『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

カルフーンの実験結果

2024-08-28 05:09:45 | 社会問題

きのうは
K中の始業日だったが、
予約の常連JCが
職場体験でキャンセルになり、
ご新規の母親も仕事の都合で
キャンセルになり、
生徒指導委員会のみで
まったくの空き時間となってしまった。

なので、
隣の図書館に行って、
『はだしのゲン』3冊と
『どんぐりの家』3冊を借りてきて、
読みふけっていた。



有名な『はだしのゲン』は
読もう読もうと思っていたが、
なかなか機会がなく、
「今頃、読むんです・・・」
と、司書の先生に言ったら、
「私は、残酷過ぎて途中で
読めなくなりました・・・」
とのことだった。

なるほど・・・
原爆投下を描いた惨状は
漫画とはいえ、悲惨の極みで、
グロテスクな描写は
臆病な読者は寄せ付けない
迫力がある。

ウィキに拠れば、
「少年ジャンプ」で連載開始後、
連載先が変わっていき、
革新市民団体雑誌の「市民」、
共産党の「文化評論」、
日教組の「教育評論」を経たようだ。

昭和天皇やアメリカに対する批判が
あからさまに描かれているので、
右翼や親米保守側からは
受け容れにくい内容ではある。

『どんぐりの家』は
聾唖と知的障害を持つ子と
親たちの葛藤と成長を描いた
物語で、これもシリアスな題材で
エンタメ系とは一線を画すものだった。

この作者の作品では
『天上の弦』という
バイオリン製作家の伝記を
全巻持っているが、
緻密で真摯な筆致で好きな作家でもある。

***

手作りベントで
昼食したあとは、
腹こなしに、
10月のナッちゃん/アキちゃんの
挙式で演奏する
『コーヒールンバ』の
練習をした。

オハコの曲ながら、
速いピカード(音階)部分は
なかなか決まらず、
本番では、いつも、
イチかバチかでやっている(笑)。

披露宴会場では
マイクにエコーをかけてもらって、
派手にやりたいと思っている。



***

ロバート・ケネディが
大統領選から撤退して
トランプ支持に回った。

DS系メディアでは、
相変わらずハリス優位と
プロパガンダとしての
フェイクニュースを
垂れ流している。

国際情勢アナリストや識者たちは、
一様に、ハリスの無能さを
指摘している。

イトカン先生に拠れば、
スタッフのレポートを読まず、
まったく勉強も実行もしない
無能さに呆れて
スタッフの9割も辞めたという。

そういう無能であればこそ、
DSが傀儡(あやつり人形)に
しやすいのだろう。

総裁選でも、
シンジローが、同様の立場として
神輿に担ぎ上げられるのではないか
という見方もある。

ヤケクソでロシア領内に攻め込んだ
ボロ負けウクライナ軍じゃないが、
どうも、DS側は悪あがきの
最後の抵抗で、なりふり構わず
無体を仕掛けてきているようにも見える。



**

ブラック職業と言われ始めている
教員に対する
処遇改善案が出されたという。

教員時代には、
「聖職」という事で、
一般公務員よりも
基本給が1割高だった覚えがある。

それでも、
部活や残業が多くて
多忙を極める毎日だった。

当時も体調を崩した同僚が
多くいた。

自分も精神・神経に
不調を来たし、
カウンセリングを受けるようになって
そこから、現職に転職した。



***

少子高齢化社会になって久しいが、
ネズミを閉鎖空間内で飼育し、
その人口動態を研究した
動物行動学者ジョン・カルフーンの
有名な実験がある。

繁殖の経過観察では、
初めは順調に増えていくが、
ある時点で増加割合が落ち、
その社会は徐々に崩壊していった。

特筆すべきは、
行動異常が多々観られた事である。

子離れの前に子を追い出したり、
子の負傷の増加、
同性愛行動の増加、
支配的な雄が縄張りと雌の防衛を
維持できなくなる、
雌の攻撃的な行動、
個体間攻撃の増加、
非支配的な雄の無抵抗化・・・等々。

これらの事は、
ヒト社会にも当てはまる。

社会が崩壊すると、
個体数は絶滅に向けて
減少していった。

この時期には
雌は繁殖をやめ、
雄は完全に引きこもり、
求愛動作、戦闘を行うことはなく、
健康のために必要なタスクだけに従事した。

食べる、飲む、寝る、毛づくろい・・・
など、すべて孤独な作業のみ行われた

この実験の結論は、
利用可能な空間がすべて取られ、
社会的役割が埋まると、
各個体に経験される競争とストレスが
複雑な社会行動を完全に崩壊させ、
最終的に個体数が終焉を迎える
ということだった。

カルフーンは
ネズミの運命を
人間の潜在的な運命への
メタファーと捉えた。



***

先日、岳温泉に赴いたら、
やはり、途中に、
森林に埋没するように
メガソーラーのエリアがあった。

先達山のように
市内から見えないだけマシだが、
なんだか、
「がんの転移」のように
見えないでもなかった。


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