人生日訓(19)
「人みな党(たむら)有り」
「和を以て貴しと為す」と主張された聖徳太子が、すぐその下に続いて、この一句を述べている。「和」と「党」とでは全く反対のようであるが、これを二つ結び付けているところが、いかにも太子らしい見識である。というのは、「和」も大切であるが「和」というものを成立させるためには、先ずどうしても、和を構成させている個人個人の性情というももを正しく認識しなくてはならぬ。何故かというと。人間というものは十人十色で、みな別々である。別々の才能性格を持っている。癖がある。妙に一つ所に固まる癖がある。それも道理によって集まるのではなくして、巡り合わせや、好き不好きで固まる癖がある。それが「党(たむろ)」である。
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9月に咲いている花「秋海棠 (しゅうかいどう)」
開花時期は、 7/25 ~ 10/25頃。
・中国原産。 ・中国名が「秋海棠」で、 その音読みで 「しゅうかいどう」。
いかにも”秋到来” という感じの名前。 ・晩夏から秋にかけて咲く。
真ん中の黄色い花弁がいい。 なぜか、やや下向きに咲く。
・ベゴニアに似ているが、 ベゴニアより花の枝が長い。
・別名 「瓔珞草(ようらくそう)」
・「秋海棠 西瓜(すいか)の色に 咲きにけり」 松尾芭蕉
(季節の花300より)