『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

「心理師のあるべきようわ」

2024-11-19 06:47:28 | 仕事

 

日曜には
子ども園の運動会で、
リク坊は、張り切りすぎて、
お鼻を擦りむいたみたいだ…(笑)。

それでも、
満面の笑みであるから、
頼もしい。

演技が終わると、
リク坊ひとりが、
ナントカマンのポーズをしながら
退場してきて、
パパ・ママが大受けしていた。

ヒョウキンな子だなぁ…(笑)。

大玉転がしでは
「アンカー」のリク坊とパパ組が
ぶっちぎりの勝利で、
大喜びしていた(笑)。


*

先日の結婚式では、
家族テーブルのこの位置に
座っていたアキが、
甥っ子を愛でる思いで、
兄と父との団らんの様子を、
しっかり写していてくれた。



*

今年の季節は
めちゃくちゃだったが、
紅葉の盛りの錦秋と思いきや、
きのうは、豪雪地の酸ヶ湯では
50㎝もの積雪になったという。

冬の花「山茶花」が、
早くも、紅葉の下に咲き出していた。



きょうも寒波が到来し、
朝は一桁台の気温になった。


*

兵庫県知事選で、
斎藤氏が再選した。

N党の立花氏の真相解明により、
県議会の陰謀を目論む奴らによって、
まんまと知事ははめられた
という事が明らかにされた。

例によって、
マスゴミが情報操作と
フェイクニュースによって、
真実を歪めて、
不正を為す奴らに加担したようである。

それでも、
既成ディアの印象操作を信用せず、
実際の当人の真摯な姿や、
立花氏の陰謀の絵解きにより、
県民が目覚めて、
組織票だよりの追従者を退けたのは、
快挙である。

アメリカでは、共和党勝利。
日本では、自公大敗。
兵庫県では、不正が排除された。

まさに、時代の流れは、
「偽悪醜邪」を退け、
「真善美聖」の世界を
人々は希求しはじめている。

 



**

ドクターのあるべき
「職業倫理」の厳しさを
コラムで読んで、
まさに「医師のあるべきようわ」を
見た思いがした。

ならば、
「心理師のあるべきようわ」も
そうでありたいものである。

 



**

きのうのベント・・・

何はなくとも
ウメボシ殿下(笑)
柚子味噌
塩辛
スプラウト
ハムエッグ

爺様の
昭和っぽいベントであるなぁ・・・(笑)。

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桜と団栗・・・?

2024-10-11 07:08:14 | 仕事

きのう十月十日は
かつては「体育の日」で祝日だった。

また、金光教祖が
神上がりし「祭り日」という
特別の日でもあった。

おとつい、
針とマッサージ療治を受けたせいか、
昨日の寝起きは良かったが、
午後から、やや疲れが出て、
背中の左側がやや痛みだし、
頭を下にさげたら、
クラリとめまいが起こった。

朝方は17℃まで下がり、
やっぱり、まだまだ、
風邪がスッキリとは
抜け切れていないようだ…。

今朝は、
この秋いちばんの冷え込みで
12℃まで低下したから、
寒さを感じるほどだった。



*

ナヴィが2台あるので、
1台の方は
「スカイヴュー」にして
日本列島と大陸が俯瞰できるように
設定してある。

あたかも空を飛んでるかのような
錯覚を起こさせる為でもある(笑)。

列島を逆さに見ると、
朝鮮半島との位置関係で
なんだか、馴染みの日本国のように
見えないから面白い。

そして、かつて
大陸続きだった頃、
日本海が内海だったことが
感じられもする。



**

先おとついの退勤時に、
走行中の車に
いつもとは違う異音があり、
気になりながらも様子を見ていた。

そしたら、昨日の出勤前にも
変わらず異音が発生したので、
朝一で整備工場に出向いた。

そしたら、
『ムーヴ』には
エンジン・マウントにガタが生じる
という不具合が多くあるという。

平成17年型の中古車なので、
製造されてから
およそ20年近く経ってるから、
工場長が言うには、
「電化製品ならもう寿命が来てますね」
との事だった。

エンジンは元々
この年式特有の欠陥があり、
ダイハツは頬かむりして
リコールしていないが、
オイル漏れがあり
ひと月に1ℓ燃えて無くなる。

なので、排ガス規制も
ギリギリで、再来年の車検は
通るかどうかという瀬戸際のようだ。

エアコンも1年で
ガスが丸っきり抜けるので、
たんびたんび補充している。

これも、パッキンやらの
経年劣化による緩みだろうという。

タイヤ回りの塗装膜には
内側から錆が浮き始めており、
あちこちに小さな茶色いシミが
出だしている。

そこにきて、
今回、エンジン・マウントの
ゴムが経年劣化したのだろう…
ということで、
交換するにはエンジン脱着作業という
大ががりになるので、
5万近くかかるという。

なので、またまた、
新車に交換し時かぁ…と、
逡巡させられた。



*

帰宅すると、
たがわ靖之のコミックが届いており、
湯上りにのんびり
氏の世界観を楽しんだ。

これまでの主人公との
重複を避けてか、
わざと変な表情にして
描き分けようとしている作者の意図が
隠れ見えるようだった。

*

きのうは、
バウムテストの
ブラインド・アナライシスを
AIができるのか、試してみた。

Q:
バウムテストにおいて、
桜の花が咲いているところと、
散っているところ、
そして、ドングリが
1個落ちている絵を描いた
ASDの中3女子の心理は
どう分析しますか。

ChatGPT:
いくつかのポイントが考えられます。

桜の花が咲いていること:
新しい始まりを象徴する。
希望や成長、または
ポジティブな感情を
表現している可能性があります。

桜の花が散っていること:
終わりを意味する。
不安や失望感、
過去の経験からの影響を
反映しているかもしれません。

ドングリが1個落ちていること:
ドングリは成長や
未来の可能性を象徴しますが、
1個だけというのは
孤独感や他者との関係性に対する
不安を表している可能性があります。

全体的に見ると、
彼女は希望と不安の両方を
抱えているかもしれません。

桜の花は
明るい未来の可能性を示唆しつつ、
散った花やドングリは
彼女の心の中の葛藤や孤独感を
反映していると考えられます。

ASDの特性として、
社会的な関係や感情の理解に
難しさがある場合、
彼女の描いた絵には
そのような内面的な葛藤が
表れているかもしれません。

・・・と、まあ、
大したもんだった。

 

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人のふり見て我がふり直せ

2024-09-19 07:07:20 | 仕事

おとついの入院の朝も
翌日の退院の午前も
秋晴れの爽やかさであった。

故郷の霊峰
吾妻山を拝みながら
清々しい気分で
病院玄関に佇むことができた。

大学1年の虫垂炎から
肥厚性鼻炎、アテローマ(粉瘤)と
5回ほどオペをやってきた。

憂鬱な個人イベントではあるが、
近頃では、その過程の辛苦をも
十分に味わって克明に記憶しておこう
とさえ思っている。

「明・暗」共々に
他人に代わってもらう事が出来ぬ
「我が人生」である。

入院や手術というのは
日常の仕事や生活から切断される
非日常的体験なので、
いわば「異世界物語」でもある。

であればこそ、こたびは、
「病」の超克というプロセスも
別世界体験として
事の一々をよく味わってきた。

20年来のブロガーの性(さが)で
その一々をスマホ撮りして、
「自分劇場」の主演・監督、
そしてエディターのすべての過程を
味わいつつ「今、ここ」を体験してきた。



*

秋の日差しに輝く
野の風景、遠くの山を眺め、
難関としていた
大腸洗浄剤を味わった。

その後は
緩やかな便意が10回以上も起こり
洗浄は滞りなく完了。

次いで、術衣に着替え、
点滴、内視鏡室での麻酔・・・。

点滴の管に
注射筒で麻酔が混入されると
止血剤の黄色い部分に
麻酔の透明な部分が合間に挟まり、
それが、手元の固定針の処まで
淡々と迫って来る。

その瞬時、
映画『デッドマン・ウォーキング』の
ラストシーンの薬殺刑で
最初に打たれる睡眠剤が
管の中を流れて体内に入ろうとする
シーンが思い浮かんだ。

透明の麻酔薬が
針を通過した辺りで、
執刀医から
「それでは、すぐに
眠くなりますので、
そろそろ、始めますね・・・」
と、挿入箇所への軟膏麻酔を
塗る感触を感じたのが
最後だったかもしれない・・・。

あとは、夢の中だった。

ただ、今回は、なぜだか、
東南アジアと思しき女性たちから
オナカん中に棒を入れられて
グリグリされて
「いてー、いてー!」
と悲鳴を上げる夢を見て(笑)、
ほんとに痛覚を感じていた。

覚醒剤(睡眠拮抗剤)が打たれると
処置室で目が覚め、
「はい。佐々木さん・・・
 終わりましたよー」
と看護婦さんから声をかけられて、
あっという間に感じたが、
30分くらいを夢でワープした感じだった。



大腸粘膜には痛覚がないので
開腹手術だった盲腸の時のような
痛みは全くなく、鎮痛剤も不要だった。

三度のアテローマ・オペでは
皮下とは言え、
親指大の組織を摘出するのに
メスで切られ、電メスで焼かれ、
縫合針で縫われ・・・と、
三種の痛みに襲われるのを
鎮痛剤で緩和させた。



*

今回は、
電メスで切除後に
ステンレス製のクリップを
何か所かで止めて
結紮・縫合したという。

その現物は見なかったが、
病室に戻ってから
画像検索してみたら、
極小さなもので、
1週間ほどで自然に排泄されるという。

傷口は「人工潰瘍」状態なので、
稀に再出血する事があるらしく、
術後の数日は、力んだり、
運動は厳禁だという。

消化の良くない
繊維質やら硬い物も
数日は避けた方がいいようだ。

傷口が完全に塞がって
組織が復元するには
十日程度かかるらしく、
(指の傷と同じかも・・・)
稀には、傷口から雑菌が入り
感染性炎症を起こす場合もあるという。



*

入院中の気慰みには
リク坊や「推し」の
韓国JKアスリートの
ヤェダちゃんの動画なぞを見て
回復の時を過ごした。

リク坊の描いた絵を
色紙表具したら
彼の落款を押そうと
印字体も検索してみた。

久しぶりに、
余材を使って
篆刻をしてみようかと思う。



*

カミさんが仕事帰りに
顔を見に寄りたかったらしく、
病院に面会できるか電話したら、
一泊入院のポリープ切除なんて
抜歯みたいなもんだから、
面会は出来ない、
と言われたらしい・・・。

なんだかなぁ・・・。

たしかに、誰もがやるような
軽い処置程度の内視鏡オペだけど、
病院スタッフから
そんな風に言われるとなぁ・・・。

なんだか、患者を軽んじてるようで
😤腹立たしいなぁ・・・。

術中には万一の穿孔「事故」も
起こる可能性はあるし、
術後に安静にしてないと
出血の不安もあるし、
がん化してないか
組織検査結果の不安もあるのにねぇ・・・。😫

患者の不安心理を
何だと思ってんだろう。
😠💨 プンスカ プンプン

それと、思い出したが、
退院直前の最後の止血剤を点滴してたら、
日替わりの日勤ナースがやってきて、
「他の患者さん処に行きたいので、
早く終わらないかなぁ・・・」
と、点滴の速度を上げたものだから、
(おいおい。あんたの都合かい・・・)
と、ややムッとした。

これまで
アテローマと三度もオペしてる
総合医院なので、
なんだか、メディカル・スタッフの
「医療者」としての態度には
ガッカリするものがあった。

主治医(執刀医)のS先生や
内視鏡スタッフは好感が持てたが、
日替わりになるナースは
順送りで次々に交代するので、
ガラガラとPCを乗っけたワゴンで
やって来て、せっせと
バイタル・データを入力する
監視役みたいにも感じられた。

河合先生から聞いた
看護師の鑑の話がある。

あるホスピスの看護婦さんで、
特段に美人というのでもなく
格別に優しいというのでもないが、
患者さんたちから
いちばん信頼されている人がいたという。

そのワケは
「あの人は、全身全霊で
病室に入ってくる・・・」
と、患者さんたちは
口々に言ったという。

これは、心理療法家にとっては、
「機能的関与」ではなく
「全人的関与」で・・・
という臨床心得を語っている
エピソードである。

「機能的関与」とは
制服を来た職業柄の
対人態度である。

車掌服を着た車掌さんは
「つぎわぁ、とぉきょー」
という独特のイントネーションになる。

それは、制服的な役割の
パフォーマンスなのである。

これが、制服を着ておらず、
客席の一人ひとりに
「次は、東京でっせぇー!」
とは言わないものである(笑)。

院内にいる心理療法師も
パラメディカル・スタッフとして
白衣を着ているが、
その制服の役柄として
「機能的」に患者さんに
相対してはならぬ・・・と言うのである。

ただし、
「全人的」に治療的面接する、
患者さんと相対する、
というのは、なかなかに
心的エネルギーを使うものである。

野球に例えるなら、
9回ずっとサードで
いつライナーが来てもいいように
気を張って守っているような
ものかもしれない。

・・・なので、
こたびの院内で感じた不満は、
ルーティン化して
日常に流されていて
測定器の数値ばかり見て、
患者さんの「人間」全体を
見ようとしないナースたちに、
「機能的関与」だなぁ・・・と、
思った次第である。

「看護」の「看」は
「手」と「目」で「看る」と、
看護科の専攻生には教えた事があるが、
他にも、観察の「観る」
視認の「視る」
専門的眼での「診る」
があろう。

クライエントでもある
知人からは、
「だって、看護師って激務なんですよ。
 家事、育児もやんなっきゃだし・・・」
とも聞いたことがある。

かつては、
「3K」の
「危険・きつい・汚い」
だけでなく
「彼氏できない・子ども作れない・・・」
など「10K」という話も
耳にした事はあるが・・・。



*

きのうは、
退院後、直帰して、
家のご神前に
「お礼」のご祈念を
させて頂いた。

そして、
気持ちを改めるのに、
庭に花芽を出した百合と
紫陽花の若葉を
名残りのギヤマン花入に
活けてみた。



*

きのうの
王座戦「第二局」は
先手のソーちゃんが
キレイな「藤井曲線」を描き
不安なしで完勝した。

これで、
早くも「2-0」となり
防衛にあと一勝である。

残り三局での一勝なので、
防衛は確実だろう。













 

 

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「海」という字には「母」がいる・・・

2024-09-13 05:44:17 | 仕事

夏風邪の症状は
大分ましになったが、
「気力」が今一つ、
充実した感じがしない。

ぶっちゃけ
「元気」がない感じなので、
「気」が、まだ、幾らか病んでて、
「元」に戻ってはいないのだろう。

病理的には、気管支の
軽い炎症だと思うのだが、
自律神経系も軽く失調気味なのだと思う。

そんでも、
きのうは出勤して、
なんとか予約の相談件数をこなせた。

生徒や母親たちと
面接している間は、
その緊張感からか
背筋がピンと伸び、
体調も回復しそうな気がした。

だが、退勤前の夕方には、
ドッと疲れが出て、
カラダ中が痛くなり
具合悪い感じが再燃した。

そのままだと倒れそうなので、
やっとこ、さっとこ、
家まで辿り着いて
すぐさま床に臥せった。

あまりのシンドさに
VVR(血管迷走神経反射)が
起こりそうな気配がしたので、
アルプラゾラムを服用した。

そんなんで、
ゆんべは入浴もできず、
夕飯で栄養分を摂取後、
すぐに寝付いた。

今朝は、
大分とましで
風邪のトンネルを抜けたかな・・・
と、希望的観測を抱いたが、
「Security is the greatest enemy」
(油断は大敵)である。

*

【病は気から】
とは言うものの、
大腸に発生したポリープは
そうとも思えない(笑)。

今日から「私的四連休」だが、
火曜日から一泊入院での
ポリープ摘出の内視鏡手術である。

周囲の多くの人からも
経験談を聞いており、
検査は一度体験したので、
さほどに恐怖感はないが、
なにせ焼却・切除・クリップ
という手術には違いないから、
万が一という事もある。

手術前の説明書には
「穿孔」など不測の事態には
緊急「開腹」オペになる場合もある、
という断り書きがあった。

なので、万が一にも
「間違い」「ミス」がないように、
Tちゃん先生に
夏休み明けの始業の日に
「お届け」
「神様へのお取次ぎ」
「ご祈念」
をして頂いたが、
念のため、今朝もメールさせて頂いた。

****
****

先生におかれましては、
日々の御神勤ありがとうございます。

来週17日の火曜日に、いよいよ
入院と内視鏡手術の日が迫って参り、
いくらか不安な気持ちを抱いております。

周囲の幾人の方々からは
摘出談を伺ってはおりますものの、
いざ自分がやるとなりますと、
笑ってはいられないのが現状です(笑)。

手術の同意書には、
「穿孔などの事故があった場合は、
緊急開腹手術になる場合があります」
などと言う恐ろし気な文言もあり、
小心者としては「万一」にも
あってほしくないなぁ・・・と、
神様に御祈念致している処です。

事前の大腸洗浄剤を2ℓも呑むのも
辛い苦行のようで・・・
憂鬱でなりません(笑)。

三か所の全摘出を主治医はするつもり
との事でしたが、新生血管に覆われた
大きな箇所の発生部位が難しそうらしく、
それに手こずった時は
残りは日を改めてやる・・・との事でした。

手術万端に無事のお繰り合わせと
お陰を頂けますよう、
神様にお取次ぎお願い申し上げます。

****
****

無事、退院のあかつきには、
「お礼参り」に
行かせてもらうつもりである。

**

きのうも
手作りベントを「喰い薬」として
ありがたく頂戴し、
その後には
鎮痛剤、去痰剤、止血剤、消炎剤、
気管支拡張剤・・・と、
服薬しての午後の仕事だった。

【病む者がまた癒す】
というのは、
臨床家にとっては
座右の銘となっている
デルフォイの神託である。

そう。
セラピストの病者「元型」と
クライエントの病者「元型」が相通じ、
互いの健常者「元型」が
触発されるのである。

まことにもって、
心理療法というのは
摩訶不思議なものである。

「手当て」という
原始的な治療行為であっても、
なんのクスリもなくても
癒し手の手の温もりと
接触による繋がり感が
「病の孤独感」を癒すものである。

病の苦しみの半分は
自分独りだけが
この苦しみ辛さを体験している、
という二次的な孤独感による。

そこに、
「あなたの苦しみは解っていますよ」
「私が同伴してあげますよ」
という、キリスト的な
「目かけ・声かけ・心かけ」
をされると、
お母さんによる
「痛いの、イタイの、とんでけ~!!」
的な効果があるものである(笑)。

実際に、脳生理学的にも
エンドルフィンやエンケファリンなどの
脳内麻薬が分泌されるのかもしれない。



*

SC(スクール・カウンセラー)の
直訳は「学校相談者」となるが、
スクール・サイコロジスト
(学校心理師)でもあり、
サイコセラピスト
(心理療法家)でもあるので、
その矜持として白衣を着ている。

学部生の頃は生物学科で、
その後、生物教員になったので、
ずっと白衣を着ていたが、
SCになってからも
それが続いてる。

この夏は、初めて、
4校分の「半袖」を購入した。

これは、襟前が狭いので、
猛暑日には下着の上に
直接着てちょうどよく、
なんだか浴衣を着ているような
感触である(笑)。

*

3校に自家製箱庭を導入しているので、
また、Amazonから
無菌砂を補充用に購入した。

SC導入期の平成8年頃は、
文科相の研究事業だったので、
10万以上の予算がついていたが、
今は「3.11の緊急支援」
という用務になり予算がなくなり、
なんでも自前で揃えなきゃならなくなった。

なので、
どのカウンセリング室も
私物に溢れ、自室同然である(笑)。

さる新米オネーチャンSCは
連絡協議会で
「物置をあてがわれたんです・・・」
と哀しげに訴えていたが、
そこをどう「素敵な治療空間に変えるか」
というのがセンスを問われる処なのである。

この30年近く、幾度、
そういった目にも遭ってきた事か・・・(笑)。

【使えるものは何でも使え】
という経験則もあるので、
ギターはもとより、茶道具から
電子ピアノ、ヌイグルミ、
オーディオセット、マンガ、書籍、
テレビ、電子レンジ、家族写真・・・と、
ありとあらゆるものが
カウンセリング室にはおかれている。



きのうも、
母親カウンセリングで、
今の家族問題には意味があって、
逃げずに正面から向き合っていると
将来、必ずや娘さんが
こういう可愛い孫を
プレゼントしてくれますよ・・・と、
リク坊の写真を胸に掲げ、
明るい未来を補償してあげた(笑)。

なので、
孫の写真も家族療法の役に
大いに役立ってくれている。



*

不適応JCの父親が
原家族による虐待性の愛着障害で、
「グッド・イナフ・パタニティ」
(必要にして十分な父性性)
を提供できなかったという
家族病理を説明するのに、
いつものように、動物親子の
「二重バリア」の略画で説明した。

両親に心理的不安があると、
その子には
「安心感・安全感・大丈夫感」
といった基本的信頼感が醸成されず、
「基底欠損」という病理的な心理となり
不適応を招来する。



*

母親の自死に接して、
自我防衛機制の「現実否認」と
「抑圧」が強くかかり、
まったく悲哀感情・喪失感情が
起こらなかったJCに
ロール・レタリングという手法で
母親へ手紙を書かせてみた。

そしたら、
それを読み上げる時に、
初めて抑圧が解放されて
哀しみが噴出し、
大泣き状態になった。

人はこれほど泣けるものか・・・
と思うほど、
一生分くらいの涙を
流したようだった。

その後のセッションでは、
「母親の死」を受容したようで、
時折、現実界の「推し」の話で
笑みも浮かべるようになった。

きのうの箱庭では、
スプリットした画面の
南国の海岸風景を作っていた。

人も動物も置かれていないのが、
その「空虚」さを表わしているようだが、
すくなくも暗い印象ではなかった。

そして、彼女もまた、
キレイな蝶々をオブジェとして
リゾートホテルの入口に置いた。

蝶々はラテン語で「プシケ」。
すなわち「たましい」である。

また、それは、
「死と再生」のイニシェーションの
象徴的なアイテムでもある。

仏語で「ラメール」と発音すると
それには「海」と「母」と
両方がある。

「海」という字にも
「母」がいる・・・。


彼女とふたりで為してきた
ここまでのサイキック・ワークの
グリーフワーク(哀しみの仕事)
モーニングワーク(喪の仕事)
が、ようやく峠を越したような
安堵感を抱けた気分だった。




 

 

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夏休みも終わり・・・

2024-08-21 05:23:11 | 仕事

 

長かった夏休みも
今日で終わりで、
いよいよ明日から出勤である。

カミさんは、
今日が「始業式」。

ロンバケ・モードから
ちゃんと社会復帰モードに
戻せるか・・・(笑)。

でも、元気な子ども達の
姿を見るのも楽しみではある。

先生方とも、また、
職場・仕事モードで
話さなきゃならない・・・。

それでも、毎日を
世界情勢・スピリチュアリティ・
免疫学・魂理学・・・と、
YouTubeや読書で学習してきて
インプットは十分なので、
現場でアウトプットもしなきゃである。



***

きのうの王位戦「第四局」は、
後手番ながら
ソーちゃんが快勝した。

これで、
「3-1」となり、
次局は先手番なので、
5回目の防衛は濃厚である。

そうなれば、
早くも、二つ目の
「永世」号獲得である。

現在の「七冠」のうち、
「永世二冠」となる。

来年度は、
叡王戦の挑戦者になって、
ライバルとなったイーちゃんに
雪辱を果たして
「八冠」復帰できるか・・・
という見所もある。

最近、
すこーし、
「ソーちゃん推し」が
醒めてきた感じがしている・・・(笑)。

さりとて、
他に、熱中しているものが、
あるでなし・・・。



***

紹介患者様を
診て頂いてるドクターから
お中元が届いた。

スペイン王室御用達の
ショコラテリアというだけあって、
気品のあるクッキーだった。



*

この夏休み中に、
春休み頃に製作した
古楽器4本のうち
3本が売れてくれた。

もっとも、
ヤフオクでの廉価販売なので、
総額で10万ほどではあるが、
「雀の涙」の年金の足しには
なってくれている。

この夏休みは、
猛暑つづきで、
さすがに、製作意欲は出ずに、
一度も工房に入らずじまいだった・・・。

涼しくなって
「芸術の秋」らしくなったら、
また、意欲が湧くかもである・・・。

職業製作家ではなく、
趣味なので、
「楽しめる」ことが第一である。



****

新札が発行され、
ちょいちょいと
手元にも廻って来るようになった。

千円札は、
野口から北里へと、
細菌研究者つづきだと気付いた。

日本人は
外人のように
紙幣をぞんざいに扱わないのは、
「お札」は「おふだ」でもあるので、
それにさえ「神性」を
感ずるからだという。

この先、キャッシュレスが
どんどん進むだろうが、
紙幣とコインは
まだまだ、なくなりはしないのだろう。


**

カミさんからも
現場の声として
常々耳にしているが、
教員が不足しており、
補充が効かずに
先生方が疲弊しているという。

母校の教育学部が
免許取得が必須でなくなった
「ゼロ免」制になって久しいが、
何故、そんな事になったのかも
よく解らない。

これまで、
二十以上もの学校に
勤務してきたが、
病休を取られる先生方も多く、
3.11直後には、
鬱病も多くいて、
SCコーディネーターの先生は
自死されたりしている。

教員が、超過勤務・激務で
「ブラック職業」という
レッテルが貼られて久しいが、
今一度、かつてのような
「聖職」として崇められるように
給与水準を見直したり、
社会で優遇していかなければ、
ますます、疲弊や質の劣化が進むだろう。

自分も、
中高の理科免許があるので、
オフ日限定で、
週2時間くらいなら
「出前」的授業に貢献できそうだが、
そういうワンポイント的な使われ方は
今はできないシステムである。

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