人生日訓(229)
「和して同ぜず」
論語に孔子の言葉として出ている、「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」と
対句になっている。ここに「和」と「同」とをはっきり区別している。「和」は精神的なも
の、「同」は形式的、物質的なひびきを持っている。だから、ユニフォームをきめて社
員、店員をまとめてゆくということ、つまり「同」というのは規則ですぐできる。しかし、
制服を着ているからと言って、その形や色のように、みんなの心まで一本一色になっ
たというわけではなく、ときには形の上では「同」じていながら心の中ではそむいて
いるかもしれない。これが小人凡人のやる手である。ところが立派な君子というもの
は口先や行動では、ときには一致しないところがあっても、心の中では全く協力調
和している場合が多いのである。したがって「和」というものは「同」ではない。違う意
見があったら、どしどしと論じ合っていいのである。
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1月に咲いている花「スノードロップ」
ヨーロッパ地方原産。 ・早春の頃、 変わった形の花が咲く。 3枚の白い花弁と 真ん中に緑色の芯。 ・球根草。 ・アダムとイブの2人が 楽園を追い出されて 困っていたとき、 降ってきた雪を、天使が このスノードロップの花に 変えたらしい。 「スノードロップ」 =「雪のしずく」 ・1月16日の誕生花。 ・花言葉は 「希望、慰め、楽しい予告」 ・別名 「待雪草(まつゆきそう)」 「雪の花(ゆきのはな)」 「ガランサス」
(季節の花300より)