きのうは
かねてから行こうと
思っていた隣県にある
ビール園の直営店に
カミさんを誘って出かけてきた。
まだ、短区間を
一度しか乗ったことのない
『あぶQ』(阿武隈急行鉄道)で
初めて「角田」まで行こうとしたが、
両者とも不慣れなので、
フリー切符を買ったはいいが、
間違って、手前の駅が終点のに
乗ってしまった(笑)。
ローカル線「あるある」で、
次に目的地まで行く電車が
来るまでに『富野』という
無人駅で降りて
50分待ちになっちまった。
仕方なく、
陽気のかげんも佳かったので、
唯一の見所スポットらしい
『不動尊』まで往復して
時間をつぶした。
仄暗い小山に建てられた
古めいた不動明王の祠は
明治の建立というので
百余年はあるようだった。
惚け封じ観音は
真新しかったが、
野仏の御尊顔は
風化して判別できなかった。
それでも、
昔からの地元の人たちの
「祈りの姿」が彷彿された
信仰の場を感じ取ることができた。
***
「あぶ急」の名に相応しく
阿武隈渓谷を通るあたりは、
幾箇所もトンネルを潜っては
ずっとリバーサイドを走り、
しばし、その景勝地を
楽しむことが出来た。
*
私鉄らしく
車体がカラフルで、
『ポケモン』列車まであるから、
「撮り鉄」としては
見てるだけでも楽しかった。
ワンマン・トレインだが、
女性運転士が
てきぱきと信号などを
指差し確認しながら
運転している姿も見られて
(カッコイイなぁ・・・)
という楽しみもあった。
***
きのうは、
たまたま「9」のつく日だったので、
乗り降り自由の
フリー切符が買えて
往復分の半額になって
ラッキーであった。
*
Mセンセイのブログで
しょっちゅう
お仲間と行ってるのを見てたが、
やっと、自分もそれを踏襲できた(笑)。
猪苗代のビール園にも
雰囲気が似ている工場に併設した
瀟洒なレストランで
4つのタイプの地ビールの
試飲セットがある。
ビール好きのカミさんは
迷うことなくオーダーし
手作りソーセージをアテに
ご満悦であった。
自分も
ひと口ずつ
テイスティングさせてもらい、
なるほど・・・と、
旨さの違いに感心した。
1時過ぎの遅めのランチだったので、
連休中でも客席は
半分ほどしか埋まっておらず、
オーダー品もすぐに出来てきた。
ランチセットの「ハンバーグ」は
スープ・サラダ・デザート付きで
まずまずのお味だった。
帰りの電車も
直通のものが
3時間先だったので、
またまた、50分待ちで
乗り継ぎで帰ってきた。
終点駅の途中で下車すると
ローカル線「あるある」で、
東京・大阪のようには
5分後に次が来る・・・
というわけにはいかないが、
その隙間時間にソフトを食べたり
本を読んだり・・・と、
なんとかのんびりした旅情感も
味わえたには味わえた(笑)。
昭和の頃、いっとき言われた
まさしく「安近短」の
小トリップだった。