残された写真を…

手がかりにチャーリー探しの旅に出るのでした。インド南部のケーララ州を舞台にした、ヒンディー語映画。出演者は知らないけど、見たいです。