『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

風花ちゃん

2016-02-19 05:00:00 | 風景
K中の退勤時、
交差点の電線に
カラスが鈴なり状態だった。



数羽が飛び立つと、
いっせいにバタバタと
黒い「V字」が舞い上がった。

なんとなく、
ヒッチコックの『鳥』の
ワンシーンを彷彿とさせた。




先日の『刑事フォイル』に
珍しいドイツ軍の
「ドルニエ」爆撃が登場した。

ほんの一瞬だったので、
おそらくはCGだろうが、
アミオタの心が疼くシーンでもあった。

先日、落札された
プラモの最終仕上げでは、
蝋燭の炎を瞬間的に近づけて
「煤付け」という作業をする。

それによって、
ペカペカの真新しい塗装が、
戦火をくぐったような
煤けた風合いと
重量感が出る。

プラモ・テクでは
ウェザリング(汚し)の一種だが、
専門誌などを見ても、
最近では、あまり
やられないようである。




『あさが来た』の
娘役の風花ちゃんが、
だんだん可愛くなってきた。

実写版『魔女宅』の
キキ役だったようなので、
テレビ放映が待たれる処である。

ずっと娘が欲しかったが、
次から次と男の子が生まれて、
産科の産み分け指導まで取り入れたが、
結局、三人とも男の子だった(笑)。

「娘のパパ」になれなかったので、
どうも娘コンプレックスがあるようだ。

教育相談部の女性教員が
女子生徒に厳しく迫ったり、
冷静に現実を直視できるのに、
自分はカウンセラーのくせに、
「娘コンプレックス」が邪魔してか
目が曇ることがあり、
カンファレンスのたびに気付かされる。

意識化できているだけいいのだが、
専門の分析心理学的には
「カウンター・ポジティヴ・トランスファレンス」
(陽性逆転移)という。

もし、息子たちに孫娘が出来たら
「ゴロゴロ・ニャンニャン・ジイジ」 ゚゚(´□`。)°゚
になりそーである。

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初レッスン

2016-02-18 08:44:00 | ギター
昨日は、
生まれて初めてギターに触る
という主婦の方が、
初レッスンに来られた。

これまで、
中学生や高校生に
カウンセリングの中の
音楽療法の一環として
教えることも
しばしばあったので、
その教材を用いた。

まずは、やはり
ハ長調の音階「ドレミ」から。

ギターを初めて手にした人の常で
押さえている処と
別の弦を弾いてしまい、
それが、当該の音であることも
なかなか識別できない。

教え子のピアニスト曰く、
「ギターはギネスブックにも載っている
 世界一難しい楽器」
だそうな。

ピアニストや
ヴァイオリニストを差しおいて
そうかな・・・と、
ギタリストとしては
あまり実感が湧かないが、
確かに難しい楽器であることは
間違いない。



この日は、
1時間でやっと
音階を4回ほど弾いて、
精魂が尽きられたようである。

それでも、
友人の勤める楽器店で
新しいギターを買ってこられた、
とのことで、意欲・やる気は
満々であられたのが頼もしい。

これから、毎週、
レッスンにいらっしゃることになった。

最初は自転車乗りと同じで、
幾度も失敗して、転んで、
ようやく乗れるようになるものだが、
その壁を越えるまでを
いかに辛抱し、教える側も
懸命に励まし喜びあっていくことが
レッスンの醍醐味でもあろう。

初心者の方には、
毎回、デモ演奏をレッスン終了時に
目の前でお聞かせしている。

昨日は、リサイタルのオープニング曲
『花は咲く』をお聞かせしたら、
やはり、驚いて感動されたようだった。

『いってQ』のイモトみたいに、
一歩一歩、ガンバッていけば、
いつかは必ずエベレストにも
挑戦できますから・・・と、
中年ギタリスト誕生を祝福した。




永年、書籍用紙を注文している
京都の「紙名手配」こと梅原洋紙店から
表紙用のA4エンボス紙が
5色(250枚)届いた。

厚み215㎏という
腰のあるエンボスは
一般の文房具店には
置いていないので、どうしても
紙屋さんに注文しなくてはならない。

製本とは実に単純な作業で、
A5に本文(ほんもん)を両面印刷し、
その紙束を綴じたものを
A4の厚紙表紙でくるむだけのことである。

かつては、その作業を
プロの印刷屋さんに
何十万も払ってやってもらっていたが、
小部数印刷であれば、
製本プロセスを理解し、
業務用ツールさえあれば
日曜大工と同じく
誰にでも出来る手芸である。

もっとも、大事なのは
製本技術ではなく、
本のコンテンツ(内容)の方なのである。




かつて、
シュミレーション・オーダーで
パイロット・シャツを2着購入した
タイの「iTailor」から
時折、新着生地のメールが来る。

画面上で、
いろんな形や生地、
色の組み合わせができる
パターン・オーダーが可能で、
時折、ステージ衣装のコーデの
参考にシュミレーションを愉しんでいる。

今は特価セールとかで、
ジャケットは9.900円、
スリーピースは16.900円から
オーダーできるようだが、
なにせ、最近は、大学生二人を抱えた
三所帯暮らしのボンビー生活なので、
古着専門店を巡っては、いつも
ワンコイン内で買い付けているから、
その特価すらも安くは思えない。

去年一年で、
十数着のスーツを
色違い、型違いで、
すべてワンコイン内で揃えた。

4月のリサイタル用
ステージ衣装もすでに購入し、
コーデも考えた。








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働かないアリ

2016-02-17 08:08:00 | マンガ
先日の
20℃の陽気から一転して、
今朝は、ちらほらと
雪が舞うほどの寒さである。

体調管理には
十分に気をつけないと
体がもたないほどの
寒暖差である。

今日は、
学校オフ日で、
自宅にご新規のギターレッスンの
生徒さんが来られる。

まったくの
初心者であられるとのことで、
高校生に教えている教材を揃えて、
楽しみにお待ちしている。

永年の生物学と心理学の
教員歴もあるせいか、
どうも“教える”のが
好きみたいである。



北大の進化生物学チームが、
「働かないアリ」の研究論文を
海外ジャーナルで発表したという。

アリの集団には
「働かないアリ」の一群が
一定数(2-3割)存在しており、
それらを除外して
「働くアリ」だけにしても、
また一定数の「働かないアリ」が
生じてくる。

また、「働かないアリ」だけを
抽出して集団を形成すると
「働くアリ」が生じてくる。

今回の発見は、
「働くアリ」が働けなくなったとき、
「働かないアリ」が働きだす、
ということと、
全てが「働くアリ」の均質集団は
「働かないアリ」を有する不均一集団よりも
集団存続の確率が低い、
ということである。

「一億総活躍社会」という時、
みんなが頑張り過ぎると、
それこそ“裏イソップ物語”じゃないが、
「アリさんは、
 過労で全員死んじゃいました」
ということになりかねない。

連ドラの『あさが来た』の
新次郎はんみたいに
「何もしないことに全力を尽くす」
というのを地でいっている
遊軍的存在は、進化生物学上、
必要な存在なのである。

賢治の「でくのぼう」
良寛の「大愚」
一休の「風狂」は、
ある意味、「トリックスター的遊民」で、
日常性に生きる労働者とは対極的、
且つ、相補的な存在としての
非日常性に生きる非労働者の
姿なのであろうか。

漱石の描いた「高等遊民」は、
根っからの口先だけの
ひ弱なインテリという感じが
しないでもない。




ツタヤで借りてきた
『いぬやしき』が
「シュール・不条理・カタルシス」路線で
なかなか面白く読めた。

現在、5巻まで出ているが
この物語の帰結が
注目される。





FM『日曜喫茶室』で40年来、
司会を勤めてきた
はかま満緒が、昨日、
自宅で急死したと、
今朝のニュースで知って驚いた。

78歳の高齢でもあるので、
心臓発作か脳溢血かもしれないが、
先月の『日曜喫茶室』も
聞いたばかりだったので、
人の呆気なさを
今更ながら感じずにはいられない。

一昨年くらいまで、
毎週、放送だったのが、
次第に隔週になり、月一になり、
“はかま”の声もトーンが下がり
ずいぶんと淀むようになってきた
と感じていた矢先である。

天才落語家の談志家元が、
人間、死期が近づくと
声に淀みが出る、
と言っていたが、
まさしくその通りであった。

30年来、毎週、
放送をカセットテープに
タイマー録音して、
出退勤中の車内で
楽しく聞き、それは
いい「耳学問」にもなっていた。





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アイスベルグ

2016-02-16 07:53:00 | 風景
おとといの
20℃超えの陽気から
一転して今朝は‐3℃の
真冬の寒さである。

これでは、
ほんとうに体が持たない。

今日は、
公民館勤務なので
芯から冷えるのを覚悟して、
夕べのうちに
子どもたちが使っていた
電気毛布を押入れから
引っ張り出して、
持参することにした。

せめて足回りだけでも
温めないと、また、
風邪がぶり返してしまう。



買い物に出ると
至る処に、前回の積雪時の
除雪した山が溶けずに
デンと雪山を形成している。

先日のポカポカ陽気でも溶けずに、
軽自動車の屋根よりも
はるかに高く聳(そび)えている。





これまでは、
ソファに座って練習するのを
定位置としていたが、
それだと、
パソコン前のデスクワークから
「やるか・・・」
「せーの」
というハードルを一々越さなきゃならず、
時として、
「練習、やりたくないなぁ…」
ということもままあった。

なので、いっそのこと、
同じ場所にギターと譜面台を移動して、
いつでも隙間時間にギターを
手に取れるようにしたら、
すこしばかりハードルが下がった。

4月にならないと
屋外練習ができないので、
この飽きてきた頃を
どう乗り切るかというのも
本番にピーキングを持って行く
アレンジの難しさでもある。

楽譜の背後に
去年の本番の写真が
見えるようにして、
少しでも舞台の緊張感を想像しながら
練習している。

両小指の変形性関節炎があるので
1時間もやると、ズギスギと痛み出し、
まるで、ウルトラマンの
カラータイマーの如くになる。

そしたら、
ティッシュと瞬間接着剤で
付けていた付け爪も
ポロリと剥がれて
「はい。練習、おしまい」
となった。




中島先生の実在論が
アマゾンから届いた。

「私とは何か」
「自意識とは何か」
を、永らく魂理学研究の
中心命題にしているので、
哲学的アプローチの参考文献として
精読している。

「自意識と宇宙実在の関係」を
自分なりに納得のいく
思考実験をしているが、
まだまだ論文に書けるほどの
自己納得には至っていない。

リサイタルの準備をしながらも、
何故、自分はこんなことをしているのか、
「弾く方も聴く方も、
やがては死滅するのに、
何の意味があるのか」
と自問する
もう一人の自分に対して
うまく説得できる理屈が浮かばない。


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時限装置

2016-02-15 07:57:00 | 製本
現行プリンターに
とうとうレッドサインが出て、
動作停止になってしまった。

「インク吸収体」なるものが
いっぱいになると、
メンテに出さなくてはならなくなり、
いざ、キャノンに連絡すると
「1万以上かかるので・・・」
と、やんわり買い替えを
奨められるというから、
事実上の正味期限切れなのである。

もっとも、現在のプリンターは
本来は7-8万はするイニシャル・コストを
1万ほどに抑えて、
インク代のランニング・コストで
メーカーは利益を上げようという戦略らしく、
ケータイを0円で売って
通信料で儲けようというのと
同じようである。



「インク吸収体」は、どうやら
マメにヘッド・クリーニングをやるほど
すぐに一杯になるようなので、
今後は、印字にカスレが生じた時にだけ
クリーニングすることにした。

いつも、可能な限り、
ハイクオリティの印刷をしようと、
マメにクリーニングしてきたせいか、
今回は1年しか持たなかった。

買い置きしてあった
同型のプリンターに差し替え、
さっそく、続きの作業をした。

別型の1台もあり、
そちらはインク切れなので、
ヤフオクでリサイクル・インクを
落札した。

最も、廉価でもセットで
2.990円なので、やはり
ランニング・コストは
馬鹿にならない。




珍しく、
何の仕事も入っていない
三連休なので
副業の請負製本業に
精を出している。

これまでは、
本格的な書籍紙(淡黄色)を
京都の紙屋さんに一々注文していたが、
けっこうコストがかかるので、
最近では、近所のオフィス8の
廉価コピー紙を常用するようになった。

500枚で298円なので、
これだと100頁本なら
10冊製本できる。

接骨院のM先生のブログ本は、
セルフ・プリント・アウトなので
綴じ製本とオマケ表紙だけで
完成した。




85年のシュワちゃんの
『コマンドー』を観た。

かつて、亡き父が買ったLDで
観たものとばかり思っていたが、
まったく内容を覚えていず、
新鮮な感じで観れた。

30年前のシュワちゃんが
若くて、筋肉ムキムキで、
機関銃をぶっ放す姿は、
どこかスタローンの『ランボー』風だった。

映画に限らないが、
歳をとってきたら、
むかし読んだ本や漫画なども
新鮮に読み返すことができる、
というのも
「加齢の妙」かもしれない。

cat4

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