毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。
毎週、棚中の玄関前にある
池の前に駐車している。
学校らしく池の畔には
『水』を讃えた碑文がある。
真夏には涼しげな池も
冬場はパリンパリンに
氷が張っていた。
季節の移ろいを
目に見せてくれるのも
水の持つ表情である。
まだまだ梅雨は
明けそうにないが、
7月が近づくにつれ
心はすでに避暑地の
裏磐梯を思い描いている。
やはり、夏場は水辺が
恋しくなるものだ。
殊に、原発で
海沿いが汚染されてからは
松川浦や浪江から
心が離れてしまった。
だいぶ以前に
ハイドンの≪交響曲全集≫CD33枚組を
アマゾンで廉価で購入して、
一通り聴いたが、
この梅雨の時期に、
また初期の頃の爽やかなサウンドが
聴きたくなり、プログを書きながら
朝6時頃から鳴らしている。
ベートーヴェンやマーラーのような
しつこさや自己主張や重厚さがない
ハイドン初期のシンフォニーは、
純粋な音楽そのものの
清澄な響きが楽しめる。
雨降りの朝、
スピーカーの上の紫陽花に
よく合う音楽である。
清明町にある常光寺は
元檀家寺だが、
この時季、紫陽花が
見事に咲き誇っているので、
撮影に出かけた。
古い木造の建物と
紫陽花の取り合わせで
なかなか絵になるアングルが多く、
福島にいて京の風情を
漂わせている。
K高のカウンセリング室が
長らく耐震工事で
仮部屋住まいしていたが、
ようやく先週、工事が終わり、
元の快適な部屋に戻れた。
室内や廊下には
鉄骨の筋交いが張り巡らされ、
見ようにっては目障りにも
はたまたシュールなデザインにも
見える。
3.11クラスの巨大地震で
何でもなかったのだから
元々それほど柔な校舎ではない
と思うが。
それでも、福島学院大のように
ペッチャンコになった所もあったので、
立て替えるよりは補強の方が
安上がりなのだろう。
一昨年、親子で
福島に遊びに来てくれた
教え子の次女(中2)ホナチンが
日舞の発表会DVDを送ってくれた。
『八百屋お七』の
5分ほどの踊りだったが、
我が娘の舞いを観るようで、
こぴっとドキドキした。
最初の紹介アナウンスで
名前を読み違えて、
「何言うてんねん!」
と思わず突っ込みを
入れてしまった。
先日、富田靖子の主演映画
『BU・SU』の中でも
『お七』の舞いが出てきたばかりで、
鐘楼登りもあるんかなと
ハラハラして観ていたが、
それはなくて踊りだけだった。
中坊ながら、
妖しく舞う右手の指先に
色気があって、思わず
「いよッ! ホナチン! 色っぺぇーよッ!」
とテレビ画面に向かって
声をかけた(笑)。
人差し指を二本立てる可愛い仕草が
何度も出てくるので、
覚えてしまって真似していた(笑)。
今度、ホナチンに会うときに
挨拶代わりに見せて
笑かしてやろうと思う。