毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。
画像ソフトの
センターフォーカス効果を用いると、
まるで実写がジオラマのように見える
というので、電車風景をいくつか
処理してみたが、なるほど、
言われてみれば、いくらか
らしく見える。
かつてHOゲージやNゲージの
鉄道模型を走らせて遊んだことがあるので、
実車がオモチャのように見えるのは
いささか愉快である。
いつもの街の風景が
まるでジオラマセットのように見えるので、
最近では、電車が通るたびに
デジカメで撮る習慣がついてしまった。
もう二週間ほど前から
吾妻小富士に雪が積もり、
スカイラインも閉鎖された。
カミさんもタイヤを
冬用に履き替えたが、
自分は12月に入ってから
取り替えようと思っている。
暑がりの、寒がり、
という「へたれ」なので、
家族でひとりだけ、
もう電気毛布を入れて
ヌクヌクとして寝ている。
身も心も縮こまりそうな冬だが、
夕食を済ませると、早々と
電気毛布を「強」にした
ホカホカのベッドにもぐって、
ワインを飲みながら
漫画を読んだり、映画を見たり、
まったりと暮らしている。
『ホームズ』のスクリーンプレイ付きDVDを
ヤフオクで廉価で落札して読んでいるが、
なかなか難しい表現が多くて
スラスラとは進まない。
中・高と英語は得意で
ずっと成績は5だったが、
学校教育程度の英語力では
やはりネイティヴの持つ
ボキャブラリの数や表現の多用さには
太刀打ちできない。
いっとき、ギター仲間や
AETのネイティヴたちが周囲にいて、
英語を日常に使う環境があったが、
今は彼らも本国に帰国し、
もっぱらDVDの海外ドラマを
英字幕でみて英語に触れている。
松たか子主演の『告白』を
レンタルDVDで見てみた。
芦田愛菜ちゃん役の幼い娘を
生徒の心無い悪戯で殺された女教師が、
犯人をじりじりと追い詰めて
復讐をする、という
サスペンス・ドラマである。
心の壊れた中学生たちは
古谷実が描く作品の登場人物を
思い起こさせた。
異常な生育歴で心が壊れ、
殺人に走るのがまだ中学生という
子どもたちだけに、
見ていて凄惨な感じがした。
それでいて、女教師が最後に
犯人に復讐を遂げたときには、
一縷のカタルシスをも感じられた。
きくち正太の
『きりきり亭のぶら雲先生』シリーズを
ブックオフで見つけて読んでみたが、
『おせん』に似た目利きの薀蓄が
面白かった。
この作者独特のデフォルメしたキャラ像は、
初めのうちは抵抗があるが、
慣れてくると、ひとつの味として
楽しめる。
『おせん』の新シリーズ
「真っ当を継ぐもの」も
面白い。