毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。
この夏、京大に研修に行かれたという
N先生から抹茶のお菓子をいただいた。
時々、購入する抹茶ミルクと
一緒に味わってみたが
なかなかよいマッチングだった。
はんなりした気分になり、
この夏の酷暑のなか
京都を散策した日々を
思い返した。
毎朝、5時頃になると
寝ぼけマナコで
枕元のリモコンで
なんとなくテレビをつける。
半分眠りながらも
7時頃まで、延々
NHKのニュースを
つけっぱなしにしておく。
何度も同じニュースが
繰り返されて、よほど
煩わしく感じるときは
消して再び眠りに入るが…。
以前は、早朝のウェザー・キャスターは
渕岡友美さんだったが、最近になって
渡辺蘭ちゃんに代わった。
フッチーはスリムな
正統派美人だったが
32歳になって、さすがに
少し目元にオバサン色が
見え始めた気がする。
一方、ランちゃんは
ややポチャの卵型顔で、
こちらは27歳なので
まだ若々しさがあって
はじけるような早朝スマイルに
オジサンは癒されている(笑)。
最初のグルメ漫画『味平』以来
世に出た大概のグルメ漫画には
目を通してきたが、
レンタルで借りてきた
最新作のこれらは、
いずれも駄作で、読むに耐えなかった。
ストーリーが稚拙で
物語性がなく、単に
グルメ仕立てにしただけのものである。
加藤唯史はヒットした『ザ・シェフ』の
作画担当者だが
原作力はないようだ。
九十九/さとうコンビは
『江戸前の旬』をロングランさせているが
お涙頂戴路線と笑えないギャグの
寿司漫画を派生させている。
相変わらず、毎週10冊ずつ
レンタル漫画を借りてきている。
最近では、グルメ漫画も分化し
『バリスタ』などのコーヒー漫画や
うなぎ漫画、丼漫画なども登場している。
そんな中で、日本茶漫画を
2種見つけたので読んでみた。
どちらもお茶の産地や
淹れ方にこだわった
薀蓄が満載で、けっこう
面白く読める。
こちらは、相変わらずの
バトルを絡めていて
やや陳腐なストーリー展開である。
二本松城は復元したもので
城壁がペカペカしていて
世界遺産の姫路城のような
威厳がない。
会津城もリニューアルしたが
観光城でペカペカしている。
名古屋城も行ったことがあるが
やはり観光城だった。
そこへいくと
京都の神社仏閣は
数百年の歴史の重みを
感じさせてくれる本物である。
醍醐寺の本堂の朱色は
比較的新しいものだが
それでも、建物が古いので
やはり堂々とした威厳がある。
南禅寺の塔頭
金地院の家康像と山門にも、
それなりの風格が漂っていた。
京都に住んでいたとき
夜、周囲の山々を見渡して
「ああ…。この景色を、
一休も利休も
眺めていたんだなぁ…」
と思うと、感懐深いものがあった。
もっとも、応仁の乱や
度重なる政変、流行り病、飢饉などで
多くの屍が累々と晒されていた
化野などの地もあったので
京の歴史にも負の遺産がある。
福島の負の歴史的遺産は
県民に途端の苦しみを負わせた
廃炉になる原発であろうか。
これだけは、跡形もなく
更地にしてほしいが・・・。