毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。
3.11の緊急支援カウンセリングで
教育センターに避難している
飯舘の高校生に
カウンセリングをしてきた。
瀬ノ上地区は
3.11で被害が多く出て
センターのメインビルは
崩落がひどくて立ち入り禁止になり
隣の学院大学は校舎が全壊した。
子どもたちは
教員研修用宿舎を寮として
体育館をパーテーションして
授業をしている。
今のところPTSDの
生徒はいないようである。
年2冊本を書くのを
ノルマとしているので
知らず知らずのうちに
書棚に溜まってきた。
さすがに15年も前の本は
手元に数冊しか残っていないが、
近年、委託販売用に刷ったものは
手元に沢山残っていて
早く売れてくれて、また出荷したい
と思っている。
毎回、献呈している方々からは
「ずいぶん揃いましたよ」
と言われることがあり
なんだか駄本でスペースをとらせて
申し訳ない気もしている。
図書館で司馬遼太郎の
講演CD全集を借りてきた。
近代日本史の大家が
歴史のターニングポイントを
解説しているが
文筆家なので喋りは今ひとつで
聴きやすい講演ではない。
それでも
楽器製作中に
聴き進めている。
3.11の影響で
いつもは3月末に開催されていた
中合恒例の「京の老舗めぐり」が
今頃の開催となった。
毎年、京都を懐かしんで
漬物や丁稚羊羹を買いに行くのだが
今年は、3.11の気重のせいか
いまひとつ行く気になれないでいる。
京の味を懐かしんで
下鴨茶寮の懐石弁当も
毎年購入していたが
年々、味が画一化されてきて
つまらなくなってやめてしまった。
知らぬ間に
新しい道が開通していたので
初めて通ってみた。
最近、街中が空洞化してきて
至る所に新しい道が作られ
少しずつ景観が変わってきた。
一通が少なくなってきて
しかも目的地へ迂回していたのが
短縮されるようになったことは
ドライバーとしてはありがたい。
新しい道は
脳内のニューロン・ネットワークの
新しい開通バイパスを想像させる。
原発収束へのロードマップは
未だ道遠しかもしれないが
この気重な状況に
なんとか新しい道づけをして
曙光を望むべく脱却したい。