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閑話休題・中国での「部屋の借り方」

2007-12-14 23:57:29 | Weblog
写真は昆明より300キロ南東にある古くからこのあたりの行政の中心地として栄える広南の市場の光景。おばさんは近くの農村からこの元気な鶏一羽を売るためにやってきた。この一羽が売れたら買い物して帰るよ、とうれしそう。おそらくミャオ族の方。胸当てにある手縫いの刺繍が美しい。

【内装や家具まで貸し手の責任】
前回がちょっと重たい話になってしまったので、またもや閑話休題。

 今回は中国へみなさんが引っ越す場合の参考になれば、と中国での賃貸事情をお話しましょう。

 まず留学の場合は、大学の寮に住むのが一般的です。というか、寮の貸し出しも大学側の立派なビジネスなので無視できないのです。ビジネスマンの滞在も相手先があってのことなので、現地係員に頼んで適当な物件を探してもらうことになるでしょう。それ以外の場合は、中国で家を借りる場合、不動産屋にいくか、人づてに住居を頼むかのどちらかということになります。○㎡、○LDKといったように、家の広さや間取りの表し方はほぼ日本と同じです。

 違うのは中国の賃貸方式は欧米式で、家具やカーテン、内装など新たに借り手があらわれた際には貸し手側が責任を持ってそろえることが多いことです。

 以前、中国不動産投資をしたい方の仲介をする日本の会社に勤めていたことがありました。賃貸用マンションを購入する場合、いくらのお金を出して、いくらで貸し出すと何年後に投資が回収できるかを計算するのですが、日本人の場合は、そこに借り手がついた場合の改装費用を計算に入れなかったために、当初の予定とは違ってしまう、ということがままありました。 (つづく)
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