人生日訓(745)
「閑(しずか)処に座して、しかも易きに住さざれ」
法句教に出る釈迦の言葉である。こうした閑地に座しながら、しかも、積極的
に研究するなり観察するなり、大勇猛心を奮うべきであるというのである。釈
迦の出家も、それは家出でhない。家庭の否定ではない。本当の社会の本質を
つかもうとして出家したのである。閑寂なところに修行するのもそれは捨世で
はない。遁世でもなく、むしろ正しく世間への呼びかけ、働きかけでなくては
ならない。環境は閑静でも、内心に烈々たる救世度生の悲願が燃えているべき
である。食い違った望みのようだが、ここに本当の仏道というものがあるかも
知れない。
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6月から咲いている花「泰山木 (たいさんぼく)」
開花時期は、 6/ 1 ~ 7/10頃。 なんとなく梅雨空に似合う花♪ ・北アメリカの東南部原産。 明治初期に日本へ渡来。 ・大きい白い「おわん」形の花。 ・芳香あり。 ・街路樹、公園樹として ときどき見かける。 背丈がかなり高くならないと 花が咲かない。 ・花、葉、樹形などが大きくて 立派なことから 賞賛してこう名づけられた。 また、花の形を、 大きな盃(さかずき)に 見立てて「大盃木」、 それがしだいに 「泰山木」になった、とも。 ・「大山木」とも書く。
(花図鑑より)