人生日訓(743)
「徳を好むこと色を好むが如くなるを見ず」
孔子の言葉だけに目を見張るような気持である。これは、昔も今も、人間の宿
命であろう。ここまで滔々として男性一般が女色に走りわめいているのを見る
につけて、どうして、この程度に、人間というものは道徳に関心をもってくれ
ないのであろうか。こうした嘆息の言葉である。「色」を語ることの少ない孔
子が、大切な「徳」と「色」とを引き合いに出したということは、なかなかも
勇気のいることだと思う。とかく、道徳家は、孔子のように、率直に「色」を
語ることを避けているようである。
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7月から咲く花「薮蘭 (やぶらん)」
開花時期は、 7/25 ~ 10/末頃。 ・日陰に生える。 ・葉が斑入り(ふいり) のものもある。 ・実(タネ)は黒い丸形。 ・薬効 せきどめ、去痰、利尿 ・薬用部位 根 ・生薬名 「大葉麦門冬 (だいようばくもんどう)、 土麦冬(どばくとう)」 ・別名 「山菅」(やますげ)。 ちなみに、 万葉集で「山菅」 として歌われたのは 竜の髭(りゅうのひげ) のこと。 万葉集では 薮蘭は登場しないようだ。 ・10月26日の誕生花(薮蘭) ・花言葉は「謙遜」(薮蘭)
(花図鑑より)