季節の花と言葉の花束

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季節の花「杏(あんず)」

2013-03-22 05:36:55 | インポート

一日一言

逆さ別れ

歳の順に死に別れるのではなく、逆に、

親に先立って仔が死ぬことを言う場合

に使う。

★世の中には不幸な家族もいて、逆さ

別れをされている親子もいる。

類語:逆さまの別れ


3月から咲く花「杏(あんず)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/ 5頃。
・中国原産で、
 奈良時代に、梅とともに
 中国から渡来したといわれる。

・漢名の「杏子」の唐音から
 「あんず」となった、
 または、
 「甘酢梅(あますうめ)」
 が変化して 
 「あんず」になったとも。

・ピンク色の花。
 桜とよく似ている。
 開花は桜より少しだけ早いようだ。
 幹の部分は桜と同じく
 横向きの線が入る。
 また、豊後梅(ぶんごうめ)は、
 梅と杏の中間種らしく、
 杏は豊後梅ともよく似ている。
 (名前の看板がないと
  なかなか区別できません)


・実(み)は食べられる。
 ”アプリコット”。


・長野県千曲市
 (旧「更埴市」、
  長野市の南)に 
 「あんずの里」があり、
 毎年4月上旬~中旬頃 
 観光客で賑わう。
・シリアの国花。

・「杏一益、二益、
  カリン百益」の
 言い伝えが中国にある。


★<杏林(きょうりん)>の故事
        「神仙伝」
 中国古代、呉の国に
 董奉(とうほう)という 
 仁医がいて、
 貧乏人からは治療代金をとらず、
 かわりに症状の軽い患者には
 杏を一株、   
 重病者には杏を五株植えさせた。
 数年にして
 家のまわりに杏の林ができた。
 それ以来、
 「杏林」は医者の尊称となった。
       (いいお話♪)


・「杏あまさうな人は
  睡(ね)むさうな」
   室生犀星
(季節の花300より)

 

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