『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

「ブリーフ・ジャーニー」

2024-11-22 06:48:59 | 

きのうは、
カウンセリング中に
右側を向いたら
グラリとメマイ感に襲われ、
ドキリとした。

寒い日だったので
厚着をして、やや、きつめの
上着で出勤したせいで
肩が凝ったのか…。

暖房を23℃で設定してたら、
強い日差しが入って
たちまち25℃まで上がって、
カラダがほてり出したので、
エアコンを「自動」設定にし
22℃に下げたら、冷房に切り替わったのか、
きゅうにザワザワと寒くなり
カラダが冷えた感じがした。

そんな急激な寒暖差を喰らって、
自律神経が一過性的に失調したのだろう。

いきなり、鼻水がズルズルでて、
クシャミまで出た…(笑)。

もう、暑いんだか、寒いんだか、
カラダが麻痺したのやもしれぬ。

ほんで、首が凝ってたんで、
メマイが起きたのだろう。

交感神経を安定させるのに、
心悸亢進時の対応と同じく、
トイレの冷水で顔を数回洗ったら、
心なしか落ち着いたようだった。

鼻水もすぐに止まった。

それから、深呼吸をし、
カーテンを開けて、
日光浴を10分ほどして
再度、体を自然に温めたら
具合がよくなった。

思うに…
急激なメマイは
軽い「ヒートショック」と思い当たり、
さっそく、AIに問うてみた。

**

寒暖差による急激な体温変化が引き金となる「ヒートショック」では、軽い症状でも体への影響が現れることがあります。
以下は、軽度のヒートショックで見られる症状の例です

1. めまい・ふらつき
急激な血圧の変動により、一時的なめまいや立ちくらみが起こることがあります。

2. 動悸・息切れ
心臓が寒暖差に対応しようとするため、心拍数が急激に上がり、動悸や息切れを感じることがあります。

3. 顔面蒼白や軽いのぼせ
血管の収縮や拡張が急激に変化することで、血液循環が乱れ、顔が青ざめたり逆に赤みを帯びてのぼせたように感じる場合があります。

4. 軽度の吐き気
血流や血圧の変化が自律神経を刺激し、軽い吐き気を引き起こすことがあります。

5. 一時的な集中力の低下
自律神経が乱れることで、ぼんやりしたり集中力が低下することがあります。

6. 手足の冷えやしびれ
体が急激な温度差に対応しようと血流を変化させることで、末端部分の冷えやしびれを感じることがあります。

対策と予防
軽い症状でも放置すると悪化する可能性があるため、以下の対策を取ることが重要です。

室温の調整:入浴前後や起床時に室温を一定に保つ。
ゆっくりと温度変化に適応:寒い場所から暖かい場所に移る際、間に中間温度の部屋を挟む。
こまめな水分補給:寒暖差で体液バランスが乱れないよう、水やお茶を摂取する。
ゆっくり立ち上がる:急に動くと血圧が乱れるため、行動はゆっくり行う。

**

ここの処の
外気の寒暖差も激しく、
入浴時には、必ずや、
脱衣所と浴室を
ストーヴで温めてから
入ることにしている。



****

きのうのベントは・・・

玉子焼き
ポーク・ブラウンソース
そのタレ
サツマイモ・ジャガイモ・ニンジン
スプラウト
福神漬け
ラッキョウ
ウメボシ殿下



****

きのうは
ヌーヴォーの解禁日で、
40年来、試飲を続けてるので、
近所の『やまや』に寄って
ペットボトルのハーフを買って帰った。

それでも、1027円だった。
現地では、おそらく
ワンコイン以下の価格だろう。

新酒なんて
本来、味見用なので、
そんなものである。

ところが、
最近では、輸入業者が
少しでも利益を出そうと
ノンフィルターだの
ビオディナミだの・・・
という付加価値を付けて、
『ヴィラージュ』の個人生産家で
4000円ほどの値を付けているものもある。

世界的に猛暑の今年は
葡萄栽培家にとっても
神経をつかう年だったろうが、
味は例年以上でも以下でもなかった。

時に、紫がかったり、
芳醇なブーケが立ったりした
年もあったが、
今年のものは「並」だった。


***

この時季、
先に帰宅した方が
玄関室礼のXmas飾りの
電飾のスイッチを入れるように
してるので、
後から帰ってきた方が、
玄関を開けると煌めきが
出迎えてくれる事になる。

 



ミニチュア家具に座る
「おとぼけサンタ」人形は、
長男誕生の折に
京都で買ったものなので、
もう35年にもなる。

ダンゴ三兄弟とも、
この飾りを見て育ったので、
彼らの家でも
Xmas飾りの「家庭文化」が
ミーム(文化遺伝子)として
伝わってるか・・・である。



**

ゆんべは夕餉の食卓で、
カミさんがボソリと
「来週の今頃は、京都だねい・・・」
と言ったので、
「うん・・・」
と頷きながらも、
(そっかぁ・・・。
 早いなぁ・・・)
とも感じた。

食後、まったりして
床で漫画を読んでたら、
元同僚のQちゃんから電話がきて、
土曜の晩には、親しかったN先生も
交えて、飲み会が出来る事になり、
うれしく思った。

今回のメインは、
11年間在職した
『金光第一高校』の
40周年記念パーティへの参加だが、
ついでに、大阪在住の孫や
教え子たちとも会ってくる予定なので、
今回もまた、フルスケジュールである。

+++

タイムスケジュールでは・・・

初日
京都駅・・・『美濃吉』で昼懐石
『瑠璃光院』拝観
嵐山ペンションに移動
『熊彦』で夜懐石

二日目
『苔寺』拝観・・・教え子一人と
『錦水亭』で昼懐石・・・教え子二人と

高槻将棋会館…見学

Qちゃん・N先生と夜呑み会
高槻ホテル泊

三日目
午後・・・金光40周年記念パーティ
夜・・・江坂のリク坊宅泊

最終日
帰福

+++

ほいでも・・・
きのうは、ふと・・・
思った・・・。

来週も学校勤務が三日あり、
勤務日の翌日から
上洛するので、
ロンバケ中の旅と違って
日常の延長として、
出張気分で、ちょいと、
京都・大阪に出向いて、
淡々と帰ってこよう・・・と。

在職中から40年来、
何十遍と行き来してるので、
往路の4時間ほどは
さほど苦にもならず、
スマホも新しくしたので、
動画でも見ていきゃ、
あっという間だろう。

「行き」は懐かしい人々や風景、
過去の想い出との「再会」を
楽しみにし、
「帰り」は安堵する自宅、
我が寝床に慰撫されるのを
楽しみにしている(笑)。

帰宅後の翌日も
また勤務なので、
まさに、日常のなかに
ちょっとした非日常を
垣間見る「ブリーフ・ジャーニー」
になるだろう。

あ、そうそう。
替えのブリーフも
持ってかなっきゃ・・・(笑)。



ヘヘ・・ (。・´з`・) ゞ 

**



今年から、着任した
KP中のカウンセリング室の装飾用に
ユトリロとビュッフェの簡易模写を
はがき大の100均額縁に収めて
さっそく飾ってみた。

印刷物とは違い
模写でも手描き感は
人の温もりを感じさせる味がある。

これを、
【自画 爺さん(自賛)】といふ・・・(笑)。






 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミードを味わう

2024-02-04 08:28:28 | 

 

きのうは
奥歯の詰め物がとれたので、
近所の歯医者さんまで
歩いて赴いてきた。

 



その足で、
散歩がてら
ツタヤ・ブラウジングに寄ったら
愛読しているドリヤス工場の
新刊が出ていたので買ってきた。

このシリーズは
これで4冊目である。



*

ついでに
店内にあるスタバで
軽くエスプレッソを引っ掛けてきた。

 



*

午後からは、
カミさんに連れられて
85歳の光っちゃん叔母ちゃんも
一緒に、未訪のカフェに行ってきた。

『納屋カフェ』の名前の通り、
納屋を改装した
不思議な空間だった。

ノリタケのプレートも
洒落ていて、
初めて見るタイプだった。



*

メニューにあった
珍しい『豆腐カレー』は、
まんまの豆腐が乗っていて
笑えてしまった。

オニクの代用の
ヘルシーカレーということだが、
カレーはスパイシーで
案外いけた(笑)。



*

店内には
これまた珍しいミード(蜂蜜酒)があり、
買って帰りテイスティングしてみたが、
なるほど、ほんわかと
蜂蜜のフレーバーがした。

『やまや』や大型酒店でも
なかなか見つからなかったミードが
郊外のカフェにあって
意外な発見だった。

ココナツのマカロンは
前回、カミさんが
土産に買って来て美味しかったので、
また、買ってきた。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィン・サント2002

2023-12-20 09:29:39 | 

 

明日の勤務で
いよいよ二学期も終業である。

きのうも
オフ日だったので、
野田にオープンした
「おにぎり専門店」に
出向いてみた。

 



開店時から
すでに先客がおり、
オーダーしてから握るので
十分ほど待たされた。

出来立ては
パックがホカホカするほどに
温かく、さっそく、
車中で「焼きおにぎり」を一つ
頬張った。

厳選された米をブレンドしてるが、
食べ味はあっさりしたものだった。

コンビニおにぎりの
三倍もする値段の割には、
「美味しい!!」
と、ビックリするほどではなかった。

それでも、
醤油漬け玉子の
海苔おにぎりは
まあまあ美味しかった。

「味噌焼きおにぎり」と
「発芽玄米おにぎり」は
今日のお昼用にした。

*

ワインカーヴ内が充実している
『酒蔵』に寄って、
目ぼしい物はないか
見て廻ったら、
なんと、2002年ヴィンテージの
『キャンティ』のデザートワイン
『ヴィン・サント』ハーフが
1800円であり欣喜雀躍した(笑)。

そして、
ワゴンセールでは
『チンザノ・ロッソ』(スプマンテ)が
5割引きで555円になってて、
これまたラッキーだった。

カミさんが
泡物が好きなので、
夕餉の鍋に合わてやる
その喜ぶ顔が思い浮かんだ。

ヴィン・サントは
帰宅後、さっそく、昼間から
テイスティングした。

開封時の儀式には、
40年来、使用している
ソムリエ・ナイフで
封印と金属キャップシールを
切り剥がす。

2002年物だから、
もうじき2024年になるので、
22年物の古酒である。

葡萄を陰干しして
レーズン状にしてから
醸造したものなので、
極甘口のディジェスティフ
(食後酒)であり、
「デザートワイン」とも称される。

極甘口ゆえに
数十年も保管が効き、
その「まろさ」も
「蜜」のようになるのである。

まさに、
「葡萄の甘露」。

独特のブーケとアロマで、
粘性があって
喉の奥をゆるゆると降りてゆく
その艶冶な感触は
『アイス・ヴァイン』や
『トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ』
とも比肩し得る。

ハーフで1800円というのも
超お値打ちである。

これだから、
カーヴ・ハンティングは
やめられない。

他にも
目ぼしいレア物が
いくつかあったので、
次の機会に
ゲットしてこようと思う。

なんだか、
トーデンマネーが入って
いくらかバブリーな気分の
年の暮れである。

人間国宝だった
故・米朝師匠の落語に出てきた
戯れ歌が思い出された。

 楽しみは
  後ろに柱
   前に酒
    左右に女
     ふところに金

***

スーパーでの
夕餉の買い物で、
切れてた「餡子」缶を補充した(笑)。

自称『大日本餡子連盟』の
総長にして
根っからのアンキストなので(笑)、
古式ゆかしく
缶切りでギコギコやりながら、
(こういうのも、趣きがあって、
 いとをかし・・・だなぁ・・・)
と、感じ入っていた(笑)。

きょう日の青少年は
みなパッカン式のプルタブ缶詰しか
経験してないだろうから、
缶切りの存在や、その使用法さえ
知らないのではなかろうか・・・。

・・・などと、考えながら、
昭和オヤジは
手慣れた風にギコギコ開けていた。

かつては、
「茹で小豆」缶なぞを
大のオトコが
嬉々として食べてる姿なんて
さもしい・・・というか、
めめしい・・・というか、
そんなんであったが、
近頃は、ポリフェノールを
多く含量する健康食品として
大手を振って楽しめるようになった(笑)。

なんでも、
あの明石家さんまも
マシンガントークで収録を終えた深夜に
独りわびしく「あずき缶」を
やったりしているという(笑)。

なんだか、昭和ニンゲンには
いい話だなぁ・・・と、
思わずにはいられない。

***

毎月、介護ホームから
90歳を過ぎた老母の
現況報告が写真付きで
送られてくる。

コロナ禍の3年間は
「感染=瀕死」という
超高齢者ばかりなので、
家族といえ、面会謝絶が続いていた。

今も、コロナ/インフルの
渦中なので制限がある。

なので、こうして、
月一で送られてくる近影で
老母の様子を知らされている。

二つ上だった
カミさんの母親が
今年亡くなったので、
そろそろ覚悟はしている。

**

夕方頃、
ポストに、待ちに待った
いちばんの愛読書の新刊が
Amazonから届いた。

ポストを開けて
レターパックが入っていた時の
ちょっとした喜びは
まさしく“小さな幸せ”かもしれない。

シーズン4で
すでに70巻目に突入である。

青年コミック界で
唯一の「服飾」物で、
こうも長く続いてるのは稀有だが、
それだけ、面白く、蘊蓄に
有用性があることの証左である。

実際に、この作品で
お洒落熱が再燃して、
ずいぶんとスーツやら
ドレスシャツや装身小物を
買い集めて、「着道楽」を
楽しんできた。

まさに、自分にとっての
「洒落道」の教科書である。

****

ニュースで
小学生までが
OD(オーバードーズ/薬物多飲)を
やらかして、救急搬送された
というから、世も末である。

そのうち、
小学生の援助交際まで出たら、
まさしく、“セカオワ”である。

教育臨床では、
「OD」には「起立性調節障害」
(Orthostatic Dysregulation)もあるので、
カルテ記載時は、
レアケースの前者の場合、
「overdose 」と略記しない。

他にも二文字で略記するのが
いくつかある。

LD=学習障害
ID=知的能力障害
HV=過呼吸(ハイパーベンチレーション)
WC=リスカ(リストカット)
AC=アムカ(アームカット)
YC=ヤング・ケアラー
etc.













 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冠雪を眺めながら、古酒を愛でる

2023-10-23 09:08:00 | 

 

 

おとつい
吾妻山頂で降った雪が
まだ、うっすらと
モモリン(種まき兎)の
耳のあたりとして
残っていた。

*



新聞の広告に
貴腐ワインのソーテルヌが
2千円を切る価格で
特売されていたので、
さっそく近所の『いちい』に
散歩がてら出向いてみたが、
棚には一本もなく、
仕方なく、車を出して
吉倉店まで赴いたが
やはりすでに棚は空だった。

ワイン通の
貴腐愛好家たちに
逸早く買い漁られた感がした。

残念な思いで、
隣接する酒屋の
『酒蔵』に寄って
カーヴ内をウォッチして廻ったら、
珍しいジュラソンの
レイト・ハーヴェスト(遅摘み)の
ハーフが一本だけあり、
価格も千円台だったので、
これはこれでレアな一本だった。



商品名の
『バレ・ドクトーブル』とは
「神無月の舞」とでも訳せようか。

ブルゴーニュなどでは、
夏に詰み終わる葡萄を
10月まで遅らせて、
完熟から貴腐状態に
脱水してから醸造するので、
濃厚な甘さと杏香のする
独特のアロマとブーケになる。

ジュラソンは
フランス南西部の
スペイン国境のピレネー山麓にある。

ここで栽培されている葡萄は
「プティマンサン」と「グロマンサン」
(Petit Manseng/Gros Manseng)
という白葡萄である。

帰宅後、
さっそく
テイスティング・グラスで
香りを聞き、
味を愛でてみた。

2012年のヴィンテージなので、
11年物になるが、
糖度が高いせいか
まったく劣化も酸化もしておらず、
デザート・ワインとしては
申し分ないクオリティだった。

ついでに、
先日、山形の物産館で買ってきた
ナイアガラやデラウエアによる
甘口白とも比較してみた。



やはり、
フランス産の11年物は
古酒然として、
厚み・重みにおいて、
一段上の「姉御格」であった(笑)。

イタリア産のフォルマッジョ(チーズ)
『ペコリーノ・ロマーノ』で
塩気を摂りながらの
こういった
ヴァン・ブラン(白ワイン)の
比較テイスティングも
楽しいものである。

***



在京中の
20代から30代にかけて
ワインにどハマリした事があり、
近所の酒屋のショーちゃんと
一緒に切磋琢磨しながら勉強をし、
エチケット(ラベル)も
せっせと蒐集して、
スクラップ・ブックも
5冊ほど出来たものである。

その後は、
呑んでも
浴槽に一晩浸けて
エチケットを剥がして
干してプレスするなんて
面倒なことはせずに
瓶ごと捨てていた。

今回の
2012年ヴィンテージの
ジュラソンの
珍しい葡萄酒は
久しぶりに
記憶すべくエチケットを
取っておこうと思わされた。

***



きのうは午後から
PNESのJKのCちゃんが
お父さんとやってきた。

中学時代は
お母さんは何度か
来校されてお目にかかっているが、
お父さんは初めてだったので、
ご挨拶して、Cちゃんの
カウンセリングが終わってから、
半時間ほど、「家族療法」や
「環境調節」のための「心理教育」を
させて頂いた。

あらかた、
お母さんから伝聞で聴いては
おられたようだが、
セラピストから直接聞くのは
初めてなので、丁寧に
病理・心理と治療方針を
説明させて頂いた。

PNESが10万人に3~5人という
レアなケースであることに
驚いておられたが、
「心因性」で命に係わる
重篤にはならない、と言われて、
少し安心されてたようだった。

ただ、MDI(躁鬱)の
デプ(鬱)状態の時に
時折、希死念慮が生じるので、
その事への慎重な配慮が
必要である事を
ご理解いただいた。

他にも
HF-ASD(高機能自閉)傾向やら
ADD(注意欠損症)やら
専門用語を交えて、
できるだけ、詳しく、丁寧に
解説させて頂き、
ご家庭で
「安心感・安全感・大丈夫感」を
ご両親から提供される事が
最も治療的に大切であることも
お話しさせて頂いた。

まだお若い
イケメンのお父さんは、
喰い入るようにお聴き下さり、
質問もされて、メモをされる代わりに
ホワイト・ボードの走り書きを
写メされていった。

Cちゃんは
お父さんが好きだというので、
良好な父子関係で
予後も良好そうに思われた。

**



「私的三連休」中に
古楽器製作を再開できたのは
幸いだった。

猛暑が去って、
やっと、製作意欲が戻り、
「芸術の秋」に相応しい
素敵な楽器創りに専念できそうである。

これまでの
10年近くの製作歴で
30本ほどの古楽器を製作してきたが、
すべて、完売してくれて、
細々とながらも
副業となっていてくれて
有難く感じている。

幼少期から、
プラモ世代で育ったので、
その頃からの製作精度や
塗装技術も身になっているのだろう。

「料理」も趣味だが、
その原意は、「料」が、
「米」と「斗」を合わせた
「計る」という意味で、
「理」は「おさめる」意味なので、
「物事を適当に処置する」
という事になるという。

たしかに、
料理も楽器造りも
材料を計って、図って、
理に適ったように
仕上げる事で共通している。

*

ルネッサンスギターや
バロックギター、ビウエラなどの
ギター属の楽器は、
その全体のフォルムもさることながら、
ヘッドや指板にも特徴が出るので、
いつもいつも、胴体よりも
このパーツから製作を始める。

ペグ(弦巻)だけは
工作機械もあるが、
精緻で数仕事なので、
これは専門の職人さんが
中国や東南アジアにいて、
(農業などの片手間にやってるらしい)
廉価で大量に仕入れる事ができるので、
手間とコストを省くのに
海外のオークション・サイトから
何種類か仕入れて用いている。

今回は、
稀少材のエボニー(黒檀)で
洒落た飾りのついたものを
用いることにした。

ここから、
全体像を想像したり、
本体のボディや
表面板のインレイ(象嵌)なぞも
イメージして造ることが多い。





 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマーロ&カルチョーフィ

2023-05-04 08:21:17 | 

 

世間は
ゴールデンウイークで、
どこもかしこも
混雑で大渋滞のようである。

先々月の花見時の
京都市内がそうだったので、
あの人込みは勘弁である。

「普段」や「日常」との
「ハレとケ」の変化を
つけたく思うのは人情だが、
日々の暮らしにこそ
「喜び」や「楽しみ」を
見つける事も大切だろう。

*

庭のサクランボが
色づき始めたので、
鳥に喰われる前に、
手の届く範囲で
いくつか袋がけした。

樹の高い処には、
ワンサカ実がなっているが、
脚立を出してまで
袋がけする気にもなれず、
そこは鳥に食べさせてやろうと
思った。

*

きのうは、
近所の『やまや』まで、
イタリアンの食後酒である
『アマーロ』を探しに
散歩がてら出かけてみた。

水路に沿って
裏道を歩いていたら、
突然、ポチャンと水音がし、
見ると、ちっちゃなカナチョロが
入水して泳いで?  いた。

自ら、流れてきた
小枝にしがみついて
(やべぇ…。どーしよー…)
と狼狽したように
キョドッていたので、
(ハハン。
腕白ボンズが、好奇心で
ジャンプして、ドジったんだなぁ…)
と、察して、枯れ枝を手折って
レスキューしてやった。

むろん、礼なぞ
言うはずもないが(笑)、
しばし、放心したように、
ジッとして動かなかった。

まだ冷たい水に漬かっていたので、
冷血動物ゆえに
急性の低体温症にでも
なったみたいだった。

なので、
「もう、バカすんなよッ!!」
と、ヤンチャな子に
諭すように言って、
踵を返した。

しばらく行くと、
小学生のナッちゃんと
ザリガニ捕りをした
段差のある小さな滝状の処に
さしかかり、
(ここまで、流されて来てたら、
あのチビちゃん、
一貫のオワリだったかもなぁ…)
と、レスキューして良かった
と思った。

帰宅後、
スマホでウィキってみたら、
正式には『ニホンカナヘビ』
と言うようで、
子どもの頃は、地元語なのか…
カランキョとも呼んでいた。

学名はムズくて、
 (Takydromus tachydromoides
タキドロムス・タチャイドロモイデス) 。

爬虫綱 有鱗目 カナヘビ科 カナヘビ属
に分類されるトカゲだそうな。

*

リキュール・コーナーを物色してたら、
『アマーロ』は一種類だけあった。

その隣には、珍しい
カルチョーフィ(アーティチョーク)の
リュールも安価であったので、
料理に使おうと、ついで買いした。

常用している「ライム100%ジュース」が
切れていたので、補充した。

カクテル材料や料理用に、
レモン・ライムと
シークワサー・カボスの
100%ジュースを冷蔵庫に
常在させている。

最近、ハマッている
YouTubeのイタリアン番組で
バリバリ『バリラ』派…
というシェフの洒落を聞いて、
『ディチェコ』派も浮気をしてみた。

アンチョビはフィレがなかったので、
仕方なくチューブ物を買ってきた。

『やまや』は
チーズ類はお寒いので、
今日にも、『ジュピター』で
『ペコリーノ・ロマーノ』を
買ってきようかと思っている。

*

この連休中は、
毎日、おうちに巣ごもりして、
お昼にパスタを創っている。

きのうも、
夕飯に作った春巻きの残りに、
ランプレドット(モツ煮込み)
の煮汁とオリーヴ・オイル、
カルチョーフィのリキュールで
風味をつけたソースで
『バリラ#5』をやってみた。

正直、ブラインド・テストでは、
『バリラ』と『ディチェコ』の
味の微妙な違いは
判定できない。

本国イタリアでも
二大定番パスタである。

*

カミさんが、
買い置きしてパン籠に入ってた
『ピスタチオ・タルト』があったので、
ドルチェとして、品よく、
フッチェンロイターのアシェットに
ドレッセして、ナイフとフォークで
頂いた。

そして、
ディジェスティフには、
イタリアンの〆の定番の
『アマーロ』を初めてやってみた。

甘苦い薬草種なので、
有名な『シャルトリューズ』の
『ジョーヌ』や『ヴェール』のような
風味と味わいであったが、
やはり個性があるので、
これならば「目隠しテスト」でも
違いが判りそうである。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする