毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。
昨日は梅雨の晴れ間で
32℃の真夏日となった。
午後からは
エアコンをつけ
扇風機をまわして
仕事部屋にこもっていた。
フルートのW先生から
7/22の浄土平コンサートの
チラシに案内が載っていた
と知らされた。
自宅の仕事部屋から
真正面に見える浄土平であるが、
毎日ながめているのに、
今度はそこにギターを弾きにいくのは、
なんとなく嬉しいものである。
リサイタル前に、
お釜を一周して
コンサート成功祈願の
ケルンを積んで来たので、
山ノ神様が呼んで下さったのかもしれない。
天鏡閣コンサートの写真が
地元紙やら、あちこちで
使いまわされている。
フルートの背後に隠れた
まさに「背後霊的」写真である(笑)。
裏庭のビワが
たわわに稔り、
毎日、鳥に喰われるのが
悔しいので
ヤブっ蚊に刺されながら
せっせと脚立に上がって
もいでいる。
買い物袋が
はち切れそうになるくらい
採れるので、あちこちに
おすそ分けしている。
カミさんは家で生ったものは
一切口にしない人なので、
(何故かワカラナイ?)
栽培主のトーチャンが
せっせと食べている。
去年はジャムにしたが、
けっこう手間がかかったので、
今年は、生食で痛む前に
サッサカさっさか
片付けている。
旅番組で
ビワ栽培農家が
食べ方の講釈をしていたのを視て、
数多くても、手際よく
正しく食べる方法を会得した。
ヽ(´ o`)/ ビワアキタ~
福大ギター部から招聘されて
毎年恒例の新入生レッスンに
ヴォランティアで赴いてきた。
年に何度か訪れるキャンパスは
今は初夏の緑が
目にも鮮やかだった。
学部卒後36年、
院修了後21年も経つ。
年々、部員数が減少して、
廃部の危機感もあったが、
今年は、女子4名、男子4名が入部し、
久しぶりに華やいだ感じがした。
中に東高卓球部出身の男子がおり、
ナツホ(三男)の後輩だったのも
奇縁な感じがした。
37年間も
小中高生と
教員・カウンセラーとして
触れ合ってきたので、
初対面の子どもたちでも
すぐに打ち解けて
楽しいレッスンができた。
もう我が子よりも下で
教え子たちの息子世代になっている。
休憩をはさんで
2時間のレッスンだったが、
ギターの可能性と魅力、
難しさ、奥深さを伝えて
彼らの興味とモティベーションを
高める機会になってくれたようには思う。
また、夏の合宿と
定演前の指導でも
顔を合わせるが、
代々礼儀正しく
気持ちのいい青年ばかりなので
これほど優等生ぞろいの生徒もいない。
ただ惜しむらくは、
個人的に本気でギターに取り組んで
卒後もギターと共に生きようという
学生がいないのが寂しい限りである。
医大ギター部に所属するN君が
レッスンに通ってきて
真剣に取り組んでいるのを見るにつけ、
福大ギター部の子たちの
ギターへのコミットメントが
浅いのは残念である。
明日は
フルート・デュオの
合わせがあるので、
コンサート・プログラムの練習を
しなくちゃならない。
『だんな様』というのは、
初めて見聞きする曲で、
ユーチューブで聞いてみたら
気恥ずかしくなるくらいの
ベタベタの演歌調で、
どこか古賀メロ風でもあった。
一度聞いただけで、
「♪わったっしぃのぉ~ッ、
すっきぃなぁ、だんなサンマ~ぁ♪」
というサビの部分が
すっかり耳に
こびりついてしまった。
かなんなぁ…(笑)。
強烈やわ。
(´д`|||)
『星影のワルツ』は、
ギターのソロパートも考えて、
というW先生のリクエストだったので、
今日にでもアドリヴで
プチ編曲してみようと思う。
午後からは、
大学ギター部の指導に
ヴォランティアで出かけてくる。
「自然から遠ざかると
病いが近づいてくる」
と言ったのは、
『エミール』の
ジャン・ジャック・ルソーである。
若い頃、
なるほど・・・と、
感心して、暇があれば、
努めて、緑を求め、
林や山、河原に身を置くことを
意識してきた。
最近では、
これにフキノトウ採りや
タケノコ採りという
実利も絡めているので
そのうち、クマに喰われるのではないか、
とマジで心配している。
今日も
野生のタケノコ探しに
行ってみよかと
思っている。
天才ソータ君の
これまでの見事な棋譜を
何局もパソコンで再生しては、
感動・感激している。
この春からの
フキノトウ・フィーバー、
タケノコ・フィーバーという
プチ・マイ・ブームに続き、
ワクワク感を与えてくれる
ソータ・フィーバーである。
感激を与えてくれた対象は、
必然、作品にしたいという
モティベーションも喚起する。
『天才』という
まんまのタイトルが似合う
漫画の主人公のような少年が
見事に登場してくれた。
話しぶりからは、
謙虚さと聡明さが感じられ、
紛う事なき好青年に
直なるだろう。
偏差値66の
国立大付属中に
在籍しているというから
頭もいいのだろう。
昨日は、午後から
ニコニコ動画に登録して、
歴史的な一番である
藤井聡太の生対局を
観戦した。
なんと、
観戦者が52万人という
カウンター表示となり
その感心の高さが
伺えた。
午前10時開始で
ほぼ夜10時頃に終局したので
およそ12時間の対戦であった。
将棋会館の棋譜解説と、
ニコ動の谷川解説の
両方を見たり、聞いたりしながら、
我が家の将棋盤上でも
実際に駒を動かして
リアルな感覚を楽しんだ。
勝利後のインタヴューでは
中3でありながら、
「感慨深いものがある」
と大人びた感想を
訥々と洩らしていた。
連勝記録を抜かれた
神谷広志八段のコメントが
すぐにネットに掲載された。
「個人的に少々寂しいのですが
凡人がほぼ運だけで作った記録を
天才が実力で抜いたというのは
将棋界にとってとてもいいことだと思います。
藤井さんがこれからの数十年で
どんな世界を見せてくれるのか
ファンの皆様とともに
寿命の限り見続けていきたいです」
というのも
立派である。
近年、
プロ棋士が
ソフトに負けるようになり、
その存在意義が問われそうな
危機感を感じていたとも聞く。
また、
対局中に席を外し
ソフトを見たのではという
三浦九段不正疑惑事件では、
告発した渡辺竜王の不誠実な対応や
将棋連盟の会長・理事の辞任という
スキャンダラスなものだった。
それだけに、
ピュアな「天才ソータ」の出現は
棋界にとっては、
まさしく救いの神の登場である。
願わくば、
彼が最強ソフトを打ち破って
人間の頭脳が上まっていることを
示してほしいものである。
7/2の竜王戦も楽しみだし、
天才・羽生との公式戦初手合わせも
見逃せない。
そして、
醜態を見せて
棋界を汚した渡辺竜王を
コテンパンにやっつけて
ヒーローになってもらいたい。
テレビやPC画面でなく、
目の前に棋譜があると
よりリアル感があって、
「歴史的一局」の投了図は
まさしく「天才ソータ」の
作品のようでもある。
朝、窓ガラスに
奇妙な物体が付着していたので、
よくよく見てみると
大きなクモだった。
死んでるのかと思って
鉛筆を箸がわりにして
つまんでみたら、
突如、脚を伸ばして
ワサワサ動き出した。
裕に5cmはあろうかという
大きさで、しばし動いたら
また縮こまってしまい
動かなくなってしまった。
老衰して
命の灯火が
消えようとしている
状態だったのかもしれないので、
裏庭の草むらに
返してやった。
毎年、リサイタルに来てくれ、
「復興支援コンサート」の
カンパまでしてくれている
ギター部の元マドンナ三人と
馴染みのフレンチ・レストランで
会食をしてきた。
笑いをとるのに、
時々イチビッてる
パイロット・コスプレをして
出かけた。
レストランのマダムは
馴れたもので、
「今日のフライトはどうでしたか?」
と、お約束の突っ込みを
してくれた。
この恰好で現われたら、
周りで、
「機長。
フライトは如何でしたか?」
という小芝居をするのが
慣わしになっているのである(笑)。
「ええ。
福島空港では
ちょっと気流が乱れてましてね…」
と応えるのも
お約束である。
知らない第三者が
周りに居ると
より効果的で、
関係者でちょっとした寸劇を
しているような気分になる。
まさに、
コスチューム・プレイという
街中パフォーマンスである。
「人生を遊ぶ」というのが
ライフモットーでもあり、
「深生き」の脱線ヴァージョンで
トリックスター(道化)の
ペルソナ(外的人格)を
楽しみながら鍛えている。
これが笑えない人は、
「真面目も休み休み言え」
という
洒落の解らぬ
野暮でツマラナイ人たちで、
自分が好きになれない
輩(やから)である。
昼はコスプレ姿で
美味しいフレンチに
舌鼓を打ちながら
馬鹿っ話で盛り上がったが、
一転して、夜からは
ギターレッスンで
音楽と深く向き合った。
寝しなに、
朝方、葬ってやった老蜘蛛が
楽しく充実した一日を
過ごさせてくれたのかもしれない
・・・と、ふと思いながら
心地よい眠りに落ちた。