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さて、写真は前回の授業参観のテラスでのお遊戯風景。幼稚園の周囲はすべて1階部分は店舗、2階以上は住宅用マンションで埋め尽くされている。町が急速に発展し昆明市内に取り込まれた地区なので、いずれのマンションもだいたい築10年未満だとのこと。
【予想以上に多い肝炎の実態】
ある春の昼下がり、教室ごとに名簿が張り出された。何かの検査結果の発表のようだ。上の欄には「甲型肝炎」「乙型肝炎」とかかれていて、下の欄には名前とともにプラスとマイナスの記号がずらりと並んでいる。家に帰って辞書で調べてみると、A型肝炎とB型肝炎の検査結果だということがわかった。そのような医学系の個人情報が、何の躊躇もなく張り出されていたことにも驚いたが、なによりもクラスの半数以上の人が、下手をするとどちらの型の肝炎にもかかっていることに仰天した。よく日本で見かける中国のガイドブックには「肝炎保持者が多いので気をつけましょう。」と書かれているが、本当に身に迫る危険なのだということを実感せずにはいられない。
検査でプラスと出た人は翌日から、保健室の先生から朝、門のところで薬をスポイルで飲まされていた。肝炎の治療薬らしい。A型肝炎は経口感染だというのに、スポイトを回し使いしているのにも驚いた。
【予防接種が頼みの綱】
ちなみにA型肝炎は生水や生もので感染するもので、まれに劇症化するらしいが、ほとんどの場合、何もないか、高熱が出る程度で治癒するらしい。一度、かかると免疫ができて二度と罹患することはないという。日本ではこの抗体を持っている人は、今や、衛生状態の悪い時代を生き抜いた高齢者だけとなっているそうだ。一方、B型肝炎は深刻で、母子感染のケースが高く、幼児期に無症状でも大人になってから肝臓をむしばまれるケースがある。また感染経路は血液感染などとなる(「家庭の医学」より)。
我が家は渡航前に考え得る限りの予防接種を受けてきたので、うつる心配はまずない、大丈夫、普通の生活では感染しない、と心をなだめつつも、子供には「箸の交換とかしちゃダメだよ」と、つい過剰な反応をしてしまうのであった。とはいえ、遊び盛りの子供にいっても無駄なのだけれど。
せいぜい予防接種の効力に期待するか、幼稚園での生活はいいところ、だ液感染、つまりA型肝炎なので、感染後に薬を飲めば大丈夫、腹をくくるしかなかった。
その後、感染結果表は1ヶ月も貼られ続けていた。
さて、写真は前回の授業参観のテラスでのお遊戯風景。幼稚園の周囲はすべて1階部分は店舗、2階以上は住宅用マンションで埋め尽くされている。町が急速に発展し昆明市内に取り込まれた地区なので、いずれのマンションもだいたい築10年未満だとのこと。
【予想以上に多い肝炎の実態】
ある春の昼下がり、教室ごとに名簿が張り出された。何かの検査結果の発表のようだ。上の欄には「甲型肝炎」「乙型肝炎」とかかれていて、下の欄には名前とともにプラスとマイナスの記号がずらりと並んでいる。家に帰って辞書で調べてみると、A型肝炎とB型肝炎の検査結果だということがわかった。そのような医学系の個人情報が、何の躊躇もなく張り出されていたことにも驚いたが、なによりもクラスの半数以上の人が、下手をするとどちらの型の肝炎にもかかっていることに仰天した。よく日本で見かける中国のガイドブックには「肝炎保持者が多いので気をつけましょう。」と書かれているが、本当に身に迫る危険なのだということを実感せずにはいられない。
検査でプラスと出た人は翌日から、保健室の先生から朝、門のところで薬をスポイルで飲まされていた。肝炎の治療薬らしい。A型肝炎は経口感染だというのに、スポイトを回し使いしているのにも驚いた。
【予防接種が頼みの綱】
ちなみにA型肝炎は生水や生もので感染するもので、まれに劇症化するらしいが、ほとんどの場合、何もないか、高熱が出る程度で治癒するらしい。一度、かかると免疫ができて二度と罹患することはないという。日本ではこの抗体を持っている人は、今や、衛生状態の悪い時代を生き抜いた高齢者だけとなっているそうだ。一方、B型肝炎は深刻で、母子感染のケースが高く、幼児期に無症状でも大人になってから肝臓をむしばまれるケースがある。また感染経路は血液感染などとなる(「家庭の医学」より)。
我が家は渡航前に考え得る限りの予防接種を受けてきたので、うつる心配はまずない、大丈夫、普通の生活では感染しない、と心をなだめつつも、子供には「箸の交換とかしちゃダメだよ」と、つい過剰な反応をしてしまうのであった。とはいえ、遊び盛りの子供にいっても無駄なのだけれど。
せいぜい予防接種の効力に期待するか、幼稚園での生活はいいところ、だ液感染、つまりA型肝炎なので、感染後に薬を飲めば大丈夫、腹をくくるしかなかった。
その後、感染結果表は1ヶ月も貼られ続けていた。