鳴り響け太鼓、打ち続け太鼓軍団――
30回目となった今年の成田太鼓祭りは、
4月14日(土曜日)・15日(日曜日)、
成田山新勝寺本堂前と表参道一帯を舞台に、
2日間にわたって開催されましたが、
残念なことに雨混じりの悪天候で、
主なメーンイベントが中止になってしまいました。
たにしの爺、14日の土曜日、朝から曇り模様で、
躊躇していましたが10時、車で出かけました。
自宅から順調に走れば新勝寺まで約1時間20分で行けます。
正午前に着きましたが大本堂前で行われる、
オープニングセレモニーを兼ねた「千願華太鼓」は、
終わっていて、太鼓の片づけが始まっていました。
情報によりますと、
今回は成田山開基1080年御開帳を記念して、
1080人の打ち手による千願華太鼓が行われTという。
総門前からJR成田駅までの参道を歩くと、
12か所のステージが設けられ、参加の太鼓団体が、
圧倒的な迫力の太鼓パフォーマンスが演出されていました。
どのステージも人垣でなかなか。前の席に出られません。
うすら寒い空気の中、太鼓を打ち鳴らすドラマーたちは、
身体中紅潮させ、筋肉が躍動します。
響き渡る太鼓の轟音に応えて、ウナギの「川豊」西口店で、
少し前に食した「うな重」が、腹の中で激しく消化されて、
身体に溶け込んでゆくようでした。
3時過ぎになると風に混じって雨粒が顔に当たるようになりました。
参道は正月の初詣と同じような大勢の人出でしたが、
雰囲気が活気に満ちていました。
ステージから響き渡る太鼓の音と、
若い太鼓打ちの法被姿が見られたからでしょう。
参道で見た中で目を惹いたのが、
長命泉酒造の300円で「酒粕の詰め放題」が人気でした。
それと、相変わらずの一人繁盛のウナギ屋さん、
「川豊本店」の店頭ウナギさばき風景です。
この店ばかりが、なんで人気が集中するのだろう。
大本堂前に戻ると5時から始まる、
千年夜舞台の特設ステージ作りが行われていました。
無料の立見席を確保しましたが、
雨がポツポツ強くなってきたので、
雨中のクルマでの帰路を考えると引き上げる潮時としました。
5時の開始時間前から雨脚が強くなりました。
15日の太鼓パレードをはじめ主なイベントは中止になり、
2カ所の屋内ステージだけの開催になったようです。
全国から集まった迫力の太鼓軍団にも、
今年の成田太鼓祭りは残念な打ち止めになってしまいました。