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気になる南米の野菜達⑤

2018-05-03 10:54:32 | Weblog
写真はメキシコシティの旧市街。スペイン統治時代の中世的な建物が続いていて、まるでタイムスリップしたよう。
道一本入ると、治安の悪い地区もあるので細心の注意が必要だが、近年大富豪が買い取って、整備し、若い志のある人らに賃貸するといった工夫を推し進めた結果、一部地域の治安は劇的に改善された。あくまで治安は政治ではなく、一部、富豪の手にかかっているところが、日本の地方都市のようでもあり、悩ましい。


【いろいろなトウガラシ①】
私がさっとメキシコの市場で見たものだけをご紹介しましょう。


① チレ・パシージャ:黒くて大きい。長さ実の部分だけで16センチくらい。上の枝を入れると21センチくらい。チレ・チラカの乾燥品。磯の香りと干し藁を絶妙にブレンドしたような、高雅だけど、どこか懐かしい香り。昆布のような旨みが出る。あまり辛くない。


② チレ・チポトレ:薄茶色で油紙をくしゃくしゃにしたような形。長さ11センチくらい。チレ・ハラペーニョの乾燥させ燻製にしたもの。他のものにたとえることが難しいが、いつまでも嗅いでいたいような高貴な香り。旨みをともなった舌に融け込むような辛みもしっかりある。鼻が通り、血流までよくなるような気がする。


③ チレ・アンチョ:黒みがかった赤色。長さ5センチくらい。熟したチレ・ポプラーノを天日干ししたもの。果実のような、トマトを乾燥させた甘みを残したような味わいで辛みはあるもののマイルド。ふわっと身体が暖まる。だし汁に最適、とのこと。
市場の表側に置かれてないが、必要と告げると、奥から出てきた。
(つづく)

※森山光司著『メキシコ料理大全』(誠文堂新光社、2015年)を参考に、私の感想や実測値を加えました。

※日本は新緑の美しい季節になりました。ただ、気候の変わり目、思いがけず疲れがたまっていることもあるでしょう。休めるときは、びっくりするぐらいお休みになってみると、いいことがあるかもしれません。だまされたと思って是非!
コメント
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