昨日は、強風で山行を中止したが、今日は風も収まり天気もいいということで山に行ってきた。今回は、いつも山に一緒に行くKちゃんとその友達の山仲間たちとの山行となった。初対面なのはYさん、Kさん、ルッチさんの3人である。私を入れて5名で愛知県の寧比曽岳・筈ヶ岳の往復登山の計画だ。いつもは、運転手で行くのだが、今回はYさんの運転に任せ、後席で楽々山行である。
朝6時半に浜松を出発し、ほぼ2時間半で登山口の大多賀峠に到着する。天気はいいのだが、気温は氷点下近い気温だった。やはりこの辺りはまだまだ寒い。浜松の温暖な天気になれているメンバーには、寒さが身に染む。それでも風がないので、ヤッケを脱ぎ捨て春山気分で登山口の階段を上りだした。
このコースは、東海自然歩道のコースになっているらしく、案内はしっかり出ており登山者も何人か先行して登っている様子だった。10分ほど歩くと亀の甲岩に到着する。この岩は、割れ目が亀の甲羅のように見えることからこの名前がついている。
あたかも2匹の亀が遊んでいるかのように見える。その後も緩やかな尾根道を進んでいくと、ところどころ凍っているところがあり、防火用水の水が凍って1cmほどの厚みになっていたのは驚いた。
やはり気温は低いことがわかる。霜柱も見事にむっくり起き上がっている。
やがて、登山道に白い物が見え始め、雪だと気がつく。
しかも、前方を見ると、なにやら白い物が降っているのが見えてきた。だんだん大きい塊となって顔にぶつかってきた。何と時雨のような雪の粒が舞い落ちていたのだ。空を見上げると青空で、雪雲らしき物は見えない。何とも不思議な天気だと狐に化かされたような気がしていたが、よーくみると頭上の大きな木の枝にくっついていた雪の塊が、風で吹き飛ばされてきていたのだった。
そうこうしている内に、1時間ほどで寧比曽岳(1120m)山頂に着く。
山頂の展望は素晴らしく北方面には御岳山、大きい山容の恵那山、中央アルプスが展望できる。
そして、東側に眼を転じると南アルプスの山並みが手にとるように見える。
そして、東屋から少し下がった場所からは、なんと富士山の頭が僅かに覗いているのが見えた。
たまたま近くにいた登山者が教えてくれたのでわかったが、まさかこんなところでも富士山が見えるとは思っても見なかった。まさしく富士山の形をしており、嬉しくなった。
寧比曽岳でしばらく山岳同定をして休んだ後、少し先に見える筈ヶ岳に向かった。
標高差200mほどをぐんぐん下ったあと、きれいに刈り取られた防火帯の登山道を上がると
筈ヶ岳(985m)の山頂である。
ここでは、防火帯の合間から僅かに眺望があるが寧比曽岳程よくは見えない。簡単に食事をして、再び同じ道をたどり駐車場に戻った。
普通ならこれで帰路に着くところだが、もう一箇所寄るということで今回のコースを企画したKさんの一番の目的らしい香嵐渓に向かった。
香嵐渓は紅葉の名所で名高い観光地だが、この時期はカタクリの花が見頃なのだ。香嵐渓の飯盛山の北西斜面に群生地があり、約0.5haにわたって可憐な花を咲かせている。もともと自生していたものを保護して現在の規模にまで育てたもので、今では秋の紅葉と並ぶ香嵐渓の名所となっているという。観光客は、カタクリが目当てでたくさん来ていた。我々も、観光客に混じって山登りの格好でカタクリ園を散策した。なかなかこれだけの規模のカタクリを見ることはできない。見事なカタクリの群落に写真を撮りまくった。
カメラを向けている人たちを撮るのも面白かった。
カタクリ以外でも、珍しい花があった。この花の名前がわかるだろうか?
一見、ブラシのような花が見えるところから、ルッチさん曰く、これは「歯間ブラシ」にちがいないという命名には大いに笑えた。後で、名前を確認したところ本当は「ヒトリシズカ」という花だった。花が咲く姿を静御前が舞う姿に喩えたためというのが名前の由来であるそうだ。だが、「歯間ブラシ」という命名が頭にこびりつき、今後も「ヒトリシズカ」を見ても「歯間ブラシ」という名前が頭に浮かびそうなのが心配だ。
カタクリ園の途中から、山頂に向かう道があり、山やらしく山頂まで行くことにした。この山は飯盛山といい254mの標高がある。結局今日3番目の山になった。意外と急な山道を登り、山頂に着くと枝垂れサクラと
反対の山に足助城が見えた。
ここではお湯を沸かし、コーヒーやらカップラーメンなどを食べる。やっぱり山に来ると、食べてばかりいるようだ。その後、下山して無事帰ってきた。
今回は、冬山、沢歩き、ロッククライミングもやるというKさん、Yさんの山にどっぷり浸かっている二人と、北アルプスを一人でトレイルランしたり八ヶ岳ウルトラもサブ10を楽々走破したという超ウルトラランナーのルッチさんとも知り合うことが出来、楽しい登山となった。
朝6時半に浜松を出発し、ほぼ2時間半で登山口の大多賀峠に到着する。天気はいいのだが、気温は氷点下近い気温だった。やはりこの辺りはまだまだ寒い。浜松の温暖な天気になれているメンバーには、寒さが身に染む。それでも風がないので、ヤッケを脱ぎ捨て春山気分で登山口の階段を上りだした。
このコースは、東海自然歩道のコースになっているらしく、案内はしっかり出ており登山者も何人か先行して登っている様子だった。10分ほど歩くと亀の甲岩に到着する。この岩は、割れ目が亀の甲羅のように見えることからこの名前がついている。
あたかも2匹の亀が遊んでいるかのように見える。その後も緩やかな尾根道を進んでいくと、ところどころ凍っているところがあり、防火用水の水が凍って1cmほどの厚みになっていたのは驚いた。
やはり気温は低いことがわかる。霜柱も見事にむっくり起き上がっている。
やがて、登山道に白い物が見え始め、雪だと気がつく。
しかも、前方を見ると、なにやら白い物が降っているのが見えてきた。だんだん大きい塊となって顔にぶつかってきた。何と時雨のような雪の粒が舞い落ちていたのだ。空を見上げると青空で、雪雲らしき物は見えない。何とも不思議な天気だと狐に化かされたような気がしていたが、よーくみると頭上の大きな木の枝にくっついていた雪の塊が、風で吹き飛ばされてきていたのだった。
そうこうしている内に、1時間ほどで寧比曽岳(1120m)山頂に着く。
山頂の展望は素晴らしく北方面には御岳山、大きい山容の恵那山、中央アルプスが展望できる。
そして、東側に眼を転じると南アルプスの山並みが手にとるように見える。
そして、東屋から少し下がった場所からは、なんと富士山の頭が僅かに覗いているのが見えた。
たまたま近くにいた登山者が教えてくれたのでわかったが、まさかこんなところでも富士山が見えるとは思っても見なかった。まさしく富士山の形をしており、嬉しくなった。
寧比曽岳でしばらく山岳同定をして休んだ後、少し先に見える筈ヶ岳に向かった。
標高差200mほどをぐんぐん下ったあと、きれいに刈り取られた防火帯の登山道を上がると
筈ヶ岳(985m)の山頂である。
ここでは、防火帯の合間から僅かに眺望があるが寧比曽岳程よくは見えない。簡単に食事をして、再び同じ道をたどり駐車場に戻った。
普通ならこれで帰路に着くところだが、もう一箇所寄るということで今回のコースを企画したKさんの一番の目的らしい香嵐渓に向かった。
香嵐渓は紅葉の名所で名高い観光地だが、この時期はカタクリの花が見頃なのだ。香嵐渓の飯盛山の北西斜面に群生地があり、約0.5haにわたって可憐な花を咲かせている。もともと自生していたものを保護して現在の規模にまで育てたもので、今では秋の紅葉と並ぶ香嵐渓の名所となっているという。観光客は、カタクリが目当てでたくさん来ていた。我々も、観光客に混じって山登りの格好でカタクリ園を散策した。なかなかこれだけの規模のカタクリを見ることはできない。見事なカタクリの群落に写真を撮りまくった。
カメラを向けている人たちを撮るのも面白かった。
カタクリ以外でも、珍しい花があった。この花の名前がわかるだろうか?
一見、ブラシのような花が見えるところから、ルッチさん曰く、これは「歯間ブラシ」にちがいないという命名には大いに笑えた。後で、名前を確認したところ本当は「ヒトリシズカ」という花だった。花が咲く姿を静御前が舞う姿に喩えたためというのが名前の由来であるそうだ。だが、「歯間ブラシ」という命名が頭にこびりつき、今後も「ヒトリシズカ」を見ても「歯間ブラシ」という名前が頭に浮かびそうなのが心配だ。
カタクリ園の途中から、山頂に向かう道があり、山やらしく山頂まで行くことにした。この山は飯盛山といい254mの標高がある。結局今日3番目の山になった。意外と急な山道を登り、山頂に着くと枝垂れサクラと
反対の山に足助城が見えた。
ここではお湯を沸かし、コーヒーやらカップラーメンなどを食べる。やっぱり山に来ると、食べてばかりいるようだ。その後、下山して無事帰ってきた。
今回は、冬山、沢歩き、ロッククライミングもやるというKさん、Yさんの山にどっぷり浸かっている二人と、北アルプスを一人でトレイルランしたり八ヶ岳ウルトラもサブ10を楽々走破したという超ウルトラランナーのルッチさんとも知り合うことが出来、楽しい登山となった。