名言名句(19)
「憎きもの、急ぐことある折に、
長言(ながごと)するまらうど」清少納言
憎いのは、急用のあるときなどに、いつまでも長話をして
帰ろうとしない客である、の意味です。
「長言」は長話、「まらうど」は、稀人(まれびと)が転
じた言葉で、客のことです。
『枕草紙』の第24段で、清少納言は、女性独特の目を通
した生活実感を描いています。この言葉に続いて、軽蔑し
ても良い相手なら、あとで伺うからと言って追い返すこと
もできるが、そうも出来ない人の長話は憎らしい、と述べ
ています。
清少納言は平安中期の随筆家で、生没の年月ははっきりし
ませんが、996年頃生まれ、1025年頃に没したもの
と推察されています。
『枕草子』は、日本における随筆文学の創始という点で
画期的な随筆集です。繊細な目が随所に光っていますが、
ここに掲げる言葉も、そのうちの一つです。
=================================
7月から咲いている花「犬蓼 (いぬたで)」
開花時期は、 7/15 ~ 10/25頃。
・辛味がなく食べられない蓼、
の意味。
「犬」がつくものには
食用にならない、の
意味をもつものが多い。
犬胡麻(いぬごま)
犬芥子(いぬがらし)
犬薺(いぬなずな)
犬稗(いぬひえ)
犬蕨(いぬわらび)、など。
・ことわざ「蓼食う虫も好きずき」
・別名
「赤まんま」(赤飯)。
まさにそのとおり。
つぶつぶの花です。
・「わが屋戸の
穂蓼(ほたで)
古幹(ふるから)
摘み生(おほ)し
実になるまでに
君をし待たむ」
万葉集 作者不詳
(季節の花300より)
「憎きもの、急ぐことある折に、
長言(ながごと)するまらうど」清少納言
憎いのは、急用のあるときなどに、いつまでも長話をして
帰ろうとしない客である、の意味です。
「長言」は長話、「まらうど」は、稀人(まれびと)が転
じた言葉で、客のことです。
『枕草紙』の第24段で、清少納言は、女性独特の目を通
した生活実感を描いています。この言葉に続いて、軽蔑し
ても良い相手なら、あとで伺うからと言って追い返すこと
もできるが、そうも出来ない人の長話は憎らしい、と述べ
ています。
清少納言は平安中期の随筆家で、生没の年月ははっきりし
ませんが、996年頃生まれ、1025年頃に没したもの
と推察されています。
『枕草子』は、日本における随筆文学の創始という点で
画期的な随筆集です。繊細な目が随所に光っていますが、
ここに掲げる言葉も、そのうちの一つです。
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7月から咲いている花「犬蓼 (いぬたで)」
開花時期は、 7/15 ~ 10/25頃。
・辛味がなく食べられない蓼、
の意味。
「犬」がつくものには
食用にならない、の
意味をもつものが多い。
犬胡麻(いぬごま)
犬芥子(いぬがらし)
犬薺(いぬなずな)
犬稗(いぬひえ)
犬蕨(いぬわらび)、など。
・ことわざ「蓼食う虫も好きずき」
・別名
「赤まんま」(赤飯)。
まさにそのとおり。
つぶつぶの花です。
・「わが屋戸の
穂蓼(ほたで)
古幹(ふるから)
摘み生(おほ)し
実になるまでに
君をし待たむ」
万葉集 作者不詳
(季節の花300より)