きのうは
27℃まで気温が上がったが、
室内の湿度は27%だったので
暑さが不快とは体感されず、
むしろ清々しくさえあった。
地中海気候というのは
こんな感じなのかもしれない。
こんな日が続いてくれたなら、
さぞかし、弦楽器からも
湿気が抜けてくれ、
よりいっそういい音が鳴るんだろうな、
と思わないでもなかった。
事実、こんな日は、
チェロもヴァイオリンもギターも、
みーんな、よく鳴ってくれる。
これで、石造りの教会内や
木造の洋館内、タイル貼りの音楽堂なら
さらにいい音が鳴り響くのだろうと
想像するだに、その音場で
今すぐ弾いてみたい気がした。

きのうは
月に一度の
Tちゃん先生をお迎えしての
「宗教臨床研究会」だった。
お姉様は
残念ながら体調不良で
おいでになられなかったので、
一客一亭での
お茶のおもてなしを
させて頂いた。
茶席には、
毎度、お客様に合わせて
床の間の室礼を変える。
これが
茶人の楽しみでもあり、
腕の見せ処でもある。
茶席の第一は「掛け軸」で、
茶人どおしであれば、
まずは何をおいても
扇子を結界にして、
亭主その人と思って
「真」の一礼をし、
これを鑑賞し、亭主の
この日のもてなしの
コンセプトを察するのである。
そして、
置物(飾り物)、茶花…と拝見し、
自席に着座する。
その後に、
亭主が茶席の入り口で
客と互礼を交わし
手前座に着く。
これは、
薄茶事や正式茶事の手順だが、
洋間を茶室に見立てたような
「草」の茶室(くだけた席)では、
拝見やら堅苦しいことはスッとばして、
茶菓子をパクついて、
ガブガブ喫茶して、
ゲラゲラ談笑して頂ければいい。
戦国時代の
信長、秀吉、利休から
連綿と続く日本伝統の
古典技芸でもあるので、
自ずと、茶室では誰もが緊張してしまい、
「お茶碗を三べん回すんですか?」
とばかり気になさる(笑)。
500年の伝統の重みが
人にプレッシャーを与えることには
毎度のことながら驚かされる。
なにしろ、
アメリカ建国よりも
歴史が古いんだもんねぇ(笑)。
***
きのうの「掛け軸」は、
翻訳家の清水真砂子先生の
『幸福に驚く力』。
これは、
2000年に福大に講演に来られた際に
先生の御著書のタイトルを
書いて頂いたものである。
『ゲド戦記』の翻訳者、
そして、灰谷健次郎を
建設的に批判したことで
つとに有名な方だったので
(当時は青山学院短大教授)、
恐る恐るお話をさせて頂いたが、
「どんなに怖い人かと思ってましたが、
いや~、観音様みたいにお優しくて、
ビックリしましたぁ…」
と談笑させて頂いた。
河合先生とも親交がお有りで、
共に、灰谷健次郎ファンでもあったので、
なんだか、親しい伯母ちゃんみたいな
感じだった。
Tちゃん先生とは、
よく「幸福」についても
論じているので、
清水先生の“驚く力”という視点も
知って欲しくてテーマに選んだ。
***
「置物」は
ナツホが小学校の体験学習で
「絵付け」してきた
「赤ブタ」(笑)。
“八時三十分”の垂れ眉に
テンになった目に、
横長の鼻孔が
なんともユーモラスで
気に入っている。
オケツんとこには
「金運」と書かれてあり、
それにも笑える。
小1の頃、
サマー・キャンプで
Tちゃん先生が隊長さんで、
彼はオネショ・パンツを
洗ってもらっているので、
これには大受けしていた(笑)。
「花」は、
裏庭の春菊と
ヒメジョオンを活けた。
茶聖・利休の御教えには
「花は野にある如く」
とある。

主菓子は、
ミルクジャムと餅粉、
ココナッツ・パウダー、
ピーナツ・パウダーを
牛乳で伸ばして
火を通して練り上げて
冷やし固めた自家製である。
いつもは
和の菓子器で供するが、
たまには趣向を変えて
フレンチのプレートを
用いてみた。
絵を描くように、
キャラメル・パウダーと抹茶で、
「大地に緑」を
粉糖で
「たなびく霞」を
イメージした。
丘陵に見立てた餅には
黒蜜をかけ回して
照りを出した。
Tちゃん先生にも
喜んで頂け、
写真を撮っておられた。

オフ日の
パスタイム(気慰め)には、
もっぱらベッドをカウチにして
マンガを読んで暮らしている。
今のハマりもので、
まだ完結まで読了してないのは、
『アルキメデスの大戦』
『悪の華』
『エロイカより愛をこめて』
『終末のハーレム』
なぞである。
『ソムリエ』や
『瞬のワイン』『バーテンダー』
『ソムリエール』などの原作者・
城アラキの『シャンパーニュ』は
2巻まで読んだが、
これまた薀蓄物だった。
漫画界で唯一の
リューティエ(楽器製作者)を描いた
『天上の弦』を再読したくなり、
万サイ堂の古書で1-9巻まで
まとめ買いしてきたが、
完結の10巻目がアマゾンでは
プレミア価格で定価の倍もしているので
まだコンプリートできていない。
なんだか、
漫画ばっか読んでると、
こんなことしてて、
いーのだろーか・・・と、
素朴に不安になることがあるが、
なーに、還暦の定年世代、
第二の人生なんだから、
バカボンパパに倣って、
「これでいいのだ!!」
と自分に言い聞かせている(笑)。
ちゃんと、
時々、働いて、
家事もちったぁ
やってるもんね・・・(笑)。
(´~`;)ゞ
27℃まで気温が上がったが、
室内の湿度は27%だったので
暑さが不快とは体感されず、
むしろ清々しくさえあった。
地中海気候というのは
こんな感じなのかもしれない。
こんな日が続いてくれたなら、
さぞかし、弦楽器からも
湿気が抜けてくれ、
よりいっそういい音が鳴るんだろうな、
と思わないでもなかった。
事実、こんな日は、
チェロもヴァイオリンもギターも、
みーんな、よく鳴ってくれる。
これで、石造りの教会内や
木造の洋館内、タイル貼りの音楽堂なら
さらにいい音が鳴り響くのだろうと
想像するだに、その音場で
今すぐ弾いてみたい気がした。

きのうは
月に一度の
Tちゃん先生をお迎えしての
「宗教臨床研究会」だった。
お姉様は
残念ながら体調不良で
おいでになられなかったので、
一客一亭での
お茶のおもてなしを
させて頂いた。
茶席には、
毎度、お客様に合わせて
床の間の室礼を変える。
これが
茶人の楽しみでもあり、
腕の見せ処でもある。
茶席の第一は「掛け軸」で、
茶人どおしであれば、
まずは何をおいても
扇子を結界にして、
亭主その人と思って
「真」の一礼をし、
これを鑑賞し、亭主の
この日のもてなしの
コンセプトを察するのである。
そして、
置物(飾り物)、茶花…と拝見し、
自席に着座する。
その後に、
亭主が茶席の入り口で
客と互礼を交わし
手前座に着く。
これは、
薄茶事や正式茶事の手順だが、
洋間を茶室に見立てたような
「草」の茶室(くだけた席)では、
拝見やら堅苦しいことはスッとばして、
茶菓子をパクついて、
ガブガブ喫茶して、
ゲラゲラ談笑して頂ければいい。
戦国時代の
信長、秀吉、利休から
連綿と続く日本伝統の
古典技芸でもあるので、
自ずと、茶室では誰もが緊張してしまい、
「お茶碗を三べん回すんですか?」
とばかり気になさる(笑)。
500年の伝統の重みが
人にプレッシャーを与えることには
毎度のことながら驚かされる。
なにしろ、
アメリカ建国よりも
歴史が古いんだもんねぇ(笑)。
***
きのうの「掛け軸」は、
翻訳家の清水真砂子先生の
『幸福に驚く力』。
これは、
2000年に福大に講演に来られた際に
先生の御著書のタイトルを
書いて頂いたものである。
『ゲド戦記』の翻訳者、
そして、灰谷健次郎を
建設的に批判したことで
つとに有名な方だったので
(当時は青山学院短大教授)、
恐る恐るお話をさせて頂いたが、
「どんなに怖い人かと思ってましたが、
いや~、観音様みたいにお優しくて、
ビックリしましたぁ…」
と談笑させて頂いた。
河合先生とも親交がお有りで、
共に、灰谷健次郎ファンでもあったので、
なんだか、親しい伯母ちゃんみたいな
感じだった。
Tちゃん先生とは、
よく「幸福」についても
論じているので、
清水先生の“驚く力”という視点も
知って欲しくてテーマに選んだ。
***
「置物」は
ナツホが小学校の体験学習で
「絵付け」してきた
「赤ブタ」(笑)。
“八時三十分”の垂れ眉に
テンになった目に、
横長の鼻孔が
なんともユーモラスで
気に入っている。
オケツんとこには
「金運」と書かれてあり、
それにも笑える。
小1の頃、
サマー・キャンプで
Tちゃん先生が隊長さんで、
彼はオネショ・パンツを
洗ってもらっているので、
これには大受けしていた(笑)。
「花」は、
裏庭の春菊と
ヒメジョオンを活けた。
茶聖・利休の御教えには
「花は野にある如く」
とある。

主菓子は、
ミルクジャムと餅粉、
ココナッツ・パウダー、
ピーナツ・パウダーを
牛乳で伸ばして
火を通して練り上げて
冷やし固めた自家製である。
いつもは
和の菓子器で供するが、
たまには趣向を変えて
フレンチのプレートを
用いてみた。
絵を描くように、
キャラメル・パウダーと抹茶で、
「大地に緑」を
粉糖で
「たなびく霞」を
イメージした。
丘陵に見立てた餅には
黒蜜をかけ回して
照りを出した。
Tちゃん先生にも
喜んで頂け、
写真を撮っておられた。

オフ日の
パスタイム(気慰め)には、
もっぱらベッドをカウチにして
マンガを読んで暮らしている。
今のハマりもので、
まだ完結まで読了してないのは、
『アルキメデスの大戦』
『悪の華』
『エロイカより愛をこめて』
『終末のハーレム』
なぞである。
『ソムリエ』や
『瞬のワイン』『バーテンダー』
『ソムリエール』などの原作者・
城アラキの『シャンパーニュ』は
2巻まで読んだが、
これまた薀蓄物だった。
漫画界で唯一の
リューティエ(楽器製作者)を描いた
『天上の弦』を再読したくなり、
万サイ堂の古書で1-9巻まで
まとめ買いしてきたが、
完結の10巻目がアマゾンでは
プレミア価格で定価の倍もしているので
まだコンプリートできていない。
なんだか、
漫画ばっか読んでると、
こんなことしてて、
いーのだろーか・・・と、
素朴に不安になることがあるが、
なーに、還暦の定年世代、
第二の人生なんだから、
バカボンパパに倣って、
「これでいいのだ!!」
と自分に言い聞かせている(笑)。
ちゃんと、
時々、働いて、
家事もちったぁ
やってるもんね・・・(笑)。
(´~`;)ゞ