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女性救出キャンペーンも

2007-06-15 23:18:57 | Weblog
写真は、昆明の国際園芸博跡地の公園で売られている、怪しい化粧水の宣伝。たしか「丸子」というブランドだった。足マッサージの店名には日本式を売りにした「良子足底」というのもあった。日本のものはなんでも品質がよいと人気がある。
日本女性が人気があるかどうかは不明。ちなみに私はいつも「韓国人?」と聞かれていた。(本文とは関係ありません。若い女性の絵、ということで・・・)

【昆明を舞台に婦女誘拐事件も多発】
 昆明では、子供ばかりか若い女性も誘拐のターゲットになっている。目的は、前にも書いたように嫁の来てのない農村男性へ売りつけるためだが、なぜ雲南の女性が狙われるのかというと
「気だてがやさしく、顔立ちもよく働き者だから」
とは誘拐団の証言。

 私も昆明で暮らすなかで、ここの女性はよその地域の中国女性より、自己主張が控えめではにかみ屋、ベンチに座る時もハンカチでパッとはたいてから座る、といった中国では新鮮な光景が見られることに驚いていたが、その気性が誘拐を呼び込むとは夢にも思わなかった。

 悲惨なことに女性は売られた家では、まずは次世代をつくるための道具として扱われる。妊娠するまでは、逃げださないように家族や地域ぐるみで監視。
 妊娠してお腹が目立つようになると「これで逃げ出さないだろう」と安心してようやく監視を緩める。そのすきに誘拐婦女は逃亡して救出されることが多いのだが、その結末は児童誘拐事件より重苦しいものとなっている。

 まず被害者の多くは、農村から昆明に出稼ぎにきた女性だ。彼女たちは貧しい。そのため、せっかく救出されても、お腹の子をどうにかする資金的余裕がない。

 その後、村に帰っても、村人の目もあるし、その後の生活も、結婚も不利とならざるをえない。かくして先の見えない不安に情緒不安定となってしまうのだ。

 また捜査しても被害女性が、誘拐されたことを認めないこともあれば、逆に警察側としても合意の上での結婚だったのが、いやになり逃げ出したのでは、という疑念をはらすだけの証拠が見つかりにくい。したがって児童誘拐事件のようには全容解明が難しく、またメンタル面でも複雑になってしまう。
コメント (2)
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