(世界ランクシリーズ その5 2024年版)
(北欧諸国がトップ独占、前年より少しアップした日本!)
2.2024年の男女格差指数世界ランク
(表http://rank.maeda1.jp/5-T01.pdf 参照)
2024年の世界男女格差ランクのトップ(即ち男女の格差が最も少ない国)は昨年に引き続きアイスランドである。同国の格差指数は0.935で昨年の0.912より向上している。これに続く2、3位はフィンランドとノルウェーが同スコア0.875で並んでいる。ニュージーランドが4位(同0.835)、5位はスウェーデン(同0.816)がランクされている。上位5か国の顔触れは変わらず、うち4カ国は北欧諸国である。
日本を含む主要な国々の世界ランクを見ると、英国は14位(スコア0.789)、米国は43位(同0.747)である。一方アジアの主要な国のランクは韓国の94位(同0.696)をはじめ中国106位(同0.684)、日本118位(同0.663)である。日中韓3か国はいずれも去年より順位を上げているが、中でも韓国は昨年の105位から94位と大幅にアップし唯一100位以内に入っている。インドは129位(同0.641)であり、日本は中国とインドの中間に位置している。
中東の主要国では、UAEの世界74位(スコア0.713)がトップであり、イスラエルが91位(同0.699)でこれに続いている。両国はいずれも前年より順位、スコア共に悪化している。特にイスラエルは順位を83位から91位に下げている。その他の中東諸国はいずれも世界ランク100位以下であり、サウジアラビア126位、トルコ127位、エジプト135位が130位前後で並んでいる。イランは146か国中のほぼ最低ランクの143位(スコア0.576)にとどまっている。世界最下位の146位はスーダン(スコア0.568)であり中東北アフリカ諸国は男女格差が極めて大きい。
(続く)
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