接阻峡の民宿に宿泊して朝4時半に起床する。この日は、雨の天気予報が出ていたので気になっていたが、幸い曇り空で雨はまだ大丈夫だった。5時の朝食を済ませ、身支度を整えると民宿の外に出た。山間地だけに、朝は冷え込んでいるので防寒用に雨合羽を着ていくことにした。玄関前で集合写真を撮って6時にスタートする。
スタート直後は、まだ薄暗くヘッドライトが必要だったが、しばらく走るうちに空が白みはじめていた。
最初のCP(チェックポイント)の長島ダム堰堤に到着する。ここは、5.4キロ地点になる。
暗いトンネルを抜け、大井川の東岸を走る。山々が色づき始めていた。
島田方面と寸又峡方面への分岐にでると、寸又峡方面に向かう。ここから約10キロ走り寸又峡に着くと折り返して元の分岐に戻る。長いアップダウンが続き、厳しい折り返しである。しばらく登っていくと、見晴らしがいい場所から先ほど大井川を渡った橋が見えた。
素晴らしい景色が見えるので、みんなカメラを取り出したくなる場所だ。
高度が増すに従って、モミジも赤く色づいている。
峠を越えると一気に下っていく。トンネルを抜けると寸又峡橋があり、欄干には、鹿の像が飾られていた。
寸又峡ヘリポートの広場周辺は、人工的に植えられたモミジ並木でまさに紅葉真っ盛りであった。
寸又峡温泉街を抜け、寸又峡プロムナードに入る。ここは車両進入禁止の散策道である。プロムナードの天子トンネルを抜けると眼下に大間ダムのチンダル湖が見えてきた。深みがあるブルーの湖面はまるで絵葉書どおりの景色だ。
急な下り阪を降りていくと、寸又峡のシンボル「夢の吊り橋」がある。このマラニックでは3つの吊り橋を渡るのが正規のコースであり、最初の難関である。しかし、高所恐怖症の人に相当怖い吊り橋である。ほとんどの人は渡っていったが、どうしても渡れない人は迂回コースでもOKだ。
無事「夢の吊り橋」を渡り終え、飛龍橋経由で戻ると眼下に「夢の吊り橋」が見えた。後続のランナーたちが恐々渡っていたようだ。
温泉街の茶屋で、軽くビールと芋を揚げたものやワラビ餅を食べる。お腹が膨らんだところで再び分岐点までの10キロを折り返す。これが、なかなか長くてイヤになるが、なんとか分岐に出たところで私設エイドが設営されていたのがありがたかった。
エイドを出て、脇道に入ると奥泉の駅があり、この駅前のトイレが面白い。この辺りで、縄文時代を中心とする下開戸遺跡(したのかいといせき)が発掘されたことに因んだ竪穴式住居型の公衆トイレが設置されているのだ。
また、トイレの前のロータリーには、縄文人の家族の像がある。
桑野山トンネルを抜けると川根両国駅前にある両国吊橋を渡る。これが2番目の吊り橋だが、足元が板でしっかり囲われているのでそれほど怖くない。
茶畑の間を抜ける。
4番目のCPである千頭駅に到着する。ここで35.8キロとなり半分以上過ぎた。
千頭駅構内でSL機関車が煙を吐いて待機していた。
ループ橋を越えると茶畑の中に菊が群生していたので、思わず写真を撮る。
CP6の大泉院に到着する。ここで42キロくらいだ。大泉院を過ぎて直ぐに雨がポツリポツリと降り出し、カッパを上下とも着る。
CP7(46.4キロ)の田野口駅に到着する。ここでも私設エイドが開設されたので、少し休憩する。
しばらくすると、汽笛の音が聞こえたので慌てて線路の方に向かう。ちょうどSL列車が通過するところだった。いつもこの駅に到着する時間帯ではSL列車に遭遇する。
下泉駅を出発する大井川鉄道の電車も見かける。数人のカメラマンが、鉄橋を通過する瞬間を撮影しようと待ち構えていた。
塩郷ダムの堰堤を通過し、大井川西岸に移動する。
西岸を走っていると、ちょうど東岸の線路をSL列車が通過するところだった。この日は何度もSL列車を見かけたものだ。
三つ目の吊り橋「塩郷の吊橋」の入口に着いた。
「塩郷の吊橋」は三つの吊橋の中で最も長く、スリルがある。下には大井川の流れと、車道や民家まで見える。渡り終えると、ホッとした気分になるのは何故だろう。
残り6キロほどをひたすら走り、ゴールの川根温泉に到着する。時計を見ると15時25分くらいだ。もうほとんどの人がゴールしていたようだが、いつものペースどおりゴールできたので自分としては満足だった。
あとは、温泉に入り食事をして帰宅する。雨には降られたが、紅葉が素晴らしくSLもたくさん見ることができ楽しい2日間だった。
スタート直後は、まだ薄暗くヘッドライトが必要だったが、しばらく走るうちに空が白みはじめていた。
最初のCP(チェックポイント)の長島ダム堰堤に到着する。ここは、5.4キロ地点になる。
暗いトンネルを抜け、大井川の東岸を走る。山々が色づき始めていた。
島田方面と寸又峡方面への分岐にでると、寸又峡方面に向かう。ここから約10キロ走り寸又峡に着くと折り返して元の分岐に戻る。長いアップダウンが続き、厳しい折り返しである。しばらく登っていくと、見晴らしがいい場所から先ほど大井川を渡った橋が見えた。
素晴らしい景色が見えるので、みんなカメラを取り出したくなる場所だ。
高度が増すに従って、モミジも赤く色づいている。
峠を越えると一気に下っていく。トンネルを抜けると寸又峡橋があり、欄干には、鹿の像が飾られていた。
寸又峡ヘリポートの広場周辺は、人工的に植えられたモミジ並木でまさに紅葉真っ盛りであった。
寸又峡温泉街を抜け、寸又峡プロムナードに入る。ここは車両進入禁止の散策道である。プロムナードの天子トンネルを抜けると眼下に大間ダムのチンダル湖が見えてきた。深みがあるブルーの湖面はまるで絵葉書どおりの景色だ。
急な下り阪を降りていくと、寸又峡のシンボル「夢の吊り橋」がある。このマラニックでは3つの吊り橋を渡るのが正規のコースであり、最初の難関である。しかし、高所恐怖症の人に相当怖い吊り橋である。ほとんどの人は渡っていったが、どうしても渡れない人は迂回コースでもOKだ。
無事「夢の吊り橋」を渡り終え、飛龍橋経由で戻ると眼下に「夢の吊り橋」が見えた。後続のランナーたちが恐々渡っていたようだ。
温泉街の茶屋で、軽くビールと芋を揚げたものやワラビ餅を食べる。お腹が膨らんだところで再び分岐点までの10キロを折り返す。これが、なかなか長くてイヤになるが、なんとか分岐に出たところで私設エイドが設営されていたのがありがたかった。
エイドを出て、脇道に入ると奥泉の駅があり、この駅前のトイレが面白い。この辺りで、縄文時代を中心とする下開戸遺跡(したのかいといせき)が発掘されたことに因んだ竪穴式住居型の公衆トイレが設置されているのだ。
また、トイレの前のロータリーには、縄文人の家族の像がある。
桑野山トンネルを抜けると川根両国駅前にある両国吊橋を渡る。これが2番目の吊り橋だが、足元が板でしっかり囲われているのでそれほど怖くない。
茶畑の間を抜ける。
4番目のCPである千頭駅に到着する。ここで35.8キロとなり半分以上過ぎた。
千頭駅構内でSL機関車が煙を吐いて待機していた。
ループ橋を越えると茶畑の中に菊が群生していたので、思わず写真を撮る。
CP6の大泉院に到着する。ここで42キロくらいだ。大泉院を過ぎて直ぐに雨がポツリポツリと降り出し、カッパを上下とも着る。
CP7(46.4キロ)の田野口駅に到着する。ここでも私設エイドが開設されたので、少し休憩する。
しばらくすると、汽笛の音が聞こえたので慌てて線路の方に向かう。ちょうどSL列車が通過するところだった。いつもこの駅に到着する時間帯ではSL列車に遭遇する。
下泉駅を出発する大井川鉄道の電車も見かける。数人のカメラマンが、鉄橋を通過する瞬間を撮影しようと待ち構えていた。
塩郷ダムの堰堤を通過し、大井川西岸に移動する。
西岸を走っていると、ちょうど東岸の線路をSL列車が通過するところだった。この日は何度もSL列車を見かけたものだ。
三つ目の吊り橋「塩郷の吊橋」の入口に着いた。
「塩郷の吊橋」は三つの吊橋の中で最も長く、スリルがある。下には大井川の流れと、車道や民家まで見える。渡り終えると、ホッとした気分になるのは何故だろう。
残り6キロほどをひたすら走り、ゴールの川根温泉に到着する。時計を見ると15時25分くらいだ。もうほとんどの人がゴールしていたようだが、いつものペースどおりゴールできたので自分としては満足だった。
あとは、温泉に入り食事をして帰宅する。雨には降られたが、紅葉が素晴らしくSLもたくさん見ることができ楽しい2日間だった。