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閑話休題・これなーに?②

2009-07-12 17:29:43 | Weblog
写真は日本の連結送水管。(高層建築の消防活動時に消防車のホースをつないで高層階を消火するための連結部のこと)前回の昆明のものと比べると、ごく普通の何かの「口」という気がします。

【コワい高層建築】
 前回の不思議写真を掲載するために中国での連結送水管の設置法を調べようと思ったら、恐ろしい現実に気づいてしまった。なんと、日本や台湾をはじめ世界各国で高層建築には「連結送水管」の設置義務があるのだが、中国では、まだ努力義務でしかない、という恐ろしい現実である。

 つまり中国では、急ピッチで膨大な数の高層建築物が建てられ続けている現在においてなお、連結送水管に限らず消防のための設備を施していないものが、けっこうある、ということなのだ。

 中国でもこの問題を深刻に考える人はいて、上海の22階建てのビルを調べても、なんの消火設備もない、といった報告がゾロゾロ。また、たとえあったとしても、今度は接合器そのものが問題だらけ、ということがあるようだ。以下に新聞で見かけた記事を箇条書きしよう。

 ①接合器の口に消防車のホースが付けられていなかった。
 ②ホースを無事、装着しても、加圧したら水道管が破裂して水浸しになってしまった(水道管破裂によって死者の出た消火活動まであるらしい)。

 最近、上海にある13階建てのマンションが一日かけてゆっくりと傾いていき、最後にはパタリと横に倒れてしまった、という投稿を見つけた。冗談ではなく、本当の話。証拠写真を見れば納得だろう。
(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0627&f=national_0627_029.shtml)

 ビルが1棟、根こそぎ倒れたという大事件だというのに、死者は内装工事関係者1人。ガラス一枚すらも割れなかったという不思議なゆっくりとした倒れざまだったらしい。おそろしいことにその横にすでに第2の倒れビルとなるべく、ピサの斜塔のように傾いたビルがあったこと。このような状態ではとても消防法にまで考えは及ばない建物も多いに違いない。

中国に行くときはあまり高層階のホテルに泊まらない方が賢明だな、と今回、深く思ったのでした。



なごみのページにするつもりが、とんでもない方向にいってしまいました。

コメント (2)
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