とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

参院予算委員会に3閣僚が欠席

2010-03-04 21:20:31 | 政治
昨日の参院予算委員会では、平成22年度予算案を初めて審議する場でありながら、3人もの閣僚が遅刻するという過去に例のないハプニングがあって国会の開会が遅れたという。8時50分からの開会時間に対して前原誠司国土交通相が1分、原口一博総務相が4分、仙谷由人国家戦略担当相は6分遅れたそうだ。異例の遅刻は気の緩みととらえられ、野党は「参院軽視だ」と強く反発したという。

このニュースを聞いて、国会議員たるものが大事な国会審議を遅刻するなんて、確かに情けないし、気の緩みが出ているのかなという印象は受けた。ただ、野党側の舛添議員が大きな声を上げ叱責している様子も何か異様な感じがした。国会中継をたまに見たりすると、居眠りしていたり、余分なおしゃべりしていたり、あるいは空席のままほとんど欠席している議員が多い。それが、数分遅れただけで大げさに激高する様子も何か変だ。与党も野党も些細なことに議論を交わし、まともな審議をしてないのじゃないかという気がする。会議には10分前くらいには集合するのが大人の常識であり、それができない者は非難されても仕方がない。だが、それも程度によりきりで10分以内くらいであれば、しょうがないなくらいの大人の寛容さもあってもいいのではないかと思う。枝葉末節にこだわるよりも大事なことを迅速に進めて欲しいというのが私の本音だ。こんな状況では、民主党も自民党も中身は似たようなものだ。政権交代によって新しい流れを期待していた有権者の思いは満たされていない。

何はともあれ、最近の日本人は、こんなことを大問題としてとらえヒステリー状態になってはいないか。この間のオリンピックのスノーボードの国母選手の服装問題でも大騒ぎになっていたが、何も開会式を欠席させるほどのことではないような気がした。回りの人間がしっかり注意すれば済んだことである。マスコミもこんな些細なことを面白おかしく報道するから大げさになってしまうようだ。もっと大事なことがあるはずなのに焦点がボケてしまっているのが心配である。