とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

三方分山を歩く

2010-03-13 22:48:53 | 山登り
先週雨で中止した山梨の三方分山(1422m)を、延期して今日歩いてきた。三方分山は頂上から三方へ張り出す角度がきれいな三等分で「三等分山」でもあるが、本当は旧三村境の山であることから付けられた名前である。現在は、頂上で甲府市、身延町、富士河口湖町に分かれている。富士五湖の一つ、精進湖の北側にある山である。

今回も、天気予報では数日前まで曇りであまりいい予報ではなかったが、昨日辺りから晴れの予報に変わっていた。浜松から富士ICを降りたころは、きれいな富士山がしっかり見えていた。その後、山梨県側に入ると山頂部付近に雲がかかり、完全な形で富士山が見えなくなっていた。それでも、晴れたり曇ったりとまずまずの天気だった。

精進湖の無料駐車場に車を置いて登山口まで向かう。数日前に大雪が降ったせいで登山口から既に積雪がある。しばらく歩いて上りがきつくなったところで、早速アイゼンを装着して登ることになった。辺りは完全に雪山の状態であったが、思ったより気温が高く風もそれほどなくウキウキの雪山歩きとなった。


三方分山までは2時間弱で到着し、少し早い昼食とした。山頂から富士山の方向は木が切り払われ展望がいいのだが、肝心の富士山には雲がかかり今一つの展望だった。その後、精進山、精進峠、根子峠の尾根道を上下してパノラマ台についた。ここからの展望は、いままでの疲れを忘れさせてくれる程の大パノラマだ。標高1325mのパノラマ台からは真正面に富士山がそびえまさに主役である。

富士山の手前には小高い大室山があり富士山が子供を抱いているような風景が見える。いわゆる子抱き富士である。

また、左側には精進湖、西湖、河口湖等も見える。

そして左側には本栖湖が見えなんとも贅沢な景色だ。

そして、一番気に入ったのは富士山の裾野に広がる青木が原樹海の大きさだ。青木が原樹海が広いという事は知っていたが、パノラマ台から見るとその広さが実感できる。まさに絶景である。

この景色は意外と知られていないのではないだろうか。天気がよければ一日中景色を眺めていたいような場所だった。ただ、今日は肝心の富士山の上部の雲がなかなか取れなかったのが心残りだった。

パノラマ台からの景色を充分堪能し、雪道を下る。

根子峠から駐車場まで一気に下山だ。気温が上昇し、雪が溶けてぬかるみ状態となった道を歩き無事駐車場に到着。今回は男3人だけの登山だったが、春先のぽかぽか陽気の中で楽しい雪山歩きが出来た。