人生日訓(231)
「錆は鉄より生ずれど」
法句経に、「錆は鉄より生ずれどその鉄をきづつくるが如く、けがれある人はおのれ
の業により悪処にみちびかれん」とある。日本で「身から出た錆」ということを言い
慣わしているのも、多分、この法句からヒントを得て、誰かの仏教人が造語したもの
であろう。なかなかうまい受け取り方である。錆というものは鉄の表面が酸化して出
来るに違いないが、鉄から生まれだしたのにその親元の鉄を傷つけ、破ってゆくも
のである。「錆が出た」ということは、それだけ、鉄が崩れてきたことである。ちょう
ど、それにも似て、私共の悪い行動というものは、自分自身の行動によって、自分自
身を傷つけて行くのであっる。自分の信用を傷つけ、自分の運命を傷つけて行く自
殺行為というべきである。
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1月に咲いている花「ラナンキュラス」
・西アジア、トルコ地方原産。 ・冬から春にかけて開花。 花びらが幾重にも 重なっているのがおもしろい。 いろんな色の花がある。 ・別名 「花金鳳花(はなきんぽうげ)」 ”色彩の華やかな金鳳花” ・1月31日の誕生花。 ・花言葉は 「あなたは魅力に満ちている」
(季節の花300より)