石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(8月28日)

2022-08-28 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・米連銀インフレ抑制方針堅持で原油価格反落。Brent $98.83, WTI $91.66

(中東関連ニュース)

・チュニジアで第8回TICAD開催。岸田首相、3年間で300億ドル援助約束

・エジプト首相、スエズ経済特区へ日本企業進出促す。岸田首相とオンライン会談

・エジプト、11月のCOP27会議にボストンコンサルティンググループ起用

・仏大統領、アルジェリア復縁訪問終える。両国内で賛否別れる

・トルコ財務相:米国のロシア取引トルコ企業制裁に理由なし

・リビアで敵対勢力が衝突、23人死亡。新しい戦争突入の恐れ

・駐イスラエル・トルコ大使数週間以内に任命の見通し

・イラン、ロシアと輸出投資保険、為替決済の合意目指す

・イラン、アフリカと積極的に関係強化。外相がタンザニア等3か国訪問

・サウジで永井豪の漫画グレンダイザーに脚光。日サ協力事業始る

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エネルギー価格高騰で過去最大級の利益:2022年4-6月期五大国際石油企業決算速報 (11)

2022-08-28 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイ・ライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0565OilMajor2022-2ndQtr.doc.pdf

 

III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)

(収益率二桁のChevron、変動が激しいbp!)

3.売上高利益率の推移

(図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-63.pdf 参照)

2020年7-9月期から今期(2022年4-6月期)までのIOC5社の売上高利益率の推移を見ると、2020年はコロナ禍の影響により各社とも大幅な下振れが続出した。2021年に入り各社とも業績が回復、上半期は全社の利益率がプラスとなったが、7-9月期以降は各社の収益力に格差が生じている。Chevronは過去1年間連続して二桁台の利益率を達成しており、ExxonMobil及びTotalEnergies も4期続けて利益率6%以上で健闘している。Shellの2021年以降の売上高利益率は10.2%(2021.1-3月期)→5.7%(2021.4-6月期)→▲0.7%(2021.7-9月期)→13.4%(2021.10-12月期)→8.5%(2022.1-3月期) →18.0%(2022.4-6月期)と他社に比べブレが大きいものの直近の利益率はかなり高い。これら4社に対して2021年以降のbpの売上高利益率は12.8%(2021.1-3月期)→8.3%(2021.4-6月期)→▲6.7%(2021.7-9月期)→4.5%(2021.10-12月期)→▲39.8%(2022.1-3月期) →13.3%(2022.4-6月期)であり、変動が激しくまた他社に比べて見劣りする。

 

(続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

 

 

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