きのうの王将戦第二局は、
先手のソーちゃんが
先手番を順調にキープした。
これで、ワンブレイクの
「2-0」となり、
防衛には優位に立った。
…
対局前の茶の振る舞いには
伏見稲荷の巫女二人により
厳かに供された。
三者が呼吸を合わせて
互礼する場面は
日本的な美しさが
清々しかった。
棋戦の観戦では
伝統伎芸に就く棋士の姿も
見処の一つである。
「ソータの七礼」には
入室礼・茶礼・初礼・駒並べ礼・
開始礼・感謝礼・投了礼……とある。
いずれも
羽織を着装しての礼なので
奥床しく古式に則っている。
棋歴は米国建国の歴史よりも長く、
アメリカナイズされて何かと
軽薄短小な風潮の現代で
重厚長大な日本文化として
今も息づいている。
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きのうは、
棋戦の棋譜をスマホで見ながら
ショパンの遺作『ノクターン20番』の
譜読みをした。
短かな序奏のあとに奏でられる
リリカルなトリルのメロディーは
ドラマや映画でもよく聴く。
『戦場のピアニスト』では
テーマ曲にもなっていた。
*
『ノクターン1番』変ロ短調も、
出だしっから、哀愁を帯びた旋律が
心を虜にする。
技術的には、
左手の6連符に
右手の11連符を合わせるのが
大変だった。
ちゃーんと
両手が独立してないから、
字余りの音符に対応できない。
思案のあげく、
4+3+4で、真ん中を三連符にして
ルバートをかけて誤魔化したら
巧く切り抜けられた。🤣
*
ついでに、耳に、馴染みのある
『ワルツ』Op.69も譜面だけ
ダウンロードして、これから、
手掛けようと思っている。
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ヘンデルのチェンバロ曲
『パッサカリア』の一つの変奏を
リリカルにアレンジした曲も
試し弾きしている。
これは、チェンバロでも
やってみたが、
なかなか佳かった。
*
なんだか、最近では、
すっかり、ピアノが趣味のように
なってきたみたいだ。
20曲ばかり暗譜できたら、
また、下手なりに
音楽堂で『発表会』でも
やりたくなるかもしれない(笑)。
3年後までの『古希こきリサイタル』の
4シーズンを終えて、
まだ、生きてたら、
『アラセブン爺様ピアノ発表会』
でも、やるべえか・・・(笑)。🤣
そしたら、もちっと、
練習に力が入るかもしんない・・・。
『暫定プログラム』
メヌエット クリューガー
パッサカリア ヘンデル
インベンション1&13 バッハ
ソナチネ モーツァルト
エリーゼの為に ベートーヴェン
悲愴「三楽章」 ベートーヴェン
テンペスト「三楽章」 ベートーヴェン
前奏曲7番 ショパン
雨だれ ショパン
別れの歌 ショパン
ノクターン20番 ショパン
ノクターン2番 ショパン
ワルツ ショパン
別れのワルツ ショパン
幻想即興曲 ショパン
アンコール
『風の谷のナウシカ』