[7月23日13:00.天候:晴 山形県尾花沢市 道の駅尾花沢ねまる]
『ねまる』とはこの辺りの方言で、『寛ぐ』という意味である。
道の駅と同様、レストランもその名前が付いていた。
そこで食べたのは、牛モツ煮込み定食。
リサなど、大盛りをパクパク食べていた。
これで暴走の心配は無いだろう。
高橋:「こんなんでいいんスかね、俺達?ただドライブしてるだけっスけど……」
愛原:「いいんじゃないの?リサを連れ歩くことが、何らかの役に立っているんだよ」
高橋:「ラクな仕事ってあるんですね」
愛原:「この場合、ある意味では命懸けだぞ?リサが暴走したら、俺達アウトだ」
高橋:「まあ、それはそうですけど……」
昼食を食べ終わった後は、土産物や産直物を見てみることにする。
愛原:「スイカサイダーなんてあるよ」
高橋:「マジっスか」
愛原:「よし。食後のデザート代わりに頂くとしようかな」
他にも山形花笠祭まつりの時、踊る際に使用する花笠も売っていた。
当たり前だが、手作りの民芸品である。
で、花笠まつりの掛け声。
愛原:「『ヤッショーマカショー!!』?どこかで聞いたことあるな?」
リサ:「めでた♪めーでたぁーの♪祭りの夜♪キミと2人きり♪ヤッショー、マカショー!……」
愛原:「それだ!“海物語”!」
高橋:「“アカキイロスミレイロ”っスね。……って!」
愛原:「何でリサが知ってるんだよ!?」
リサ:「この前、先生、寝言で歌ってた」
愛原:「! “海物語”で確変が止まらない夢を見てしまったんだ。あの時か……」
高橋:「だからって歌うもんなんですか!?」
愛原:「テンション上げ上げだったんだ、あの時は……」
高橋:「先生、後でどっかのパチ屋に寄りましょう」
愛原:「そ、そうだな……」
リサは改めて食後のデザートとして、スイカソフトクリームを買って食べた。
リサ:「あー、美味しかった!」
愛原:「そりゃあ良かった」
高橋:「次はどこに行きますか?」
愛原:「そうだな……。国道をずっと上れば、今度は道の駅むらやまに行けるという。今度はそこへ行こう」
高橋:「分かりました」
私は今度はナビに道の駅むらやままでのルートを入力した。
高橋:「行きましょう」
愛原:「よろしく」
車は出発し、再び尾花沢新庄道路へと入った。
ここでネックなのは、まだ高速道路は部分開通ということである。
道の駅の近くまでは、まだ高速道路が開通していないということだ。
再び尾花沢北インターから暫定二車線の道に入ったが、現在の終点は大石田村山インターである。
ここで強制的に高速を降ろされ、県道189号線に合流させられる。
そして、国道13号線の旧道である県道120号線と合流すると、国道13号線との交差点に差し掛かる。
上り線は右折することになり、旧国道は直進である。
道の駅は現国道沿いにある為、右折することになる。
で、現在の国道を走ってみて思ったことがある。
愛原:「……高速要らなくね?」
高橋:「そうですねぇ……」
秋田県ではお世辞にも線形がよろしくない国道13号線だが、山形県村山地方内は片側2車線の直線道路が続く良線形である。
もちろん一般道路だから最高速度は60キロであるし、自動車専用道路ではないので信号機は所々にあるのだが、それにしても国道4号線より走りやすい道路である印象は持った。
高橋:「さっき走ってきた『なんちゃって高速』が暫定二車線の制限速度70キロじゃないスか。こっちは片側二車線で60キロじゃ、こっちの方がいいような気がします」
愛原:「なあ」
走り屋にとって、制限速度60キロは近くを走るJR山形線の電車の速度と同じ……ゲフンゲフン。
因みにバイパスの名前は山形北バイパスという。
[同日13:45.天候:晴 山形県村山市楯岡 道の駅むらやま]
ほぼ直線道路を走行して来たが、山形新幹線の線路を跨ぐ橋を渡る時に若干カーブする。
それでも速度規制が掛かるほどの急カーブというわけではない。
この道の駅の特徴は、駐車場が上下線で分かれているということ。
本館は下り線側にあるのだが、上り線側からも歩道橋を渡ってアクセス可能である。
上り線側には駐車場とトイレと自販機しか無い。
もちろん、まだ営業している本館へ向かってみることにする。
この辺、冬は雪が多く積もるのだろう。
歩道橋は完全にシェルターで覆われていた。
シェルターの出入口には、折り戸2枚扉の自動ドアがあるのだが、開放状態になっている。
だが、それでも夏は暑かった。
雪対策の為のシェルターも、夏の暑さには弱いようである。
その歩道橋を渡って、下り線側へ降りる。
本館は尾花沢のそれより広いように見えた。
そう思うのは、レストランが広く造られているからだろうか。
リサ:「うう……。こっちの方も美味しそう……」
リサは山形牛ステーキ重の写真を見て、涎を出した。
愛原:「さすがにここでは食えないぞ」
とはいうものの、山形牛に関しては私も少し興味があるな。
尾花沢で食べた牛モツは、山形牛だったのだろうか。
高橋:「先生。こっちにもスイカサイダーありましたよ」
愛原:「なに、そうか」
尾花沢からそんなに離れてないから、品揃えはそんなに変わらないのだろうか。
取りあえず、ここでもスイカサイダーを買ってみる。
きっと、こういう所でしか飲めないと思うからだ。
高橋:「先生、次はどこに行きます?」
愛原:「このまま南下しよう。……よし、今度は道の駅天童温泉だ。道の駅自体に入浴施設は無いみたいだが、足湯はあるらしいぞ」
高橋:「タオルならありますね。名誉教授の御宅に泊まった時用の」
愛原:「うん。温泉には後で入る予定だったんだが、足湯だけでも先に入る価値はあると思う」
高橋:「そうですね。じゃあ、このまま南下しちゃいますか」
私達はトイレを済ませると、再び歩道橋を渡って車に戻った。
『ねまる』とはこの辺りの方言で、『寛ぐ』という意味である。
道の駅と同様、レストランもその名前が付いていた。
そこで食べたのは、牛モツ煮込み定食。
リサなど、大盛りをパクパク食べていた。
これで暴走の心配は無いだろう。
高橋:「こんなんでいいんスかね、俺達?ただドライブしてるだけっスけど……」
愛原:「いいんじゃないの?リサを連れ歩くことが、何らかの役に立っているんだよ」
高橋:「ラクな仕事ってあるんですね」
愛原:「この場合、ある意味では命懸けだぞ?リサが暴走したら、俺達アウトだ」
高橋:「まあ、それはそうですけど……」
昼食を食べ終わった後は、土産物や産直物を見てみることにする。
愛原:「スイカサイダーなんてあるよ」
高橋:「マジっスか」
愛原:「よし。食後のデザート代わりに頂くとしようかな」
他にも山形花笠祭まつりの時、踊る際に使用する花笠も売っていた。
当たり前だが、手作りの民芸品である。
で、花笠まつりの掛け声。
愛原:「『ヤッショーマカショー!!』?どこかで聞いたことあるな?」
リサ:「めでた♪めーでたぁーの♪祭りの夜♪キミと2人きり♪ヤッショー、マカショー!……」
愛原:「それだ!“海物語”!」
高橋:「“アカキイロスミレイロ”っスね。……って!」
愛原:「何でリサが知ってるんだよ!?」
リサ:「この前、先生、寝言で歌ってた」
愛原:「! “海物語”で確変が止まらない夢を見てしまったんだ。あの時か……」
高橋:「だからって歌うもんなんですか!?」
愛原:「テンション上げ上げだったんだ、あの時は……」
高橋:「先生、後でどっかのパチ屋に寄りましょう」
愛原:「そ、そうだな……」
リサは改めて食後のデザートとして、スイカソフトクリームを買って食べた。
リサ:「あー、美味しかった!」
愛原:「そりゃあ良かった」
高橋:「次はどこに行きますか?」
愛原:「そうだな……。国道をずっと上れば、今度は道の駅むらやまに行けるという。今度はそこへ行こう」
高橋:「分かりました」
私は今度はナビに道の駅むらやままでのルートを入力した。
高橋:「行きましょう」
愛原:「よろしく」
車は出発し、再び尾花沢新庄道路へと入った。
ここでネックなのは、まだ高速道路は部分開通ということである。
道の駅の近くまでは、まだ高速道路が開通していないということだ。
再び尾花沢北インターから暫定二車線の道に入ったが、現在の終点は大石田村山インターである。
ここで強制的に高速を降ろされ、県道189号線に合流させられる。
そして、国道13号線の旧道である県道120号線と合流すると、国道13号線との交差点に差し掛かる。
上り線は右折することになり、旧国道は直進である。
道の駅は現国道沿いにある為、右折することになる。
で、現在の国道を走ってみて思ったことがある。
愛原:「……高速要らなくね?」
高橋:「そうですねぇ……」
秋田県ではお世辞にも線形がよろしくない国道13号線だが、山形県村山地方内は片側2車線の直線道路が続く良線形である。
もちろん一般道路だから最高速度は60キロであるし、自動車専用道路ではないので信号機は所々にあるのだが、それにしても国道4号線より走りやすい道路である印象は持った。
高橋:「さっき走ってきた『なんちゃって高速』が暫定二車線の制限速度70キロじゃないスか。こっちは片側二車線で60キロじゃ、こっちの方がいいような気がします」
愛原:「なあ」
走り屋にとって、制限速度60キロは近くを走るJR山形線の電車の速度と同じ……ゲフンゲフン。
因みにバイパスの名前は山形北バイパスという。
[同日13:45.天候:晴 山形県村山市楯岡 道の駅むらやま]
ほぼ直線道路を走行して来たが、山形新幹線の線路を跨ぐ橋を渡る時に若干カーブする。
それでも速度規制が掛かるほどの急カーブというわけではない。
この道の駅の特徴は、駐車場が上下線で分かれているということ。
本館は下り線側にあるのだが、上り線側からも歩道橋を渡ってアクセス可能である。
上り線側には駐車場とトイレと自販機しか無い。
もちろん、まだ営業している本館へ向かってみることにする。
この辺、冬は雪が多く積もるのだろう。
歩道橋は完全にシェルターで覆われていた。
シェルターの出入口には、折り戸2枚扉の自動ドアがあるのだが、開放状態になっている。
だが、それでも夏は暑かった。
雪対策の為のシェルターも、夏の暑さには弱いようである。
その歩道橋を渡って、下り線側へ降りる。
本館は尾花沢のそれより広いように見えた。
そう思うのは、レストランが広く造られているからだろうか。
リサ:「うう……。こっちの方も美味しそう……」
リサは山形牛ステーキ重の写真を見て、涎を出した。
愛原:「さすがにここでは食えないぞ」
とはいうものの、山形牛に関しては私も少し興味があるな。
尾花沢で食べた牛モツは、山形牛だったのだろうか。
高橋:「先生。こっちにもスイカサイダーありましたよ」
愛原:「なに、そうか」
尾花沢からそんなに離れてないから、品揃えはそんなに変わらないのだろうか。
取りあえず、ここでもスイカサイダーを買ってみる。
きっと、こういう所でしか飲めないと思うからだ。
高橋:「先生、次はどこに行きます?」
愛原:「このまま南下しよう。……よし、今度は道の駅天童温泉だ。道の駅自体に入浴施設は無いみたいだが、足湯はあるらしいぞ」
高橋:「タオルならありますね。名誉教授の御宅に泊まった時用の」
愛原:「うん。温泉には後で入る予定だったんだが、足湯だけでも先に入る価値はあると思う」
高橋:「そうですね。じゃあ、このまま南下しちゃいますか」
私達はトイレを済ませると、再び歩道橋を渡って車に戻った。