とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012社会人大学卒業式

2012-11-17 23:36:15 | 社会人大学
社会人大学に参加するようになって今年は4年目である。今年も4回目の卒業証書と皆勤賞をもらうことになった。
今回は、静岡市のあざれあホールが会場である。浜松教室のメンバーで雨の中、会場に向かった。


静岡教室、島田教室、浜松教室の順番で卒業証書と皆勤賞の授与が行なわれた。


今年の皆勤賞の記念品は、直木賞作家で講師として講演もされた出久根 達郎(でくね たつろう)さんの色紙だった。朝顔の絵と「朝顔 素顔 笑顔でお早う」と書かれている。


そして、卒業式の記念講演は、1986年:内閣官房首席内閣参事官(現在の内閣総務官にあたる)を勤め、昭和天皇の崩御による「大喪の礼」や今上天皇の「即位の礼」に関係する一連の行事を、官僚の事務方として指揮。その後、1995年から内閣官房副長官 を8年7ヶ月にも渡り勤めたという、歴代最長の在任記録保持者である古川貞二郎氏だった。在任中はアメリカ同時多発テロ事件直後に、内閣にイラク攻撃の米軍支援のため、日本の自衛隊艦船(イージス艦)を戦争域内に派遣するための具体的方策策定のためのプロジェクトチームを作ったり、現総理大臣官邸整備事業を取り仕切ったという霞ヶ関のトップ官僚だった人である。


講演の内容は、「皇族はどうなるのか」という話で、現在の皇室が抱える問題点を話された。つまり、現代日本社会が抱える少子高齢化という現象は皇族にも押し寄せているというわけである。現在の皇族は天皇を除くと21名だが、高齢化、晩婚化で皇族の血がいずれ途絶えてしまうかもしれないという事が危惧されている。皇室典範では、天皇になれるのは男子と定められており、皇太子殿下や秋篠宮文仁親王殿下に男子の子供がいないという事で、現在の皇室典範を改正する必要に迫られているのだがなかなか論議が進んでいないという。女性天皇あるいは女系天皇を容認するかも、いろんな意見があってまとまっていないという。権力はないが権威がある象徴としての天皇制は、世界の中でも残していきたい日本の文化でもある。ただ、日本人としては皇族の話をむやみやたらにいえないという空気もあり、結論を出すのはなかなか難しい話である。講演でも、そのあたりをどうすればいいと言う話までは言及されず問題提起で終わったような感であった。

卒業式が終わり、打ち上げパーティー会場に移動する。パーティーでは抽選会があり、私は今年もワインが当たり家へのお土産が出来た。
その後、安木節のどじょうすくいや南京玉すだれの余興等で楽しませてもらった。


最後は、カラオケで懐かしい「青春時代」や「若者たち」を歌って終了となった。ただ、みなさん自分の姉や兄の世代の人が多く、選曲も一回り世代が上かなという印象だ。もっと自分と同世代の人たちが増えるといいなと思った。