季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「山茶花 (さざんか)」

2017-10-07 04:40:40 | 暮らし
名言名句(26)

「朝三暮四(ちょうさんぼし)」
『列子』黄帝篇

宋の狙公は猿が好きで、多くの猿を飼っていたが、

経済的に行き詰まったので、飼っていた猿に、

ドングリの実を朝三つで、夕方四つにするといった

ところ、猿たちが怒りだしました。そこで狙公は、

朝四つ、夕方三つにしようと言ったところ、猿たちが

大いに喜んだという寓話が『烈子』に出ています。

この寓話から、目先の欲に拘るばかりに、結果が同じ

ことになるのを知らないという意味から、転じて、

偽って人を騙す意味に用いられているのです。

===========================

10月から咲く花「山茶花 (さざんか)」

開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。
・花の少ない晩秋から
 初冬にかけて咲き出す。
 長い間咲き、
 正月を過ぎても楽しめる。

・椿(つばき)の
 漢名(中国名)の
 「山茶花」が、   
 いつの頃からか
 このサザンカの名前として
 間違って定着した。
 読みは「山茶花(さんさか)」
   →「茶山花(ささんか)」
   →「さざんか」
 というぐあいに変化したらしい。

 上記から、
 「山茶花」の漢字名も
 本当は誤用。
 (どこかで椿とサザンカが
  混同されたのでしょう。
  こういうのって、
  一度定着したら軌道修正は
  ほとんど不可能ですね。
  みんな、その間違ってる方
  を本物と思ってしまうから)


・日本が原産地。
 江戸時代に長崎の出島の
 オランダ商館に来ていた
 医師ツンベルクさんが
 ヨーロッパに持ち帰り、
 西欧で広まった。
 学名も英名もサザンカ
      (Sasanqua)。


・花はとてもよい香り。

・花びらは1枚ずつ散る
 (「薮椿」は花ごと散る)。
 開花時期は、
 薮椿は春になってから、
 山茶花は秋から冬咲き、
 と異なる。
 また、寒椿とは、
 葉っぱも花も開花時期も
 ほぼ同じで
 なかなか見分けがつかないが、
 背丈でおおよそ区別できる。
  → 寒椿
 (ただ、寒椿の中でも
  背の高い「獅子頭」
  などとは 
  なかなか区別しにくいです)


・11月3日、12月4日の
 誕生花(山茶花)
・花言葉は「困難に打ち勝つ、
    ひたむきさ」(山茶花)


・「山茶花を
  雀のこぼす 日和かな」
   正岡子規  

 「山茶花の
  花や葉の上に 散り映えり」
   高浜虚子 



(季節の花300より)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 季節の花「浜菊(はまぎく)」 | トップ | 季節の花「パンジー」 »
最新の画像もっと見る

暮らし」カテゴリの最新記事