毎朝のルーティンである
体重チェックをして、
驚いた。
金曜日から
なんと2㎏も体重が
増えていた(笑)。
思い当たることは・・・
金曜の給食で
カレーライスをがっつりやり、
この日は連絡ボックスに入ってた
様々なお菓子を平らげた。
なので、
夕飯は抜くことにして、
代わりに、燻製茹で卵2ケと
コロッケ1ケで済ませた。
土日と、
村上春樹の新刊本を
日がな一日、外出もせず
ベッドに横になって
読みふけっていた。
その際、僻地校の麓にある
『とんやの里』で買ってきた
「クルミ柚餅子」やら
「歌舞伎揚げ」やら
「バウムクーヘン」なぞを
ブランチと三時にやって、
喰っちゃあ寝していた(笑)。
夕飯も普通に食べてたら、
今朝、いきなりの
2㎏増で魂消てしまった(笑)。
まったく動かずに
横んなって飲み食いしながら
読書してると、
こんなにもカラダに
食べ物が溜まってしまうんだ(笑)。
とっさに、
また、眼底出血するのでは・・・と、
警戒アラームと
赤信号が点滅するのを感じた。
なので、今日のベントは
ご飯抜きの「野菜」のみ
にするつもりである。
カミさんが
タイマーセットしといてくれてた
ご飯は、夕飯にまわし、
夕飯も自分は
「ご飯抜き」にしようと思う。
『16時間ダイエット』なる
“朝食抜き”を2ケ月近く
続けてきたが、自分には
ちぃーとも効果がなかった。
やっぱ、やや不健康ながらも、
「炭水化物ダイエット」の方が
効果がありそうだ。
とにかく、
A1C=6.2で
尿酸値もクレアチニン値も、
ほとんどが境界値で
寸止まりしてるので、
今がまさに踵を返さねば、
「糖尿だよ、オッカサン」
になる(笑)。
一度だけ、痛風の痛みもあり、
CKD(慢性腎臓病)も中等度を超した。
眼底出血は完治するも、
時折、ピカピカ光りが見える
『光視症』のまんまなので、
網膜剥離が起こる危惧もある。
顎関節症痛は、
そのためのアラームだったのに、
あいかわらず、
口卑しく、食べるものに固執している。
役目柄、
OBコンサートの打ち上げやら、
元ギター部マドンナたちとの
恒例の食事会なぞの
世話役もやらねばである。
喰わずば生きていけない
生き物の定めだが、
喰い方を考えないと
寿命を縮める厄介な
成人病となってしまう。
*
650頁もの
長編を金曜の夜から
月曜の今朝にかけて、
やっと読了した。
土日と、外出したいと
思わせぬほどに
物語世界に没入できた。
その間、BGMとして、ずっと
パウル・ヴラニツキーの
『弦楽三重奏曲』を
リピートして聞いていた。
これが、読書の邪魔にならず、
しかも、物語世界のシーンに
効果的な色彩を添えてくれた。
ヴラニツキーは、
モラヴィア出身の作曲家で、
20歳の時にウィーンに移住し、
ハイドンやモーツァルトとも交流があり、
ウィーン楽壇においては、
名のある作曲家となった。
皇帝フランツ2世の妻
マリア・テレジアのお気に入りとなり、
彼女からしばしば宮廷の祝典音楽や、
舞台作品の作曲を依頼されている。
*
『街とその不確かな壁』の
第二部は、なんと、
会津若松からローカル線に乗った
山間の地区、というのが
舞台になっている。
とすれば、
只見線しかないので、
おそらくは、
新潟との県境にある
『大白川』か『入広瀬』辺りが
想定されていそうである。
どちらも、訪ねたことはないが、
まさに、山深い内陸部である。
*
一読感は、
まさに、ハルキ・ワールド的な
ファンタジーだなぁ・・・
というものだった。
深層心理学の「影」や
「自我境界」「ペルソナ(外的人格)」
「魂」「自己実現」・・・
といった要素と、
量子力学的な
「パラレルワールド」「重ね合わせ」
「エンタングルメント(量子もつれ)」
「量子トンネル」「無時間性」
といった要素とが、
巧みな筆致でファンタジー化されている。