[10月30日18時11分 天候:晴 東京都墨田区押上 東武鉄道とうきょうスカイツリー駅]
〔♪♪♪♪。まもなく、とうきょうスカイツリー、とうきょうスカイツリーに到着致します。お出口は、左側です。とうきょうスカイツリーから、京成線、都営地下鉄浅草線はお乗り換えです。……〕
下車駅が近づいてくる。
確かに座席は鬼怒川温泉駅から満席に近くなり、私の隣の席も埋まったが、その客は北千住駅で降りていった。
それ以来、隣の席は空いたままだ。
後ろの席で、高橋とリサが後ろから無言の圧を掛けていた感はあったが、スルーしておこう。
愛原「よし。降りる準備するぞ」
高橋「ハイ」
今は新しくなった駅のホームに、列車が滑り込んだ。
〔ご乗車ありがとうございました。とうきょうスカイツリー、とうきょうスカイツリーです。京成線、都営地下鉄浅草線はお乗り換えです。……〕
私達はここで電車を降りた。
東京でも有名な観光地、東京スカイツリーの最寄り駅であり、日曜日の夕方ということもあってか、駅は多くの利用客で賑わっていた。
リサ「お腹空いたな……」
愛原「菊川に着いたら、ファミレスにでも行こうか」
リサ「おー!」
お昼にソースカツ丼を食べたリサだが、夕方は夕方で腹が減るらしい。
再びGウィルスが活性化したことで、エネルギーの消費量が大きくなったか。
今のリサはGウィルスに、Tウィルスが結合した状態だということも分かっている。
Tウィルスが死滅したというのは、Gウィルスと結合していない部分。
寄らば大樹の陰とばかりに、Gウィルスと結合したTウィルスについては死滅していなかった。
リサ「トイレに行ってくる」
エスカレーターを下りてコンコースに出ると、リサがトイレに向かった。
それからしばらくして戻ってくると……。
リサ「外、風強いからブルマ穿いてきた」
愛原「ああ、そう」
高橋「2~3日間穿きっ放しじゃ、臭うんじゃねーの?w」
リサ「ムッ」
バチッ
高橋「いってーな!」
リサ、高橋に強い静電気をお見舞いする。
愛原「さっさと行くぞ」
駅の外に出ると、ピュウッと強い風が吹いてきた。
これは、ビル風だろうか?
東京スカイツリーの麓にいるが故の……それとも、ただの強い風か?
[同日18時40分 天候:晴 同地区 都営バス業10系統車内]
駅前のバス停から、都営バスに乗り込んだ。
リサ「お兄ちゃん。今度はわたし、先生の隣がいい」
バチッ
高橋「火花散らして、脅迫すんじゃねー!」
愛原「まあまあ。今回くらいはいいだろ」
高橋「はあ……」
私とリサは2人席に座り、高橋はその前の1人席に座った。
愛原「い、いいかリサ?このバスは水素燃料で走るタイプだ。水素も火花で引火して爆発する恐れがあるから、電撃はダメだぞ?」
リサ「先生が浮気しなければ大丈夫だよ」
高橋「浮気してねー俺、オメーから火花食らったんだが?」
リサ「お兄ちゃんは別」
高橋「あー、そうかよ」
〔発車致します。お掴まりください〕
バスは発車の時刻になると、前扉を閉めて発車した。
〔ピンポーン♪ 毎度、都営バスをご利用頂き、ありがとうございます。このバスは東京都現代美術館前、豊洲駅前、勝どき橋南詰経由、新橋行きでございます。次は言問橋、言問橋でございます。日蓮正宗妙縁寺へおいでの方は、本所吾妻橋でお降りください。次は、言問橋でございます〕
リサ「本所吾妻橋……」
愛原「どうした?」
リサ「あの、鬼斬り先輩が住んでいるところ……」
愛原「ああ、同じ区内だったな。まあ、バスの中にいれば大丈夫だよ。それに、こんな暗くなる時間だ。そんなに出歩いているとは思えんよ」
リサ「そうかな……」
高橋「つーかよ。オメーの電撃をもってすれば、刀程度のヤツ、ビリビリにできんじゃねーの?」
するとリサ、目を丸くした。
リサ「むふー!そうか!」
愛原「あー、ケンカは禁止な。PTA会長代行として、見過ごすわけにはいかん」
リサ「……はーい」
[同日18時55分 天候:晴 東京都墨田区菊川 都営バス菊川駅前バス停→ジョナサン菊川店]
〔「菊川駅前です」〕
バスがバス停に到着する。
私達は中扉かうら、バスを降りた。
地下鉄の乗り換え駅や、他のバス路線への乗り換えもできる為、下車客はそれなりにいる。
その分、乗車客も多いのだが。
愛原「じゃあ、飯食いに行くか」
リサ「りょ!」
高橋「うっス!」
私達は交差点を渡り、ファミレスに向かった。
高橋「おっ!?」
路地からボボボと改造マフラーから排気音を吹かして、遊び車が出てくる。
駐車場の出口は路地に出る形になるので、そこから大通りに出ようとしているわけだ。
高橋「今どきランエボか。やるねぇ!」
愛原「そうなのか。最近は外国人が多いらしいな?」
高橋「そうっスね。埼玉とか千葉とか……あの辺行くと、おめー何人?って感じの外人が乗ってたりします」
愛原「今の日本人は、カネが無いからな……」
店の中に入る。
店員「いらっしゃいませー」
愛原「3名です」
というわけで、空いているテーブル席に着く。
愛原「人数は3名な?」
高橋「はい」
テーブルの上のタブレットに、人数を入力する。
愛原「何がいい?……って、リサはステーキになるよな?」
リサ「いい?」
愛原「いいよいいよ。鬼に『肉禁止』なんて言おうものなら、暴走決定だもんな」
リサ「さすが先生!」
因みに本所吾妻橋近辺で、栗原蓮華と会うことは無かった。
愛原「まずはビールだな」
高橋「うっス」
リサ「まずはビールだね」
愛原「リサはドリンクバーにしとけよ?」
リサ「……はーい」
高橋がタッチパネルを操作する。
愛原「俺はハンバーグでいいや」
高橋「了解っス。ハンバーグっスね」
注文が一通り終わると、リサはドリンクバーへと向かった。
ビールはロボットが持ってくるのではなく、これは店員が持って来た。
アルコールだからだろうか。
愛原「リサ、明日から学校行くのは大丈夫だな?」
リサ「うん、大丈夫」
善場主任の話だと、リサの新しい制服は既にマンションに届いているという。
愛原「前のサイズの小さい制服はリユースできるようだが、体操服がな……」
リサ「小さいブルマ穿いて、ハミパンとか、お尻食い込みとか先生好きでしょ?」
愛原「読者に誤解されるから、やめなさい」
高橋「いや、もう手遅れっス」
明日、私と高橋は報告、リサは登校だ。
〔♪♪♪♪。まもなく、とうきょうスカイツリー、とうきょうスカイツリーに到着致します。お出口は、左側です。とうきょうスカイツリーから、京成線、都営地下鉄浅草線はお乗り換えです。……〕
下車駅が近づいてくる。
確かに座席は鬼怒川温泉駅から満席に近くなり、私の隣の席も埋まったが、その客は北千住駅で降りていった。
それ以来、隣の席は空いたままだ。
後ろの席で、高橋とリサが後ろから無言の圧を掛けていた感はあったが、スルーしておこう。
愛原「よし。降りる準備するぞ」
高橋「ハイ」
今は新しくなった駅のホームに、列車が滑り込んだ。
〔ご乗車ありがとうございました。とうきょうスカイツリー、とうきょうスカイツリーです。京成線、都営地下鉄浅草線はお乗り換えです。……〕
私達はここで電車を降りた。
東京でも有名な観光地、東京スカイツリーの最寄り駅であり、日曜日の夕方ということもあってか、駅は多くの利用客で賑わっていた。
リサ「お腹空いたな……」
愛原「菊川に着いたら、ファミレスにでも行こうか」
リサ「おー!」
お昼にソースカツ丼を食べたリサだが、夕方は夕方で腹が減るらしい。
再びGウィルスが活性化したことで、エネルギーの消費量が大きくなったか。
今のリサはGウィルスに、Tウィルスが結合した状態だということも分かっている。
Tウィルスが死滅したというのは、Gウィルスと結合していない部分。
寄らば大樹の陰とばかりに、Gウィルスと結合したTウィルスについては死滅していなかった。
リサ「トイレに行ってくる」
エスカレーターを下りてコンコースに出ると、リサがトイレに向かった。
それからしばらくして戻ってくると……。
リサ「外、風強いからブルマ穿いてきた」
愛原「ああ、そう」
高橋「2~3日間穿きっ放しじゃ、臭うんじゃねーの?w」
リサ「ムッ」
バチッ
高橋「いってーな!」
リサ、高橋に強い静電気をお見舞いする。
愛原「さっさと行くぞ」
駅の外に出ると、ピュウッと強い風が吹いてきた。
これは、ビル風だろうか?
東京スカイツリーの麓にいるが故の……それとも、ただの強い風か?
[同日18時40分 天候:晴 同地区 都営バス業10系統車内]
駅前のバス停から、都営バスに乗り込んだ。
リサ「お兄ちゃん。今度はわたし、先生の隣がいい」
バチッ
高橋「火花散らして、脅迫すんじゃねー!」
愛原「まあまあ。今回くらいはいいだろ」
高橋「はあ……」
私とリサは2人席に座り、高橋はその前の1人席に座った。
愛原「い、いいかリサ?このバスは水素燃料で走るタイプだ。水素も火花で引火して爆発する恐れがあるから、電撃はダメだぞ?」
リサ「先生が浮気しなければ大丈夫だよ」
高橋「浮気してねー俺、オメーから火花食らったんだが?」
リサ「お兄ちゃんは別」
高橋「あー、そうかよ」
〔発車致します。お掴まりください〕
バスは発車の時刻になると、前扉を閉めて発車した。
〔ピンポーン♪ 毎度、都営バスをご利用頂き、ありがとうございます。このバスは東京都現代美術館前、豊洲駅前、勝どき橋南詰経由、新橋行きでございます。次は言問橋、言問橋でございます。日蓮正宗妙縁寺へおいでの方は、本所吾妻橋でお降りください。次は、言問橋でございます〕
リサ「本所吾妻橋……」
愛原「どうした?」
リサ「あの、鬼斬り先輩が住んでいるところ……」
愛原「ああ、同じ区内だったな。まあ、バスの中にいれば大丈夫だよ。それに、こんな暗くなる時間だ。そんなに出歩いているとは思えんよ」
リサ「そうかな……」
高橋「つーかよ。オメーの電撃をもってすれば、刀程度のヤツ、ビリビリにできんじゃねーの?」
するとリサ、目を丸くした。
リサ「むふー!そうか!」
愛原「あー、ケンカは禁止な。PTA会長代行として、見過ごすわけにはいかん」
リサ「……はーい」
[同日18時55分 天候:晴 東京都墨田区菊川 都営バス菊川駅前バス停→ジョナサン菊川店]
〔「菊川駅前です」〕
バスがバス停に到着する。
私達は中扉かうら、バスを降りた。
地下鉄の乗り換え駅や、他のバス路線への乗り換えもできる為、下車客はそれなりにいる。
その分、乗車客も多いのだが。
愛原「じゃあ、飯食いに行くか」
リサ「りょ!」
高橋「うっス!」
私達は交差点を渡り、ファミレスに向かった。
高橋「おっ!?」
路地からボボボと改造マフラーから排気音を吹かして、遊び車が出てくる。
駐車場の出口は路地に出る形になるので、そこから大通りに出ようとしているわけだ。
高橋「今どきランエボか。やるねぇ!」
愛原「そうなのか。最近は外国人が多いらしいな?」
高橋「そうっスね。埼玉とか千葉とか……あの辺行くと、おめー何人?って感じの外人が乗ってたりします」
愛原「今の日本人は、カネが無いからな……」
店の中に入る。
店員「いらっしゃいませー」
愛原「3名です」
というわけで、空いているテーブル席に着く。
愛原「人数は3名な?」
高橋「はい」
テーブルの上のタブレットに、人数を入力する。
愛原「何がいい?……って、リサはステーキになるよな?」
リサ「いい?」
愛原「いいよいいよ。鬼に『肉禁止』なんて言おうものなら、暴走決定だもんな」
リサ「さすが先生!」
因みに本所吾妻橋近辺で、栗原蓮華と会うことは無かった。
愛原「まずはビールだな」
高橋「うっス」
リサ「まずはビールだね」
愛原「リサはドリンクバーにしとけよ?」
リサ「……はーい」
高橋がタッチパネルを操作する。
愛原「俺はハンバーグでいいや」
高橋「了解っス。ハンバーグっスね」
注文が一通り終わると、リサはドリンクバーへと向かった。
ビールはロボットが持ってくるのではなく、これは店員が持って来た。
アルコールだからだろうか。
愛原「リサ、明日から学校行くのは大丈夫だな?」
リサ「うん、大丈夫」
善場主任の話だと、リサの新しい制服は既にマンションに届いているという。
愛原「前のサイズの小さい制服はリユースできるようだが、体操服がな……」
リサ「小さいブルマ穿いて、ハミパンとか、お尻食い込みとか先生好きでしょ?」
愛原「読者に誤解されるから、やめなさい」
高橋「いや、もう手遅れっス」
明日、私と高橋は報告、リサは登校だ。