『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

『爺じい旅 4』 ― 桂離宮を歩く―

2025-03-22 17:42:18 | 終活

京都は23℃の暖かさ。

 

離宮内を
ガイドに従って
池を巡って小一時間かけて
ぐるりと廻った。

 

ずっと飛び石づたいなので
転倒しないように神経を使い、
けっこう疲れた。

 

雰囲気は、こないだ拝観した
苔寺に似ていて、あれを十倍ほど
拡充させたような感じだった。

 

宮内庁管轄だけあって
皇宮警察の制服姿が
厳しくチェックしていた。

 

見処は多かったが、
なかなか細かい箇所までは
目が届かなかった。

 

それでも、各所に茶室があり、
独特の石畳である延段(のべだん)が、
「真行草」とあり、
茶人には鑑賞のし処であった。

 

茶室もそれぞれに
個性的な仕様で
なかなかに面白かった。

 

 

 

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『爺じい旅 3』 ☆☆

2025-03-22 17:31:44 | 懐石
  1.  

京都に着いて、
早速、駅に隣接する
グランビア・ホテルの美濃吉にて
お昼懐石を頂いた。

去年の11月以来なので、
早春の筍尽くしである。

先付けは、
胡麻豆腐に筍の木の芽和え。

食前酒には、
淡路の辛口本醸造が供された。

 

椀物は、
鯛あられ揚げ、揚げ麩、
白味噌仕立て。

さすがに、京のはんなり味やった。
(京都弁モードに自動オン😅)

 

お造りは、
シマアジ、タイ、
カツオ、アオリイカを
藻塩と生醤油で…。

京都は内陸だが、
懐石のお造りの質は
流石のものである。

若い美人のお運びさんが
ビールをお酌してくれたのはいいが、
お造りを説明するのに、
「左のやつが…」
「や、やつぅ…⁉️」😳💔
と、驚くと
ハッとして…
拝み手をして…🙏
「す、すみません…ン〜」
と赤面恐縮していた。🤣💦

見れば、まだ、たどたどしい
新人さんやったわ。

強肴は、
山菜の天麩羅に
牛ヘレのロースト。

フキノトウの仄かな苦味が
春の味らしく、
しかも、健胃作用がありそうだった。

 

小鉢には、
若竹煮に木の芽。

蓋を開けるや
山椒の香りがフワリと
立ち上がって
鼻腔をくすぐった。

 

〆は、筍ごはん。
若竹が甘く、
香りが上品至極。

 

主菓子は
わらび餅、黒蜜、餡。

お運びさんたちの
生粋の京都弁は耳に優しく、
丁寧なオ・モ・テ・ナ・シは、
さすがに心地よく過ごすことが出来た。

幸先の良い
京の旅の
皮切りであった。

🤩✨👍

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『爺じい旅 2』 ☆☆☆

2025-03-22 10:58:14 | 我が事

 

新幹線での4時間のうち、
半分はミニギターで
音を出さずに
読譜と運指の確認練習をした。

宿に着いたら
音出し練習をするつもりである。

演奏旅行ならぬ、
練習旅行……。😅

でも、場所が変わると
気分が変わって
都合がよい。😂

ロンバケで
家に籠もっていると、
ついつい横になっちまうし、
練習も億劫になる……。

なんせ、18曲もある……。

暗譜はやめたので、
譜面を見ながら
無意識に指が正確に押さえ
正確に弾くツーアクションを
やらねばならないので、
自転車乗り並の繰り返し訓練が要る。

いくら好きな曲とはいえ、
毎日、繰り返し、繰り返し、
何十回もさらうのは
楽しいだけのものではない

まさに、
苦しい+楽しい……で、
〝くるたのしい〝
と言うよりない。🤣

車内放送の
「右手に富士山が見えます」
のアナウンスで、
車内の一同が
雪を被った霊峰に
一斉に目をやり歓声をあげた。

東海道中らしい
一コマである。

この時季は、
まだ、オフ・バカンスなので
土曜の列車でも、車内に
幼児の奇声がないだけで、
過ごしやすい。
 
ただ、古いノゾミの車両だったようで、
ラゲッジスペースは傷だらけで
汚れが目立っている。

2席シートも、
隣と肘がぶつかるくらい
余裕感がない。

三十年以上も前には、
健在だった亡父が、
孫に会いたさで、
盆暮れには、京都まで
新幹線のグリーン個室のチケットを
幾度も送ってよこした事があった。

それは、まるで
洋画で見るドア付きの
コンパートメントのようで、
他人とは隔絶された完全個室だったので
乳幼児の移動には気を遣わないで
助かった記憶がある。

後にも先にも、
グリーン個室なぞ利用できたのは、
あの頃だけだったが、いっ時でも
贅沢な思いを味わう事が出来て
亡父には感謝している。

そんな亡父は、
曾孫とは邂逅せずに
此の世を去った。

老母は同時代を未だ生存してるが、
哀しいかな、実の倅さえ認識でない
認知症状態にある。

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爺じい旅 1』 ☆☆☆

2025-03-22 10:56:13 | 我が事

旅の初日。

ヤマビコに乗って
朝陽を浴びながら
故郷を発った。

 

駅を出ると
生家の柳町、
毎日眺めていた弁天山、
母校の清明小を見送り、
電車は滑るように加速して
300km/hに達する。

インバウンドが憧れ、
驚異し、感嘆し、
YouTubeで世界に発信している
世界一安全、正確、静謐、無振動の
スーパー・エクスプレス。

室内も適度に静寂である。

その昔、幼少の頃は、
在来線の鈍行なる乗り物があり、
ほぼ直角の木製座椅子に
鯱鉾ばって乗ったものである。

米坂線では、蒸気も走っていて、
トンネルのたびごとに
父や兄たちと
「そーれぃッ!」
と声を合わせて
木製の窓を閉めたものである。

それでも、閉め忘れた
横着者の処からケムが侵入し
鼻紙(ティッシュ)で
鼻めど(穴)をグリグリやると
真っ黒になり、互いに見せ合っては
大笑いもした。

そんな往き来の中にも
旅情があった。

あの日の子どもは
父となり、祖父ともなった。

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アート物秀作

2025-03-22 06:09:24 | まんが

 

9年在職し、
今年度で離任した
K中から卒業文集が
送付されてきた。

3年生は
JC一人しかカウンセリングを
してなかったので、
彼女の作文だけには目を通した。

自分の揮毫と写真も
載っていて、
確かに、在職してたんだ
という証(あかし)を
見るようだった。



きのうは、午後から、
高校に合格したばかりの
S君がお母さんと
カウンセリングに来てくれた。

鬱もPTSDも完治し、
四月からは、晴れて高校生である。

お母さんからは
「先生のおかげです…」
という、有り難いお礼も賜り、
新たな門出を支援者として
嬉しく思わせて頂いた。

入学後も、
しばらくは、経過観察として
通って来られるというので、
新たな環境に無事に適応出来ることを
願っている。



YouTubeで
カスタネット名人のおばちゃんに
感心してたら、
なんと、ルセロ・テナだった。😳💦

若き日の美貌からは
想像つかなかったが、
その名人技は、紛れもなく
彼女のものだった。

そしたら、関連画像に
若き日の貴重な映像があり、
見事なプロポーションに
凛とした美貌は、さすがに
世界中を魅了したものである。

ギターの伴奏者がチラリと映ったら、
なんと、これまた、名手セラニートの
若き日の姿であった。

そういや、
まだ、売れ出す前に
彼はルセロの伴奏者を務めていて、
そのレコードも2枚ほど持っている。

さて…
ルセロおばさん…
お歳を召して、踊りこそ
できなくなったが、
オーケストラをバックに
上半身のブラソ(腕振り)と
厳しい眼光と表情のみでも、
さすがの貫禄で、見事なフラメンコを
体現していた。

ファリャ、ヒメネス、ビゼーの
スパニッシュな名曲を
野趣に富んだフラメンキッシュな
テイストに変身させていた。

どのホールでも、
オケからも、聴衆からも、
マエストロとして
暖かくステージに迎えられ、
華やかなエンディング後は
大歓声とスタンディング・
オベーションであった。

今度のリサイタルでもやる
ファリャの『スペイン舞曲第1番』は
彼女の情熱的な演奏ぶりから
ネイティヴ・スパニッシュは
こういう風に表現するんだ…
と、聴き入ってしまった。

すぐに、ギターでも
やってみたくなったので、
名演奏からインスパイアされた。🤩🌟



TSUTAYAブラウジングしてたら、
面白そうなコミックを見つけて、
初巻を勘で買ってみた。

BOOKOFFなら
気安く110円コーナーで
買えるが、新刊は748円もするんで、
ハズレだったら、痛手であるが…。

これが、けっこうイケて、
漫画読みのツボにはまるものだった。

映画やドラマ、小説の
フィクションには、
とんと飽きてしまい、
まったく食指が動かなくなったが、
まだ、漫画の中にはハマりもんが
ちょいちょい見つかるから
ありがたい。

しばしば、〝1巻読み〝をして
オモロきゃ、続きを買う、
をしているが、これは久しぶりの
アタリだったので、すぐに、
5巻までの続巻を買ってきた。

横になって、ロンバケらしく
菓子を頬張りながら一気読みした。

新刊は来月出るようなので、
Amazonに予約をした。

孤児園の出自で
日雇い清掃業をしながら
ネカフェで寝泊まりしている青年が
同世代の金持ちに画才を見出され、
二人で画壇に打って出ようという
ビルドゥング・ロマンである。

学歴や修行歴なしで
周囲のアーティストを巻き込んでいく
ギフテッド物でもある。

コミックでも、
『ギャラリー・フェイク』や
『ゼロ』などの
テッパン長編アート物がある。

最近のお気に入りには
『贋作者』というのがある。



今日から、
四泊五日の京都ヴァカンスに
出掛ける。

令和6年度の学校勤務も無事終え、
昨日も、自宅カウンセリングを
二つやっての、旅出である。

これから、新幹線に乗って
4時間後は京都である。

美濃吉で懐石ランチをして、
桂離宮を拝観し、
今夜は、リク坊んちの新居に
泊めてもらう。

 

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