『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

セントアンドリュース・バッジ

2023-12-15 08:43:52 | オシャレ

 

あと十日後は
早、Xmasである。



かつて、
勤務していたT中の
カウンセリング室のゴムの樹に
生徒と一緒にオナメントを
飾り付けたのを懐かしく
思い出した。

勤務中、
水やりをして
大事に育ていたら
天井に着くまでに成長して、
支え木が必要になるほどだった。

**

当時、勤務していた
スコットランド出身の
若い女性AETから
セントアンドリュースの
本物のバッジをもらった。

なんでも、
お爺ちゃんが勤めていたとかで、
家にいくつかあったうちの
一つだという
貴重なお宝である。

ゴルフ発祥の地であり
全英オープンの舞台ともなる
名門コースである。

ヘタッピながら
ゴルフもちょいちょいやっていたので、
これは嬉しくも誇らしいバッジで、
ゴルフをやる人たちに
自慢して見せていた。

そして、
職場への装いにも
ラペルピンに仕立てて
スコティッシュ・ファッションで
出勤していた。

*

ドレスシャツの
ボタンカバーの
カフリンクスも見つけ、
フルコーデにしばしば
装着していた。

*

ネクタイが面倒な日は、
時折、スリーピースに
ループタイも合わせてみた。

厚手のヘリンボーン・スーツと
マリアージュさせると
さながら
セントアンドリュース界隈を
たむろする老爺のような
井手達であった。

*

きのうは
二人も欠席キャンセルがあり、
いつもなら
教材研究と称して
常時携帯している楽譜集を取り出して
ギター曲の譜読みやら
練習やらをするのが常だが、
きのうは風邪気味だったせいか
その意欲が湧かなかった。

代わりに、PCで
Amazonブラウジングをして
今、製作中の古楽器の
ロゼッタ(薔薇窓音孔)に
使えそうな透かし彫りを
探していた。

そしたら、
「木工組子セット」や
「木製コースター」の中に
いくつか、よさげなものがあった。

*

すぐに購入するのではなく、
まずは、試しに、一つを
プリントアウトして
薄く削った木に貼り
そのデザインを掘ってみようと
考えた。

そしたら、
購入するよりも
遥かに安上がりである(笑)。

*

工房内に溜まる端材を
いくつかピックアップして、
表面板に貼るブリッジを取るのに
罫書きしてみた。

まだ、バンドソーの修理が
あがってこないので、
それまでは代用として
これまでのイトノコで
ギコギコやろうかと思っている。

来週から
三週間の冬休みなので、
集中して、製作に没入するつもりだが、
なんとか、年末までには
メイン切断機の修理が
終わってほしいものである。








 

 

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アウトレット品250円

2022-05-03 07:10:00 | オシャレ
きのうは
平日だったにもかかわらず、
街や野には
人出が多かった。

月曜「定休日」の人たちも
私的6連休になってるのだろう。




買い物の途中、
『桜堤公園』の河川敷に寄って、
オニギリとゆで卵で
車内ランチとした。

新緑の樹々の間から
ちょうど吾妻のモモリンが見える
絶好の景観だった。

昭和の頃の
連休コンセプト
「安近短」で
ソロキャンプしている
テントもちらほらあった。








フレンチ用の
新しいお皿を物色しに
野田方面の
『セカンドストリート』まで
足を延ばしてみた。

目ぼしい皿は
見つからなかったが、
『ゴールデンウイーク』セールで、
≪長袖服50%オフ≫とあったので、
紳士服コーナーをのぞいてみたら、
かねがね欲しいと思っていた
「ワンボタン/ピークトラペル」の
ジャケットがワンコインであった。

サイズさえ合えば、
250円だから
タダみたいなもんである(笑)。

背中のセンターベンツには
し付け糸があるので、
新品のようだった。

セーターも脱がずに
羽織ってみると、
「L」表記でも
悠々であった。

しかも、薄手で軽い。

これは、願ったり叶ったりだ、
と思ってたら、
なんと、ボタン位置が
女性用の「左ボタン」だった。

これには、驚いたが、
タグを見ると
あきらかに「MENS」なので、
これは工房での仕立て間違いと
すぐに気づいた。

女性物として
出したらよかったのに、
アウトレット品として
捨て値(100円くらい?)で
卸されたのだろうと想像した。

なんだか、
一瞬、死に装束の「左前」を
連想したが、女物の転用で
ジェンダー・フリーと考えれば
いっか・・・と、思い替えした。

そもそも、
死に装束は、
この世とあの世は
真逆の関係にあるから
逆に着せるという、
慣習に過ぎず、
「逆さ事」を嫌う宗旨では
やらないこともある。

また、別説には、
奈良時代の上流階級は
衣服を左前で着ていたことから、
それにあやかって
来世では上流階級になれるように、
という願掛けの意味もあるという。

なので、
ボタン位置が逆様だって、
気にすることはなし、である。

なにせ、
アースカラーで
待望のワンボタン/ピークトラペル
なのだから・・・。

そしたら、
手持ちにはない、
スカイブルーの薄手ニットベストも
新品タグが付いてて
ワンコインだったので
一緒に買ってきた。

茶に青は、
鉄板のお洒落コーデなのである。

まずは、
連休明けの出勤日に
これでドレスアップしてみよう
と思っている。







今週の7日で、
『リュート・マラソン』も
三か月目となる。

そもそも、
それを始める切っ掛けとなったのが、
愛器サントスの全損事故が元である。

その衝撃と哀しみ・・・は、
計り知れないものだったが、
事故は事故なので、
それを受容して
諦め葬り、
加害者となられた方にも
同情し憐れんだ。

そして、
交通事故と同じく、
相手側の車の保険のオプションで
全損事故への賠償が支払われたので、
50年来の愛器の喪失は
金で解決できるものではないが、
それで「示談」が成立した。

三か月、
損傷した姿のままで
放置されたが、
やはり、そのまま捨て置くには
忍びなく、古楽器工房で
張り合わせの修復作業を施した。

そして、
以前の音色は断念して、
ヒビだらけながらも
新しくバスギターとして
再生させた。

賠償金の一部は、
高額なバスギター用の低音弦や、
リュート用の巻き弦の
購入費用に充てた。

それだけで
数万円もした。

そしたら、
廃物利用ではないが、
このバスギターにも
妙に愛着が湧いてきて、
せっかく新たな生を得たのだから、
なにか特別な曲をアレンジして
そのリボーンを寿ごうと思った。

【転んでもただは起きぬ】と
【もったいない精神】が、
演奏モチベーションを
高めてくれた。

かつて発表会でチャレンジしたような、
「大胆、奇抜」な選曲はないか
思案していたら、
かつて、プレスティとラゴヤ夫婦の
名演奏で耳に馴染みのあった
ヴィヴァルディの
『マンドリン協奏曲』の第一楽章を
ソロに仕立ててみた。

https://youtu.be/NxieTFvueXk

・・・収録後、
なんとなく、
いちど死んだサントスが、
バスギターとして再生して、
新たな演奏地平を
拓いてくれたような気がした。

もしかしたら、
こうなるべく
運命のアレンジメントとしての
大事故だったのかもしれない・・・と、
ふと、思った。

まるでオリジナル古楽器の
テオルボのような
雰囲気がそのまま出せた
『プレリュード』
(ロベール・ド・ヴィゼー/1650-1725)
を聴いたら、
その感を強くした。

https://www.youtube.com/watch?v=YC2EkZzEokg




******************
For Peace in Ukraine
******************




"Sonata"
(Domenico Cimarosa, 1749- 1801)
https://www.youtube.com/watch?v=Ly3J3v3Ljv4

"When You Wish upon a Star"
(Leigh Harline, 1907 - 1969)
https://youtu.be/53UUtPZJoCs

"Moon River"
(Henry Mancini、1924 - 1994)
https://youtu.be/0Vc1JA4z5LE

"Menuet"
(Wilhelm Krüger ,1791-1856)
https://youtu.be/mGDl6XaAPjs

"Träumerei"
(Robert Alexander Schumann, 1810 - 1856)
https://youtu.be/aiWwCIaZ35c

" Estrellita "
(M.Ponce)
https://youtu.be/VysLnRO2XVs
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モウヤダ~ッ ! ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ

2021-12-14 07:54:00 | オシャレ
今週は
二日のみの勤務なので、
明日から五日間の
プチ・ロンバケだが、
来週からは、いよいよ
年末年始の本格的な
三週間のロンバケに入る。

さあ、また、
なにをすべぇ・・・と、
悩ましくもある(笑)。

先日は、
カミさんが、
毎週日曜の夕方に視ている
『相葉マナブ』で
「ついこないだ視たばっかり
だと思ったのに…」
と、時間の経つ速さに
驚いていた。

それには、
自分も同感だった。

落語の雑排に・・・

 正月や
  今年もあるぞ
   大みそか

・・・というのがある(笑)。

なので、
むかしの人も
【光陰矢の如し】
と喩えたように、
「時」の速さを
捉えていたのかもしれない。

であればこそ、
一瞬一瞬をも
よく見、よく聞き、よく触れて、
味わわなきゃ…と
自戒している毎日である。

【永遠の今】
「ewiges Jetzt」
(イーヴィガス・イェツト)
とは、ニーチェの概念だが、
それは、未来も過去も
現在のための付随的な時間態である
と考えられた。

元はインド哲学にあるらしく、
「過去/現在/未来」の
順序に固執する事で、
経時的な考えや
〈流れる時間〉が
イメージされるという。





キャンベルタウンのシングルモルト
『グレン・スコシア』の
メタル・キャップシートを
アンビル(金床)で叩きのばして
ラペルピンに仕立ててみた。

さっそく、ノワールの
ダブルスーツに装着してみた。

何十種として
ラペルピンを職場にしていくと、
よく好奇心旺盛な先生から
それは何の印ですか?
と尋ねられることがある。

大概は、女性の先生方で、
こういう事に
同性である男性は
全く興味を示さないから
教育界の「洒落道」も
お寒い状況である。

だから、
リクルート・スーツやら
ドブネズミ・スーツなぞと
西欧の紳士服業界からは
軽侮されるのかもしれない。

それと、
武士道や薩長明治政府の
精神世界の影響で、
男子たるもの
チャラチャラした
「恰好」に拘るのは
言語道断とでもいうような風潮が
まだ何処かに息づいているのやもしれぬ。

なので、
せめてSCくらい
教育界のファッション・イノベーターとして、
トリックスター性を発揮して
教員のジャージ姿や
ホワイトシャツが跋扈する校内で
勇気を出して
ひとり仮装行列をしているのである。

今日も今日とて、
グリーン・ジャケットに
サンタ帽子のラペルピンを
装って、クリスマス・ムードを
醸し出そうと画策している。

目ざとい、
女子生徒や
女性事務職員は
すぐにその洒落っ気に
気づいてくれて、
ニッコリして
「カワ(・∀・)イイ!」
と反応してくれるが、
男子生徒も男性教員も
さっぱりダメである(笑)。

・・・思うに、
彼らは、そういうものに
軽々に反応しては、
"女々しく"みっともない・・・
とでも、どこかで
刷り込まれているのだろうか・・・(笑)。








一週間に1回以上は必ずや
3.11の余震が未だにあるので、
職場のカウンセリング室に
ゆくたんびに
壁掛けの絵画類が曲がっている。

それを真っ直ぐに直す処から
一日の仕事が始まる・・・
といった感じである(笑)。

そしたら、
つい、先だって、
【習い性と成る】で、
大衆食堂の壁掛けの絵が
曲がってたので、
ついつい無意識に
直してしまった(笑)。

別に、悪い事をしたわけじゃないが、
なんだか、自虐的に照れて、
(ほんま、いらん事しいやなぁ・・・)
と、関西人キャラが
内言で漏らしていた(笑)。









きのうは、
教頭先生から
生徒のドクターへの
紹介状を依頼され、
カウンセリング室に
プリンターがないので、
仕方なく、旧式のワープロを
稼動せさた。

何年も使ってなかったが、
まだちゃんと動いたものの、
すっかり操作法を忘れてしまい、
「ローマ字変換」を
「かな変換」に変えるのに
大分と手間取ってしまった。

しかも、
退勤時に書き上げて
プリントアウトしてから
退室しようとしてたら、
いつもの癖で
先にコンセントを抜いてしまい、
アッと言った時には
データが全部消えてしまった(笑)。

もう、大声あげて、
「オレのバカーッ!!」
と、広いカウンセリング室を
駆けまわりたいような
気分だった(笑)。

モウヤダ~ッ ! ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ

やり直す気力も萎えたので、
教頭先生にはわけを話して
来週まで待ってもらう事にした。

帰宅したら、自罰的に
失敗の「過剰訂正」をすべく、
着替えもせずに
スーツを着たまま
すぐにPCに向かって
まだ忘れないうちに
A4一枚分のケース紹介文を
一気に書き上げてプリントアウトした。

最近、この手の
プチ認知っぽい
大ポカが多くって、
もうニンゲンやめたくなる、
という心境になって、
周囲に早く死にたい・・・
と、言っては嫌がられている(笑)。

「そーいう人に限って
長生きすんだから・・・」
ともよく言われる
"しぬしぬ詐欺"である(笑)。









今朝の朝刊で
古家 三敏氏の訃報を知った。

御年85歳だから、
年に不足はないが…
初巻から愛読していた
『レモンハート』が
これで打ち切りになるかと思うと
残念である。

氏の残した
『寄席芸人伝』は
傑作であり、
『減点パパ』も
愛読していた。

なかでも、
マイナーな一冊だが、
老境夫婦の日々是好日を描いた
『タンポポ橋わたれ!』は
生涯の一冊といってよい
愛読書である。

氏のハートウォーミングな筆致は
"癒し系"として
コミック界では
比類のないものであっただけに、
その御逝去が惜しまれる。






今朝の朝刊の
健康欄で、
双極性障害にも適用される新薬が
去年承認された旨が載っていたので、
ググッてみた。

まだ、気分障害や
シゾ(統合失調症)の
生徒たちには処方されたことのない
薬名だったので、
システムノートの末尾にある
薬一覧表に追記した。

ドパミンとセロトニンの
両受容体への拮抗薬で、
認知障害や抑うつ状態にも効く
というので、この先、
自分もお世話になるかも…と、
ふと思ったりもした(笑)。




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オッドベスト

2021-02-20 08:04:00 | オシャレ

きのうは
ポカッと晴れ上がったので、
オフ日ともあり、
久しぶりにリュックを背負って
散歩にでた。

ここのところの
体調不良は、
「寒暖差アレルギー」に
拠るものかもしれない、
と天気予報での
「体調管理に注意して下さい」
というメッセージで
気が付いた。

2月に入ってからの
気温差のグラフを見たら
「WW」のガチャボコ状態だった(笑)。

今日も今日とて、
朝方-2℃、
日中15℃、
寒暖差17℃という。

日内差が7℃以上あると
鼻腔内粘膜が肥厚する
アレルギー反応が起こるという。

自分の場合は、
昨年暮れから続いている
上気道から気管支の辺りまで
慢性炎症が続いているような
感じである。

そこに、花粉症シーズンの
到来である。

今も、
眼の痒み、倦怠感が
すでに起こっている。

それに加えて、
慢性気管支炎の息苦しさがあって、
コロナマスクの息苦しさもあって・・・と。

ʅ(-"-;)ʃ アーア





例によって、
ツタヤ・ブラウジングしてたら、
新刊コーナーに
愛読書の『王様の仕立て屋』の
新刊がリリースされていて、
『七つ屋志のぶの宝石匣』
もあったので買ってきた。

スケジュール・ノートを
一堂に並べてあったコーナーでは、
今年度用のハードカバーの
システムノートを買った。

4色あるが、
ここ三年間は
ずっとこのサーモンピンクを
続けている。








今回で、
60巻目の大台に乗った
『サルト・フィニート』は
着道楽にとっての教科書で、
毎回、その運賃は実際の
オシャレに応用している。

今回は、
スーツ内に着用する
色違いの「オッドベスト」が
テーマとして取り上げられ、
この時季、手を変え品を変え、
いろいろとアタマを使っている
アイテムだったので、
たいへん参考になった。







この漫画の「推し」は、
服飾の蘊蓄のみならず、
其処此処に「人生訓」が
盛られているのが、
時折、挟まれるギャグと
いいバランスで奥深さを
与えている。







少年法「改正案」が
取り沙汰されていたので、
さっそく「国試」情報サイトに
アップしようと思った。

こういう、
法曹領域も
公認心理師の試験範囲に
入っているのである。






新しいマッサージ機が
きのう、やっと、届いた。

ヤマト運輸の
引っ越し係が二人して
室内に設置してくれたので
助かった。

試運転してみたら、
前回の昭和の
「ナショナルもみもみ」よりも
専門メーカー
「富士医療」の
2018年の現行機種なので
さすがに、最新のメカぞろいであった。





最近、ちょっと
飽き飽きしてきた感のある
"ぼっちフレンチ"だが・・・
きのうは、
『イベリコ豚のソテー』
を創ってみた。

一口目に
その味の濃さと
香りが感じとれた。

やはり並の国産豚とは
明らかに差異があった。

それゆえの
ブランド豚なのだろう。

昭和のイメージでは、
ポークソテーには
何故かパイナップルの輪切りが
一切れ添えられていたので、
100%パインジュースを
煮詰めてブールモンテして
ソースとした。

なじかは知らねど、
ブーちゃんにパイン・・・
合うもんである(笑)。

ちゃんちゃん。



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YouTubeは便利

2020-11-22 06:10:00 | オシャレ
YouTubeは便利なもので、
きのうは、
統計学の復習をするのに、
解かり易いサイトを選び、
夕食後に3時間近く
興に乗って勉強してしまった。

ナルホドな…と、
解説や例題が上手いと
ついつい引き込まれて、
「重回帰分析」や
「多変量解析」などが
納得して理解できた。

数多有る分析法の概要を
ザックリつかまえてから、
『ヨビノリ』(予備校のノリで)
のサイトで、数式を使った
本格的な統計学を聞いても
理解できるまでになった。





高校時代に
いちど諦めた
ベートーヴェンの
『テンペスト』の三楽章に
根気よく取り組んで、
どうにか最後まで読譜を終えた。

ベートーヴェン生誕250年の
記念イヤーゆえに、
今年は、集中的に
楽聖の曲を勉強している。

やはりYouTubeを検索してみたら、
「ゆっくり弾いてみた」
サイトがあり、
これも大いに参考になった。

上手い下手は別として、
人間の10本の指を使って弾くピアノは
ゆっくりであれば、
どんな曲でも弾けるのである。

ベートーヴェンの生涯を
知った上で、
彼の楽曲分析(アナリーゼ)をしてみると
よりその人自身に近づける気がする。

楽譜は時に、
その人の随筆的文章でもあり、
建築物の設計図でもある。

(なるほど…。
こうしたかったんだ‥‥)
と意図が理解できると
その思想・感性もよく解る。

きのうは、
「古典派音楽って、
繰り返しがシツコイなぁ…」
と、素朴なことを感じた(笑)。

フレーズの
同型反復・展開反復・エコー・、
ロンドやソナタや三部形式のような
再現反復…と、
音楽には反復(リフレイン)が
ひとつの必要な要素でもある。

私にも、母親の影響なのか、
同じことを二回言う癖があり、
自分でシツコイなぁ…と、
気に病んでいたことがある。

だが、ある日、
天才・落語家の桂 枝雀が
「3回までは、大丈夫でっせ」
と、たびたび、噺のなかで
同じフレーズをリフレインして
客を笑わせてみせた。

そっか…。
リフレインは印象付けや強調の
レトリックでもあるんだと気づき、
自分の癖を矯正せずに
今に至っている。

それから、
「繰り返し」には、
「吃音」ということも
関連している。

武満 徹によれば、
ベートーヴェンの『運命』の動機
「ダダダ・ダーン」は
素晴らしく吃っているから
感動的なのだと言う(笑)。





オーディンで、
手持ちにない色味のスーツが
セールで800円だったので
仕立て直し用に買ってきた。

色分類上は
「サンド/sand」
●和名 御召茶(おめしちゃ)
●配分 青20 赤20 黄40 黒30
●意味 サンドは砂色
    くすんだオリーブ茶

あまり着られた跡がなく、
ピシリとして型崩れが
まったくなかったので、
パンツのサイズアップ加工したら
新品のようなルックスになった。

3ケ所あるクローク内が
段々とキチキチ状態になってきたので、
適度に隙間をつくってやらないと
洋服たちの"息が詰まって"
ムシが湧きそうでもあるから、
もう、新たに買い入れは
やめようと思ってるのだが、
着道楽ゆえ、ついつい、
目移りしてしまうワルイ癖がある。

仕事着の調達というより、
コスプレのコスチューム仕入れ、
という感覚に近いのである。

つまり、
古着をバラしたり
改造したり、コーデして
遊んでるんだなぁ…。

ま、楽しけりゃ、
いっかぁ…(笑)。






土曜午前の
カウンセリングがなかったので、
散歩がてら買い出しに赴き、
アニョー(仔羊)を
買って帰った。

ワンプレートに
二本クロスさせて
ドレッセしようと思ってたら、
創ってる最中に
ナッちゃんがタイヤ交換に
ちょうど帰ってきたので、
一皿を彼に振舞ってやった。

ノワール(黒)の岩盤プレートに
ソースがわりに、
マヨネーズとケチャップを
ストライプに絞りだし、
金縁マゼンタ・プレートを
フレームにしたら、
いささか毒々しく斬新な
ニューヨーク・スタイルになった(笑)。

星条旗を連想したからか、
なんだか、
馬鹿トラ公がゴネてる
アメリカンっぽいなぁ…、
フレンチじゃないなぁ…と、
思ってしまった(笑)。







自分用には、
オーソドックスに
プチ・パイと
ポティロン(南瓜)のムースを
添えて、レモン・オリーヴ油と
チリ・オリーヴ油を
ソース代わりとした。

やっぱ、
オーセンティックなフレンチは
「エレガンス」
(上品/洗練/気品)
だなぁ…と、
再認識した(笑)。





牛の小腸を
スーパーで見つけたので、
ヴイヨンで2時間煮込み
『アバ・ド・ブッフ』
としてドレッセしてみた。

「キャトル・ルージュ」
(4つの赤)
がコンセプトである。

やっぱ、
下卑ると
ニューヨークっぽい(笑)。

馬鹿っぽい(笑)。

【過ぎたるは猶及ばざるが如し】
とは、
まさに…。

イヴの晩なら、
これでも、いっかぁ…(笑)。





同じアバ(ホルモン)でも、
品良く盛りゃぁ、
やっぱフレンチんなる(笑)。

ある意味、
オモロイ比較実験だった(笑)。

アメリカン・ドレッセは
血が騒ぐような
アッパー系で、
フレンチ・ドレッセは
気が落ち着くような
ダウナー系でもあるなぁ…。







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